診療科のご案内

後期専門研修を希望される方へ

血液科に関する詳細についてはこちらのホームページをごらんください。

専門研修プログラムのご案内

私たちは血液疾患に対して最善の診療を提供するために、医療スタッフと患者さんの間の対話、医療スタッフ間の対話を大切にしています。世界中でこれまでに蓄積されているデータ(いわゆるエビデンス)を参考にしながら、実際には個々の患者さんの病状、背景、人生観などを考慮して、最も適した治療を患者さんとともに選んでいくこと(本来のEBMのあるべき姿)を目標としています。後期研修の前半では、造血幹細胞移植を含めて、このような診療技術について学習していただくプログラムを用意しています。都心部の施設では紹介患者さんが中心となるために診断をつける過程を学ぶことが難しいことも多いのですが、こちらのセンターでは診断から先進医療までの全てのステップを学ぶことが可能です。また、終末期医療や高齢者血液疾患の診療などの研修のために関連施設での研修(6~12ヶ月)を組み込んでいます。
患者さんの診療に即した教育は、指導医との日々の密接な対話に加えて、症例検討カンファランスなどを介して行います。さらに、血液科医師としての幅広い知識を身につけていただくためのプログラムとして毎週木曜日にミニレクチャーを行っています。毎週水曜日の夕方には移植カンファ、抄読会、臨床研究カンファなどの教育プログラムを行なっています。日本内科学会認定内科医、日本内科学会認定内科専門医、日本血液学会認定血液専門医、日本血液学会認定血液指導医、日本臨床腫瘍学会暫定指導医、日本輸血学会認定医が指導にあたり、後期研修プログラムを通じて、みなさんにも日本内科学会認定医と日本血液学会認定血液専門医を取得していただきます。
また、日常診療においては、充分なエビデンスがないために治療法の選択に苦慮するような状況もしばしば経験します。そこで、そのような場合には、今後の患者さんの診療の改善につながるように、新たなエビデンスを産み出すための臨床研究が必要になります。後期研修プログラムの後半には、このような臨床研究に実際に携わっていただき、学会発表や筆頭著者として国際専門誌への論文発表を行っていただきます。統計解析についても統計解析ソフトEZRを用いることで、各研究者の解析過程を指導医が確認しながら進めていくことによって、正確な統計解析をマスターできるように指導しています。

後期専門研修申込方法等について

科学的であり、かつ同時に患者さんにやさしい診療を習得していただくための教育体制を準備しています。血液科の後期研修について関心のある方はいつでもお気軽に御連絡ください。氏名、現在の所属施設、連絡先(電話番号、FAX、E-mailアドレス)をご記入の上、下記のEメールアドレスにご連絡ください。
saitama-hem@jichi.ac.jp

大学院

さいたま医療センターの研究棟では、移植免疫および腫瘍免疫の基礎研究も行っており、大学院生が研究成果を毎年国際専門誌に論文発表しています。大学院への入学を含め、基礎研究に関心のあるかたも歓迎しています。研究の機器としてはBD FACSAriaII、ABI 7900HT FAST Real Time PCR system、ABI PRISM 3100 genetic analyzer、テラスキャンシステム、ELISPOTリーダーなどを使用しております。さらに平成23年度に財団法人JKAからの競輪の補助金を受けて、蛍光マイクロビーズアレイシステムを整備いたしました。

カンファレンス・連絡会

症例検討カンファランス・回診 火曜 午後4時~6時
モーニングカンファランス(3階西病棟) 水曜 午前8時~9時
症例検討カンファランス 金曜 午前10時~午前11時
造血幹細胞移植カンファ 第一水曜 午後5時15分~午後6時30分
抄読会 第二水曜 午後5時15分~午後6時30分
臨床研究カンファ 第三水曜 午後5時15分~午後6時30分
総合回診(全内科系診療科合同) 水曜 午後4時~5時

研究実績

日常診療において不足しているエビデンスを補うために、後方視的研究、前方視的臨床試験、メタアナリシスなどの多彩な臨床研究を行っています。また、将来の治療を開発するために、移植免疫や腫瘍免疫の基礎研究についても手がけています。これらの研究成果は国際専門誌に公表し、世界の診療レベルの向上に貢献しています。2007年以降だけでも国際専門誌に英文原著論文を100編以上発表していることからもわかるように、研究施設としても世界的な実績をあげています。
特にHLAが適合するドナーが見つからない患者さんのために開発しているモノクローナル抗体を用いたHLA不適合移植(ミスマッチ移植)の臨床試験は、厚生労働科学研究費補助金再生医療等研究事業「アレムツズマブを用いたHLA不一致同種造血幹細胞移植療法の医師主導治験および造血幹細胞移植領域における医師主導治験発展のための研究」班 (主任研究者 神田善伸)として採択され、多施設共同の医師主導治験として推進しています。
基礎研究では抗原特異的な免疫療法の開発を目的として腫瘍免疫、移植免疫、感染症免疫の研究を行っています。

学会活動

血液科には日本内科学会認定内科医、日本内科学会認定内科専門医、日本血液学会認定血液専門医、日本血液学会認定血液指導医、日本臨床腫瘍学会暫定指導医、日本輸血学会認定医が所属し、専門的な診療やレジデントの教育を行っています。日本血液学会代議員、日本臨床血液学会評議員、日本造血細胞移植学会評議員として、それぞれの学会運営にも参加しています。血液科スタッフはこれらの学会の地方会や総会に多数の演題を発表し、米国血液学会と中心とした国際学会でも研究成果を報告しています。また、骨髄移植推進財団関東地区代表協力医師、調整医師として骨髄移植推進財団を介した非血縁者間骨髄移植の円滑な推進に協力しています。

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