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診療に関しての概要です

目次

症例数   手術内訳   

脳腫瘍下垂体腫瘍  頭蓋底腫瘍)   

血管障害(くも膜下出血)  

機能外科(パーキンソン病  てんかん  正常圧水頭症(iNPH))  


症例数・治療  ・・・

病床数は成人47床、小児5〜10床で、年間の全手術件数は2004年は370例、2005年は450例で、急速に増加傾向にあります。

手術内訳(2005年度実績)  ・・・
・ 脳腫瘍 110例   (内:下垂体31例)
・ 脳血管障害 89例  
・ 頭部外傷 65例  
・ 脊椎脊髄疾患 21例  
・ てんかん外科 24例  
・ その他 87例  
(三叉神経痛、顔面痙攣、パーキンソン病に伴う振戦などへの機能的脳外科、先天奇形、感染性疾患)



下垂体腫瘍  ・・・

内視鏡単独で行う新しい経鼻的下垂体手術を導入しました。一側の鼻から直径4mmの細い内視鏡で腫瘍を摘出する手術で、体への侵襲が少なく、手術時間も約2時間と短いので、お年寄りにも比較的安全に行うことができるようになってきました。手術の後も鼻のパッキングもほとんど不要なので、以前のような苦痛がなくなり、早期離床も可能です。耳鼻咽喉科とのコラボで実現しました!

また、この手術に使う新しい器具も独自で開発しており、より安全確実な手術へ向かって日々研鑽を重ねています。

ここをクリックすると新しい器具を使用したデモビデオがご覧になれます。 English version


正常圧水頭症(iNPH)  ・・・

”手術で治る認知症”とマスコミで話題の病気です。実際は脳神経外科では従来から行われている治療法です。われわれも積極的にこの治療に取り組み、年間約15例のiNPHのシャント手術を行っています。
御相談をお受けします。


くも膜下出血  ・・・

早期手術の方針をとり、深夜でも脳血管撮影を施行し24時間手術が可能な体制に有り、重症例では術後にICUで各科専門医と共に全身管理を行い良好な結果を得ています。また、術後の最大の難関とされる脳血管攣縮に対する治療も、独特の全身管理手法で重症化することが防げるようになってきました。

メモ:脳血管攣縮とはくも膜下出血後5-14日くらいにおこってくるもので、脳の動脈が攣縮して糸のように細くなりその先の脳が梗塞を起こし、麻痺になったり、重症の意識障害ををおこす大変危険な合併症です。くも膜下出血が分解されてゆくときにできる物質がその原因と考えられていますが、決定的な対処法が未だに見つかっていません。


脳腫瘍  ・・・
放射線科と連携してMRI、脳血流シンチ、DSA、FDG-PETなど多方面からの多彩な画像診断を駆使し術前診断を行い、患者さんのQOLを第一に手術適応、手術方法を決定しています。手術は脳神経外科専門医である熟達した術者により行われます。
悪性脳腫瘍に対しては手術摘出、放射線治療と共に多剤併用の化学療法を基本としています。同時に抗癌剤の薬剤耐性を検討の上、適宜他の抗癌剤あるいはインターフェロンを用いた免疫療法に切り替え、維持療法としては外来でのインターフェロン療法を施行、QOLの延長を目的とした治療を行っています。
最近増加傾向にある転移性脳腫瘍や聴神経腫瘍などの種々の脳腫瘍、脳動静脈奇形などには放射線科治療医との協議の上で従来の外照射に加えて、県内では最初に導入されたリニアックを用いた定位放射線治療(Xナイフ)を施行しています。既に治療症例は300例を超え、治療成績も良好で有意なQOLの延長を見ています。1回照射法以外に、重要組織近傍病変では分割照射法も取り入れており、転移性脳腫瘍では6ヶ月生存率71%、1年生存率41%と良好な結果を得ています。患者さんは短期間の入院ですみ、今後癌罹患率の上昇と共に画期的な治療手段と思われます。

てんかん外科  ・・・

2004年に着任した教授:渡辺がてんかん専門医でてんかん外科を専門にしております。

(てんかんの解説ページはこちら
てんかん外科の体制が整い、年間に20件以上の手術を行っています。

てんかん外科はわが国で専門的に行っている数は少なく、20施設程度です。


小児脳神経外科領域  ・・・
小児外科病棟に専用病床を有し、成人同様、救急にも対応しています。脊椎、脊髄疾患に対しても積極的に取り組み、慎重な治療法を選択しています。

頭蓋底腫瘍  ・・・
耳鼻科、眼科、形成外科と協力して手術にあたり、治療成績をあげています。

機能的脳外科  ・・・

三叉神経痛、顔面痙攣に対して熟練した専門医が手術にあたり、治療効果をあげています。
又パーキンソン病による振戦やジスキネジアなどの不随意運動に対しては、神経内科と協力して定位的脳深部刺激電極埋め込み術を県内ではじめて施行し、多くの患者さんが症状の軽快を見ています。この手術は症例数も増えており、薬剤でのコントロールが困難なパーキンソン病に対する画期的治療法であり、今後も期待されています。

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