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同窓会会報から 菊地元史(17SMS学年担任会)

同窓会会報から 菊地元史(17SMS学年担任会)

17SMS夏の集い ― 自治医科大学と地域医療についてのワークショップ

菊地元史(17SMS学年担任会 主任)

去る7月16日、17日の両日、医学部新入生を対象に第14回となる「1学年生による自治医科大学と地域医療についてのワークショップ(於:栃木県茂木町ホテルツインリンク)」を開催いたしました。同窓会からは、青沼孝徳会長をはじめ、広島県20期東條環樹先生(北広島町雄鹿原診療所)、栃木県20期熊野秀俊先生(宇都宮記念病院)、福島県20期遠藤和洋先生(自治医科大学附属病院)、そして皆川事務長にご参加いただきました。平素より学生教育に対して暖かいご支援を賜り心よりお礼申し上げます。この研修会は、学年担任会(Student Mentor System:本年度は通称17SMS)が主体となって開催しており、本年度も新入生(123名)が、自分の頭で地域医療について考える緒となるように、また、自らの将来を展望するための一助となるように企画いたしました。

当日は、4部構成で、第1部「学長講話」、第2部「シンポジウム:卒業生から在学生に伝えたいこと」、第3部「学生クラス発表」、第4部「ファイルプレゼンテーション」と進行しました。「学長講話」では、永井良三学長より「自治医科大学で学ぶということ」と題した講演をいただきました。共感能力と体系化能力をバランスよく身につける必要性を強調されたうえで、現一年生が臨床の場に出る時代に予測される地域医療の課題を展望くださり、解決のためには地域の特性を育成しつつ問題をグローバルにとらえる2面性を意識することとのご指摘をくださいました。端々に本学卒業生の言葉を引用された大変印象深いお話でした。

「シンポジウム:卒業生から在学生に伝えたいこと」は、青沼会長にご挨拶いただいた後、進行を遠藤先生にお任せし、東條先生の「僻地診療所が地域をつくる〜医療を通じて文化を育む〜」と題したご講演を中心に20期生3名によるパネルディスカッションで進めていただきました。東條先生のお話は、特定健診をはじめとした保健活動、在宅緩和ケア、看取りの文化醸成の取り組み、そして、リーダー育成研修事業に及びました。多職種連携も含めた幅広い活動に基づく大変重みのあるお話でした。特に17-8年前には10%程度であった診療所看取りの割合が、取り組みの結果、半数を超えるまでになったとのお話しには、感ずるところが大きかったと1年生の感想にもありました。蛇足ながら、個人的には「あるものでなんとかしよう」のお言葉がとても心に残りました。