主任教授 遠藤 俊輔

平成2010月1日から、自治医科大学外科学講座呼吸器外科部門教授を拝命いたしました遠藤俊輔でございます。今までは、蘇原前教授のご指導のもと同大学附属さいたま医療センター呼吸器外科部門の診療科長を担当させていただきました。このたび本学の呼吸器外科部門を担当するにあたり、大学病院とさいたま医療センターの共同診療体制を築き上げていく予定です。どちらの施設も宇都宮線の駅の近くに位置します。大学病院では医学教育、若手医師の修練、研究を中心に、一方さいたま医療センターでは、臨床研究を中心に活動し、グループ全体として、宇都宮線沿線の方々の呼吸器疾患診療を外科側の側面で充実させていくことが、我々の使命と考えております。初代蘇原泰則教授によって築き上げられた立派な部門を継続維持し、更なる発展を遂げられるよう努力する所存です。今後とも皆様のご指導を賜れば幸いです。

The lung is a mirror of the systemic diseaseと言われるように、肺は全身状態を最も反映する臓器であります。従って肺を取り扱う呼吸器外科医は、外科的な技術の習得はもちろんのこと、総合的な診療能力を身に着けていなければなりません。我々の部門はこのような医師を養成するとともに、お互い切磋琢磨してより一層レベルの高い呼吸器外科医を目指しています。外科内科問わず、我々の部門で一緒に働いていただける呼吸器に興味のある先生方をお待ちしております。

診療対象としては、肺癌や胸腺腫瘍、胸膜腫瘍などの胸部悪性疾患のほか、気胸膿胸などの胸膜疾患、肺真菌症などの炎症性肺疾患、重症筋無力症や手掌多汗症などの特殊疾患などです。びまん性肺疾患や縦隔腫瘍などの診断を目的とした手術も取り扱います。今後は胸腔鏡を用いた手術や気管支鏡を用いた検査処置を中心に臨床研究に取り組んでまいります。