さいたま医療センター さいたま医療センター

心臓血管外科


患者のみなさまへ・ご紹介いただく先生方へ

外来診療

外来診療は月~金まで毎日午前中に行っていますので、心臓血管疾患で外科治療が必要な方は、紹介状を持ってご相談においで下さい。 緊急手術は随時受け付けていますので、日中は心臓血管外科外来担当者もしくは病棟担当医、休日・夜間は当直者までご連絡下さい。心臓血管外科では毎日当直体制をとり、365日24時間緊急症例に対応しております。

紹介患者診療スケジュールは、こちらをごらんください。

このページのトップへ

診療実績

2011年の治療実績

日本胸部外科学会に報告する2011年の心臓大血管手術件数は475件、末梢血管・腹部大動脈を含めた心臓血管外科の総手術件数は過去最高の848件でした。

手術件数の統計についてはグラフにも示されています。このところ毎年手術件数が増加傾向にあります。東日本大震災の影響で約一カ月弱の間、予定手術が思うように組めなかった時期があり、心臓胸部大血管手術の件数は2010年の492件から若干減少しましたが、全体の手術件数は過去最高を記録しました。開設以来手術件数が増加しているのにはいくつかの要因があります。第一は、開院以来二十年あまりが経過して、院内のソフト、ハードともに拡充を図り、開設当初の混合病棟から心臓血管外科単独の病棟の開設、病院全体として病床数の増加、救急部の開設・拡充により救急患者の対応が大幅に改善されていること、手術室・集中治療室の拡充・整備により手術枠を増やし、現在は月・水・金曜日に3例並列、火・木曜日に2例並列の手術室を使用する体制が定着したことなどがあげられます。特に、手術枠の増加により、待機患者さまを入院、手術までお待たせする期間が大幅に短縮いたしました。第二には、麻酔科およびICU医師・病棟およびICU看護師・臨床工学技士等、心臓血管外科と苦楽を共にする院内医療スタッフの熱い協力体制があります。これら院内のスタッフが一つのチームとして緊急時においても迅速な対応を可能としております。第三には、さいたま市のみならず埼玉県および近隣の関東地方一円の地域における当施設の存在が浸透し、地域の医療施設や遠方の施設からもたくさんの患者さまのご紹介を頂いていることです。特に2011年は隣県からの急性大動脈解離などの緊急手術を必要とする症例が、数多くヘリコプターを使用して搬送され、対応いたしました。
2011年の心臓大血管外科手術件数が増えた中で目立つこととしては、大動脈疾患の著しい増加が挙げられます。胸部大血管手術の件数は、2011年は160件と過去最高の件数で、2010年の126件より大幅に増加しました。急性大動脈解離に対する緊急手術も49件と過去最高の件数でした。また腹部大動脈瘤の手術件数に関しても、138件とこちらも過去最高の件数で、2010年の116件より増加しました。大動脈疾患に対する手術件数の増加に比例して、当施設においてもステントグラフト手術の件数も年々増加傾向で、2011年は胸部19件、腹部38件といずれも過去最高の件数でした。症例の増加に伴い、より重症の症例、治療が困難な症例が明らかに増加しており、手術成績の維持、向上が引き続き今後の課題といえます。

最後になりましたが、常日頃患者さまを御紹介してくださる近隣の施設・病医院の先生方にもこの場をお借りしまして厚く御礼申し上げます。私どもの診療に御理解いただき、平素より深いご支援をいただき、誠にありがたく存じ上げます。今後とも引き続き御指導御鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。

手術治療数の推移と手術内容

心臓大血管手術症例数の経過、および2011年の手術治療内容をグラフで示しました。

手術実施数

図2手術治療対象疾患

カンファレンス

手術日は毎日(月~金)であり、緊急手術も多いため、毎週月、水、金の朝6時45分より8時30分まで早朝に術前、術後カンファレンスを実施しています。手術執刀医が術後報告を行い、患者受け持ち医が術前症例の呈示を行って、スタッフ全員で検討しています。このカンファレンスで患者さんにとって最も適した手術方針や術式を決定し、手術の担当者も決めています。
術前、術後カンファレンスに引き続いて、診療科長による病棟回診を月曜日午前、関連施設症例検討会を金曜日午前に行っています。
また、抄読会は木曜日午後6時半より行っております。 循環器内科との合同カテーテルカンファレンスを毎週金曜日の夕方に行い、問題症例について検討しています。その他、必要に応じて消化器外科や呼吸器外科とも適時カンファレンスを行っています。

研究活動、学会活動

全国規模の学会や地方の研究会に積極的に演題を応募して発表し、その内容を論文にして報告しています。平成23年には82演題が発表され、23論文(総説を含む)、および13の論説が出版されました。

今後の課題

心臓血管外科は緊急手術が多く、診療も生死に直接にかかわるクリティカルな内容が多くなっています。診療上の隙を突いて、重大な医療事故が発生しやすい素地があります。医療事故の防止と最高の治療成績を提供することが最も重要な課題であり、そのために診療体制の整備をすすめています。患者さんにとって最も適切な治療を確実に実施するために、月、水、金の早朝カンファレンスには全員が参加し、意思統一を行い、コミュニケーション不足による事故発生の防止に努めています。
今後も引き続き、診療の質と量が一層向上することが期待されます。地域住民や地域医療機関からの期待に応え、緊急例を断らない、最高の治療成績を提供する、これらを実現するために全力を尽くしていきます。

このページのトップへ
とじる
自治医科大学附属さいたま医療センター 〒330-8503 埼玉県さいたま市大宮区天沼町1-847 TEL.048-647-2111(代表)