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麻酔科


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外来診療

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診療実績

診療内容的特徴は、心臓血管外科手術をはじめとした大手術が多く、全手術件数の約7割、麻酔科管理症例の9割以上が全身麻酔もしくは硬膜外麻酔併用全身麻酔にて行われている。これらの全身麻酔症例に対しては、全例脳波解析装置(BIS® monitor)による麻酔深度モニタリングをおこなって術中覚醒と不要な深麻酔の予防に努めている。
また、全国に先駆けて院内統一指示による周術期深部静脈血栓症および肺動脈塞栓症の予防策を策定・運用し、不幸な合併症の予防に努めている。
全手術件数の1割強が緊急手術症例であるが、緊急性を十分に考慮して速やかに対処している。心臓血管外科緊急手術では、救急車から直接手術室へ搬入して直ちに手術を行うという体制も確立している。
また、中央手術部と集中治療部との間には常に密接な連携が維持されており、いつでも全診療科横断的に協議、協診、治療が可能な診療科連携も確立されているため、不幸にして予期せぬ合併症が生じても、重大な後遺症を残さず良好なレベルでの社会復帰が得られるよう麻酔科医がキーマンとなって迅速かつ適切に対処できるような体制を維持している。本年度末までに手術室および集中治療部の拡充工事が完了する予定で、更なる症例数の増加が見込まれる。

手術部診療実績

年間手術件数(1989~2010)・・・当センターは1989.12.1.開院
西暦 年号 手術件数 予定手術 緊急手術
1989 平成元年 14 11 3
1990 平成2年 647 478 169
1991 平成3年 660 463 197
1992 平成4年 794 539 255
1993 平成5年 1,152 737 415
1994 平成6年 1,218 794 424
1995 平成7年 1,399 950 449
1996 平成8年 1,514 1,143 371
1997 平成9年 1,772 1,354 418
1998 平成10年 2,057 1,601 456
1999 平成11年 2,220 1,790 430
2000 平成12年 2,520 1,980 540
2001 平成13年 2,711 2,417 294
2002 平成14年 3,019 2,661 358
2003 平成15年 3,397 2,969 428
2004 平成16年 3,505 3,028 477
2005 平成17年 3,765 3,318 447
2006 平成18年 4,414 3,904 510
2007 平成19年 4,676 3,789 887
2008 平成20年 5,058 4,361 697
2009 平成21年 5,357 4,895 462
2010 平成22年 5,861 5,408 453
累計 57,730 48,590 9,140

手術担当診療科別手術件数内訳
注記)全項目を通じて、太字は過去最高を示す
手術担当科 2010年 2009年
予定手術 緊急手術 前年比
(%)
予定手術 緊急手術 前年比
(%)
外科 986 89 1,075 106.33 919 92 1,011 ▼98.82
眼科 1,016 51 1,067 102.40 981 61 1,042 102.40
心臓血管外科 706 104 810 110.96 622 108 730 107.99
耳鼻咽喉科 573 23 596 118.49 478 25 503 106.12
婦人科 452 20 472 ▼97.72 456 27 483 114.18
泌尿器科 461 9 470 103.52 444 10 454 122.04
整形外科 306 74 380 119.87 265 52 317 ▼83.42
呼吸器外科 251 10 261 113.48 221 10 231 116.42
脳神経外科 158 26 184 105.74 135 39 174 ▼91.58
循環器内科 177 4 181 ▼94.27 175 17 192 127.15
産科 100 37 137 167.07 65 17 82 911.11
皮膚科 107 2 109 194.64 55 1 56 160.00
口腔外科 87 1 88 125.71 67 3 70 111.11
麻酔科 11 2 13 - 1 0 1 -
血液科 10 0 10 142.86 7 0 7 ▼87.50
消化器科 6 1 7 175.00 4 0 4 -
その他 1 0 1 - 0 0 0  
総 計 5,408 453 5,861 109.41 4,895 462 5,357 105.91

麻酔法別手術件数内訳
麻酔法 2010年 2009年
予定
手術
緊急
手術
増減数
増減率
予定
手術
緊急
手術
増減数
増減率
全身麻酔 2,642 308 2,950 △404 2,288 258 2,546 △207
48.9% 68.0% 50.3% 115.8% 46.7% 55.8% 47.5% 108.8%
硬膜外麻酔
併用全身麻酔
1,027 12 1,039 ▼68 1,074 33 1,107 ▼73
19.0% 2.6% 17.7% 93.9% 21.9% 7.1% 20.7% 93.1%
硬膜外麻酔
併用脊椎麻酔
- - - - 65 12 77 △69
- - - - 1.3% 2.6% 1.4% 962.5%
硬膜外麻酔 96 18 114 △69 50 0 45 △1
1.8% 4.0% 1.9% 253.3% 1.0% 0.0% 0.8% 102.3%
脊椎麻酔 122 8 130 △66 51 0 64 ▼2
2.3% 1.8% 2.2% 203.1% 1.0% 0.1% 1.2% 97.0%
局所麻酔 1,521 107 1,628 △102 1,367 159 1,526 △105
28.1% 23.6% 27.8% 106.7% 27.9% 34.4% 28.5% 107.4%
総計 5,408 453 5,861 △504 4,895 462 5,357 △299
100% 100% 100% 109.4% 100% 100% 100% 105.9%

注1)増減数は実数で 、△が増、▼が減、下段の増減率は前年に対する変化を示す。
注2)麻酔科管理症例数は、4,244件(前年3,837件)、全体の72.4%を占めた。

集中治療部診療実績

近年、症例数の増加に伴って心臓血管外科、呼吸器外科の占有率が増え、脳卒中、感染症、薬物中毒などの多くの内科系重症患者さんが、救急病棟での滞在を余儀なくされ、集中治療部に入室できるのは、多臓器不全症例あるいは高度の血液浄化法を必要とする腎不全に限られているのが現状である。今後も、救急病棟や一般病棟と協力してベッド運営を効率的に行い、地域の急性期中核病院として、重症緊急症例を常に受け入れられるように努力していくつもりである。

疼痛管理診療実績

  1. 外来日
    金曜日午前
  2. 外来患者内訳
    新患3割、再来7割で、紹介率は100%である。
    疾患別内訳は、帯状疱疹神経炎および帯状疱疹後神経痛が最も多く、その他特発性顔面神経麻痺、変形性関節症に伴う痛み、片頭痛、筋緊張性頭痛、術後創部痛、反射性交感神経性萎縮症、視床痛、虚血性下肢痛、自己免疫疾患に伴うRaynaud症候群などがある。
  3. 入院患者内訳
    入院患者は、帯状疱疹後神経痛、下肢虚血性疼痛、癌性疼痛などで、深部神経ブロックを必要とする症例と持続硬膜外神経ブロックを必要とする症例である。
    在院日数は、持続ブロックが7日、深部神経ブロックが3日前後である。
  4. 治療成績:
    神経症性の急性疼痛(Acute neuropathic pain)に関しては、発症から受診までの期間が短ければ短いほど治療効果が高い。急性期治療が不十分な場合に慢性疼痛化する症例もあるが、その数は数%程度である。一方、慢性疼痛疾患は元来難治性であるため、その治療も極めて困難を極めることが多いが、WHOの疼痛治療指針に従って患者教育を行うことに注力しており、疼痛の改善度は別として患者の満足度は高い。約7割が平均して約3ヶ月の通院で受容・安定期に入り、治療離脱・他院紹介などで外来終診となっている。
  5. 死亡患者:
    1名基礎疾患(肝硬変)の進行・悪化により死亡した症例を除き、偶発症などで失った疼痛管理外来患者はいなかった。
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