診療科のご案内

リウマチ膠原病科

当科では、リウマチ性疾患、膠原病を主に診療します。
リウマチ性疾患とは「ふしぶしの痛み」を症状とする疾患群で、関節痛、関節炎、手足のこわばりを主症状とする関節リウマチとその仲間の疾患が含まれます。 膠原病は「ふしぶしの痛み」以外に発熱、紅斑や青あざなどの皮疹、さらには呼吸器や腎臓などのさまざまな臓器の障害を伴うこともある全身性疾患です。 病名でいうと関節リウマチ、リウマチ性多発筋痛症、強直性脊椎炎、全身性エリテマトーデス、強皮症、筋炎、血管炎、シェーグレン症候群、ベーチェット病など難病とされる疾患を扱います。
もっとも患者数の多い関節リウマチは慢性の関節炎の結果、関節の骨や軟骨が破壊され、関節変形から日常生活が不自由となる病気です。 以前は約半数の方が約10年で高度の身体障害になっていました。しかし近年、メトトレキサートや生物学的製剤などの有効な薬が現れ、治療法は大きく進歩し病気の進行を止めることができるようになりました。 早期であるほど薬の効果が大きく、治癒さえ期待できますが、早期診断や新しい薬を用いた治療は専門医でないと難しいところがあります。 関節リウマチの治療は外来診療が中心になります。
膠原病では、まず診断と初期治療のために入院をしていただき、安定したら外来で治療を継続するのが一般的です。 膠原病の分野でも、新しい免疫抑制薬や血管に作用する薬など、有効な治療法が現れています。
当科では最新の医学情報を的確に取り入れることで、一人でも多くの関節リウマチや膠原病の方々に最善の治療を行うべく努力していきます。 なお、 当科の外来で受け入れられる患者さんの数には限りがありますので、病状が安定した方には積極的に病診連携(かかりつけ医との併診)をすすめて参ります。 ご理解とご協力をお願いいたします。

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