感染制御部
医療技術の進歩や管理基準の向上、医療従事者の熱意と誠意にも関らず、病院とはそれ自体が感染症の温床で、院内感染対策は極めて重要な課題となっています。米合衆国では医療関連感染症の件数は年間
200 万件以上に及んで 9 万人が死亡しており、その中の約 3 分の 1 が予防可能であると Centers for Disease Control
and Prevention が推計しています。
医療関連感染症の原因として、手指衛生の不徹底、多剤耐性菌の出現、医療従事者スタッフ数不足、ハイリスク患者の存在、医療技術の進歩に伴う侵襲的処置の増加、などが挙げられます。すべての病院は医療関連感染症を減少させるために感染対策に組織として取り組む必要がありますが、組織横断的なサベイランスが実施されていなければその施設における医療関連感染症の実態を把握することさえも出来ません。
感染制御部は医療感染制御を担う専門部署として、医療従事者の職業感染対策を含めて、全病院規模で組織横断的な活動を展開しています。
感染制御部長 森澤 雄司