診療科のご案内

患者のみなさまへ・ご紹介いただく先生方へ

診療疾患

泌尿器科にて扱う主な疾患は下記のとおりです。

尿路性器腫瘍

  • 副腎腫瘍:良性腫瘍、悪性腫瘍
  • 腎腫瘍:良性腫瘍(腎血管筋脂肪腫)、悪性腫瘍(腎細胞癌、腎盂癌)
  • 尿管腫瘍
  • 膀胱腫瘍(膀胱癌、尿膜管腫瘍)
  • 前立腺肥大症、前立腺癌
  • 陰茎癌
  • 精巣腫瘍

外傷

  • 腎外傷
  • 膀胱損傷
  • 尿道損傷
  • 陰茎損傷
  • 精巣損傷

炎症

  • 腎盂腎炎
  • 膀胱炎
  • 前立腺炎
  • 尿道炎(STDを含む)
  • 精巣上体炎

尿路結石

  • 腎結石
  • 尿管結石
  • 膀胱結石

その他

  • 腎後性腎不全
  • 神経因性膀胱
  • 勃起障害

外来診療

外来担当医は、日本泌尿器科学会の指導医、専門医が主に担当しています。また各外来担当医は泌尿器科疾患全般にわたって診療を行っております。
火曜日(手術日)を除き、紹介患者のみなさまを診療しています。

当センターの外来受診は、当センター宛ての紹介状と事前のご予約が必要です。
紹介患者診療スケジュールは、こちらをご覧ください。

入院診療

入院診療は、レジデントと泌尿器科スタッフとのグループ診療を行っております。治療方針については入院前カンファレンス、入院中の回診後のカンファレンスにて決定しております。原則的に毎日朝と夕の1日2回、病棟の回診が行われています。

診療実績(2013年1月~12月)

外来患者の内訳

新患患者数 698
再来患者数 12,484
紹介率 100%

主な手術件数 2016年~2023年

手術症例病名別件数 2016年 2017年 2018年 2019年 2020年 2021年 2022年 2023年
根治的腎摘除術(開腹) 18 10 10 7 10 8 4 1
腹腔鏡下腎摘除術 11 21 25 27 30 32 22 23
ロボット支援腎摘除術 - - - - - - 13 23
腎部分切除術(開腹) 9 12 7 2 0 2 1 0
腹腔鏡下腎部分切除術 1 1 0 0 0 0 0 0
ロボット支援腎部分切除術 - - - 19 30 36 23 29
腎尿管全摘除術(開腹) 8 4 5 7 5 1 0 0
腹腔鏡下腎尿管全摘除術 3 11 16 27 26 14 22 12
ロボット支援腎尿管全摘除術 - - - - - - 13 15
経尿道的膀胱腫瘍切除術 77 96 72 89 92 126 115 105
根治的膀胱全摘除術(開腹) 6 5 2 1 0 0 0 0
腹腔鏡下膀胱全摘除術 2 5 2 1 0 0 0 0
ロボット支援膀胱全摘除術 - - 5 19 16 16 11 19
回腸導管造設術(体腔外) 7 10 8 8 2 0 1 0
回腸導管造設術(体腔内) - - - 5 9 8 7 17
回腸新膀胱造設術 1 0 0 0 0 0 0 0
根治的前立腺全摘術 2 0 0 0 0 0 0 0
ロボット支援前立腺全摘術 63 89 118 132 135 114 129 133
副腎摘除術(開腹) 2 0 0 0 0 0 0 0
腹腔鏡下副腎摘除術 6 7 8 11 8 17 3 4
ロボット支援副腎摘除術 - - - - - - - 3
経尿道的前立腺切除術 26 19 27 10 14 7 5 3
高位精巣摘除術 7 6 7 3 11 14 7 4
体外衝撃波結石破砕術 2 0 0 0 0 0 0 0
経尿道的尿管砕石術 1 0 0 16 41 27 31 25
経尿道的膀胱砕石術 3 8 3 5 7 7 6 4
腹腔鏡下尿膜管摘除術 2 2 5 6 1 3 7 5
腎盂形成術(開腹) 3 2 2 1 0 0 0 0
腹腔鏡下腎盂形成術 - - 2 0 0 0 0 0
ロボット支援腎盂形成術 - - - - 2 1 1 0
前立腺生検 123 130 130 164 153 189 222 179
全手術件数 440 480 494 604 641 686 717 663

悪性腫瘍治療実績

  実測5年生存率
前立腺
(1997-2006年)
Stage A 94%
Stage B 93%
Stage C 92%
Stage D 66%
浸潤性膀胱癌 (StageT2以上) 60%
腎細胞癌
(1990-2007年)
Stage I 93%
Stage II 94%
Stage III 88%
Stage IV 20%
腎盂尿管癌 Stage I 100%
Stage II 100%
Stage III 60%
Stage IV 0%

臨床研究についてのお知らせ

自治医科大学附属さいたま医療センター泌尿器科では、臨床研究を実施しております。この研究は、当センターでの通常診療で得られた過去の記録をまとめることによって行われます。「人を対象とする医学的研究に関する倫理指針」に従い、対象となる患者さんから直接同意を得るのではなく、研究内容の情報を公開することが必要とされております。

患者さんの情報は、個人の特定ができない形で本研究(学会発表や論文発表を含む)に使用させていただきます。発表に際しての患者さんの個人情報は保護されます。
また、希望される場合には、他の患者さんの個人情報および知的財産の保護等に支障がない範囲で、研究の資料を入手または閲覧することができます。

これらの研究は、これまで行われた治療について過去の記録に基づいて評価するものです。そのため患者さんに新たな負担が加わることはありませんし、研究の成果を発表する際にも個人が特定されない方法でデータの処理を行いますので、プライバシーは保護されます。 ご自身の情報の使用に同意されない場合は下記へお申し出ください。その場合、研究の対象とはいたしません。また、その場合にも当センターにおける診療・治療の面で不利益を被る事は一切ありません。


臨床研究

転移性腎細胞癌の日本人患者を対象に一次治療におけるアベルマブ・アキシチニブ併用療法の実臨床での有用性を評価する多機関共同・非介入・後ろ向き観察研究 J-DART2

一次治療としてアベルマブとアキシチニブ併用療法を受けた日本人転移性腎細胞癌患者における治療関連アウトカム評価のための多施設共同、後ろ向き観察研究出

本邦における精巣腫瘍患者レジストリの作成およびコホート研究の基盤創出

「前立腺癌に対するロボット支援腹腔鏡下前立腺全摘除術の有効性と安全性に関する研究」について

「バイアスピリン継続下での前立腺癌に対するロボット支援腹腔鏡下前立腺全摘除術の安全性に関する研究」について

「腹腔鏡下手術の有効性と安全性に関する研究」について

「バイアスピリン内服患者における腹腔鏡下手術の安全性に関する研究」について

「前立腺MRI画像のAIを用いた診断支援」について

問い合わせ先 自治医科大学附属さいたま医療センター 泌尿器科
研究実施責任者 宮川 友明
TEL 048-647-2111(代表)
Email sh2-miya@jichi.ac.jp

苦情の窓口
自治医科大学附属さいたま医療センター 総務課
TEL 048-648-5225

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