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Episode.4 有効で安全な肥満治療の実現を目指して (8/8)  New

これから医学部を目指す方へ

小沢:最後に、このインタビューの企画は医師を目指そうという中学生や高校生も読んでくれると思うのですが、そういう方々に何かメッセージをお願いします。

矢田:日本の現代社会は物も豊かになって便利になっていますよね。携帯電話もあるしネットでいろんな情報も得られる。そのような中、自分たちの生きがいというものが探しにくい社会になっていると思うんです。なんとなく不足がないように過ごしているけど、じゃあ本当に満足できるものが何なのか、それを考えて欲しいと思っています。

医学部に行って医師や医学者になるという道はかなりの勉強が必要ですが、勉強したことが必ず倍になって返ってくるような道に繋がると思います。臨床医は患者さんを助けることができ、今日人々や世の中に貢献することができる道です。一方、医学研究者は、まだ医学医療が届かない病気に対してより良い治療や新しい治療を提供していくことができ、将来人々の生活に貢献できるわけです。自分の楽しいと思えることに加えて、人の役に立っていけると感じられるのは、非常にやりがいのある仕事です。医学医療はどんどん進歩していくので生涯勉強していかないといけないけど、その分喜びも大きい領域だし仕事だと思うので、興味を持っている人は是非来て欲しいと思います。

それから自治医科大学は、モチベーションの高い学生が集まっていて、大学の中でそれがさらに培われていく大学だと思います。地域医療をやる上でのノウハウについては他の大学にないものを持っています。研究レベルも高い大学です。ぜひ志のある学生さんたちに来て欲しいですね。

小沢:普段なかなかお聞きできないようなお話を聞けて本当に嬉しかったです。本日はありがとうございました。


プロフィール


矢田 俊彦(やだ としひこ) 生理学講座統合生理学部門 教授


経歴

1983年 京都大学大学院医学研究科 博士課程修了(生理学)
1983〜1987年 東京医科歯科大学医学部生理学第二講座 助手
1984〜1987年 米国マイアミ大学、コーネル大学 研究員(生理学、薬理学)
1987〜2000年 鹿児島大学医学部生理学第一講座 助教授
1991〜1993年 米国チューレン大学 客員助教授(内科学)
1996〜2000年 岡崎国立共同研究機構生理学研究所 客員助教授(細胞内代謝研究部門)
2000年〜 自治医科大学医学部生理学講座統合生理学部門 教授
2009年〜 自然科学研究機構生理学研究所 客員教授(環境適応機能発達研究部門)



研究分野

全身-脳ネットワークによる生体恒常性:摂食・代謝・血圧調節機構
インスリン分泌・血糖制御機構
肥満・糖尿病・高血圧・精神神経疾患の成因と新規治療法



特記事項

1994年 児玉記念基礎医学研究助成基金 優秀論文賞
2010年 日本生理学会大会 田原記念レクチャー
2010年 自治医科大学医学部最優秀論文賞
2011年 日本肥満学会会長
2014年 日本肥満学会賞
2011〜2016年 文部科学省 私立大学戦略的研究基盤形成支援事業「サーカディアンメディシンの基礎臨床連携研究拠点」代表



所属学会

日本肥満学会(常務理事)
日本糖尿病学会(学術評議員)
日本生理学会(評議員)
日本内分泌学会(代議員; 関東甲信越支部幹事)

 




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