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Episode.4 有効で安全な肥満治療の実現を目指して (3/8)  New

生活リズムの変化も肥満の原因

小沢:女子学生の中でダイエットはよく話題になるのですが、時間帯ダイエットという話を最近耳にします。食べる時間帯にさえ気を付ければ何をどれくらい食べてもいい、というものですが効果はあるのでしょうか?

矢田:マウスの実験では効果が示されています。ヒトでも研究が行われています。寝る前の夜23時などに食べてしまうと消費されずに体の脂肪として蓄積されていくのですが、正しい夕食時刻に食べると同じカロリーを摂っても体重の増加に繋がらない。正しい時間に食べる習慣が乱れてきているのが現代の生活における肥満の原因の一つです。

小沢:そうですね。24時間コンビニが開いていて、夜中に小腹が空いたらアイスを食べたりしてしまいます。

矢田:身体には代謝の日内リズムがあって、正しい時間に食べると身体の代謝のリズムがエネルギーを燃やして利用してくれます。さらに、食べる時間の乱れが続くと、その結果生体リズムそのものが崩れてきてしまい、種々の健康障害のもとになります。元々は昼夜のメリハリをもった社会だったのに、最近はそれが崩れている。これは肥満の大きな原因だと思います。

小沢:単純に何をどれぐらい食べたから、このぐらい運動したから、だけじゃないということですよね。

矢田:そうですね。例えば統計によると、一日の総摂取カロリーは20年前と較べて増えていないのです。ただその中身が高脂質になってきて、食べる時間も変わってきている。要するに質とか時間が随分変わってきているのです。

小沢:結果、肥満も増えてきていると。

矢田:そうです。世界中で肥満が増えていると言われています。

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