診療科のご案内

臨床工学部

スタッフと業務 (平成25年4月1日現在)

部長 山口 敦司 (心臓血管外科教授)
技師長 百瀬 直樹
副技師長 安藤 勝信
主任 3名
技士 13名
先生たち
臨床工学部は部長以下19名のスタッフで構成されており、主に生命維持装置の管理と操作を担っています。業務として、血液浄化(透析)部門、体外循環(人工心肺と補助循環)部門、医療機器管理部門(ペースメーカー含む)、心臓カテーテル部門、集中治療部門に分かれて治療を支えています。また、研究や開発などの学術活動にも力を入れています。

血液浄化部門

血液浄化部門
血液浄化部門には技士4名が配属されており、透析室及び病棟の血液浄化療法を行っています。透析室は20床で、外来・入院の血液透析を中心に行っています。業務は、透析器材の準備、プライミング、穿刺、透析中の機器管理、返血などの臨床業務や血液浄化装置の点検、調整などの機器管理を行い、安全な透析医療への技術提供を行っています。
さらに透析室に入室できない重症度の高い患者さんには病棟への出張業務を行っています。また、肝不全、免疫疾患、家族性高コレステロール血症、閉塞性動脈硬化症などに施行する血漿浄化療法や潰瘍性大腸炎、敗血症などに施行する血液吸着療法や末梢血幹細胞採取、骨髄濃縮処理も行っています。2015年の症例件数は血液透析(HD、HDF、HF)6457例、血漿浄化(PEX、PA、DFPP、LDL吸着)106例、血液吸着(GCAP、LCAP、エンドトキシン吸着)75例、持続的血液浄化法(CBP)992例、腹水濾過濃縮再静注法(CART)6例、末梢血幹細胞採取67例、骨髄濃縮処理7例でした。

体外循環部門

体外循環部門
体外循環部門では心臓血管外科手術に用いる人工心肺の操作を主に行っています。その他、冠動脈バイパス手術での循環補助を行うミニサーキット(小型の人工心肺)、経皮的心肺補助(PCPS)、補助人工心臓(VAD)も管理しています。さいたま医療センターには9名の体外循環技術認定士、3名の人工心臓管理技術認定士がおり、体外循環と補助循環を行っています。さいたま医療センターの人工心肺は、安全な体外循環を目指し、開設当初から人工心肺操作の操作・監視・支援を行うコンピューターシステム「人工心肺支援システム」を開発し使用しているのが特徴です。また、貯血レベルや脱血圧力による送血流量の自動制御システムも開発して臨床使用しています。さいたま医療センターでは体外循環の操作や非常時の対処法などのマニュアルを作成して運用しており、このマニュアルは こちら (人工心肺マニュアル15版pdf) から閲覧できます。2015年の症例数は、人工心肺が395例で、このうち脳分離体外循環は79例、うち緊急症例は83例でした。補助循環症例はPCPSが31例で、補助人工心臓は体内植え込み型2例、体外式型1例の装着を実施し、外来管理は5例、内1例は心臓移植へ移行しました。術中自己血回収症例は319例でした。
人工心肺マニュアル第15版
人工心肺マニュアル第15版:約1MB
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医療機器管理部門 (心臓ペースメーカー部門含)

医療機器管理部門1  医療機器管理部門2

さいたま医療センターでは人工呼吸器をはじめシリンジポンプ・輸液ポンプ、体外式ペースメーカーなどを中央管理しています。現在人工呼吸器保有台数は50台です。また、人工呼吸器の貸し出し前の点検や使用中の点検だけでなく、院内の除細動器やモニター類、保育器等の医療機器の点検管理を行っています。不整脈を治療する心臓ペースメーカー部門では、植込み手術に立会い、プログラマーを操作して植込み患者の手術時のペースメーカー調整や心内心電図の測定を行っています。
また、ペースメーカー外来にも参加し、植込み後の定期的なデータ管理と点検を行い、2014年から遠隔モニタリングシステムを導入した外来も行っています。臨床工学部では独自に植込み型ペースメーカーのデーターベースを構築して運用しています。2015年のペースメーカー、ICD、CRTDの植込み(交換)は124(43)例、外来が1,878例でした。

心臓カテーテル検査治療部門

心臓カテーテル検査治療部門
心臓カテーテル検査治療業務は、心臓カテーテル専用の部屋が2部屋あり、それぞれ1名ずつの計2名の臨床工学技士が配属され業務に従事しています。虚血部門においては、冠動脈造影時のポリグラフ(心電図・心内圧の測定)等の検査装置や、ロータブレーター、画像診断蔵置(IVUS:血管内超音波・OCT:光干渉断層撮影装置)等の治療に必要な機器の操作・管理を主に行っています。緊急症例や重症症例に関しては大動脈バルーンパンピング(IABP)やPCPS等の対応もしています。不整脈部門においては、心房細動の治療を行うようになり、3Dマッピングシステムやアブレーター、カテラボなどの操作・管理も行っています。2015年の心臓カテーテル総数は2065例で、そのうちPCIは639例、緊急症例は398例、アブレーションは266例でした。

ICU・CCU部門

ICU・CCU部門
2014年4月より臨床工学技士1名が配置され、ICU・CCUで使用される生命維持管理装置(人工呼吸器、持続血液浄化、PCPS、IABP、除細動器、体外式ペースメーカーなど)の操作管理業務を行っています。また、検査や転棟など移動の際、必要に応じて同行しています。ICU・CCUの業務は多岐にわたるため、他部門の臨床工学技士と常に協力しながら技術の提供を行っています。

学術活動

臨床工学部2014年の学術活動は学会発表23回、原著論文1編、解説その他執筆11編、講演33回、受賞2回でした。

2016年1月1日現在

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