| スタッフと業務 | 血液浄化部門 | 体外循環部門 |
| 人工呼吸器部門 | ペースメーカー部門 | 心臓カテーテル検査治療部門 |
| 学術活動 | - | - |
| 部 長 | 安達 秀雄(心臓血管外科教授) |
| 技師長 | 中島 逸郎 |
| 副技師長 | 百瀬 直樹 |
| 主任 | 2名 |
| 技士 | 10名 |
臨床工学部は部長以下15名のスタッフで構成されており、主に生命維持装置の管理と操作を担っています。業務として血液浄化(透析)、体外循環(人工心肺と補助循環)、医療機器管理、ペースメーカー管理、心臓カテーテル検査治療に使用する装置の操作をおこなっています。また、研究や開発などの学術活動にも力を入れています。
血液浄化部門には技士4名が配属されており、透析室及び病棟の血液浄化療法を行っています。透析室は20床で、月・水・金2クール、火・木1クールで稼動しています。業務は、透析器材の準備、プライミング、穿刺、透析中の機器管理、返血などの臨床業務や血液浄化装置の点検、調整などの機器管理を行い、安全な透析医療への技術提供を行っています。さらに透析室に入室できない重症度の高い患者の皆様には病棟への出張業務を行っています。また、肝不全、免疫疾患、家族性高コレステロール血症、閉塞性動脈硬化症などに施行する血漿浄化療法や潰瘍性大腸炎、敗血症などに施行する血液吸着療法や末梢血肝細胞採取、骨髄採取も行っています。2010年の症例件数は血液透析(HD,HDF,HF)3689件、血漿浄化(PEX,PA,DFPP)224件、ろ過透析(CHDF)165件、末梢血幹細胞採取37例、骨髄採取10でした。
体外循環部門では心臓血管外科手術に用いる人工心肺の操作を主に行っています。その他、冠動脈バイパス手術での循環補助を行うミニサーキット(小型の人工心肺)、経皮的心肺補助(PCPS)、補助人工心臓(VAD)も管理しています。さいたま医療センターには5名の体外循環技術認定士、3名の人工心臓管理技術認定士がおり、体外循環と補助循環を行っています。さいたま医療センターの人工心肺は、安全な体外循環を目指し、開設当初から人工心肺操作の操作・監視・支援を行うコンピューターシステム「人工心肺支援システム」を開発し使用しているのが特徴です。また、貯血レベルや脱血圧力による送血流量の自動制御システムも開発して臨床使用しています。さいたま医療センターでは体外循環の操作や非常時の対処法などのマニュアルを作成して運用しており、このマニュアルは下記(人工心肺マニュアル11版pdf)から閲覧できます。2010年の症例数は人工心肺が372例で、このうち脳分離体外循環は48例、腹部分離送血は11例でした。補助循環ではCABGの補助手段としてミニサーキットを1例に、PCPSは23例に、補助人工心臓は3例管理しています。術中自己血回収症例は263例でした。
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人工心肺マニュアル第11版:約800KB 左記のPDFファイルのアイコンをクリックすると、PDFファイルを閲覧することができます。 |
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さいたま医療センターでは人工呼吸器をはじめシリンジポンプ、輸液ポンプなどを中央管理しています。現在人工呼吸器保有台数は46台です。呼吸療法認定士は4名居り、医師・看護師と共に呼吸管理チームの一員として安全で有効な呼吸療法を行っています。また、人工呼吸器の貸し出し前の点検や使用中の点検だけでなく、院内の除細動器やモニター類、保育器等の医療機器の点検管理を行っています。
不整脈を治療する心臓ペースメーカー部門では、植込み手術に立会い、プログラマーを操作して植込み患者の手術時のペースメーカー調整や心内心電図の測定を行っています。また、ペースメーカー外来にも参加し、植込み後の定期的なデータ管理と点検を行っています。さらに、体外式ペースメーカー点検も行なっています。臨床工学部では独自に植込み型ペースメーカーのデーターベースを構築して運用しています。昨年のペースメーカーの埋め込みは169例、外来が1,533例でした。
心臓カテーテルでの検査(心内圧測定、血管造影)や経皮的冠動脈形成治療(PCI)、経皮的カテーテル心筋焼灼術(ABL)などが行われております。臨床工学部からは2名の技士が配属され、心内圧測定、カテラボ、血管内超音波、光干渉断層像、ローターブレーター、アブレーター、ペースメーカー等の機器を管理操作します。2010年の心臓カーテル症例件数は1846件で、うちPCIが510例、ABLが81例で、緊急症例が331例でした。
臨床工学部2010年の学術活動は学会発表24回、筆頭論文、解説その他執筆8編、講演10回でした。