新生児集中ケア認定看護師 金田 陽子
2007年に認定看護師を取得しました。現在の出産における状況は、高齢出産・不妊治療などによる多胎妊娠によりハイリスク新生児の誕生からNICUの重要性や新生児集中治療におけるベッドが足りないことが問われてきています。 その中で、当院は新生児集中治療部を有し、ベッド数はNICU12床、GCU24床となっています。そして、新生児集中治療部は、新生児搬送などを受けいれ、年間約400名の新生児が入院しています。
その中で私たちは、出生と同時にNICUに入院となった数日間の急性期かつ重篤な状態にある新生児を看護しています。その看護においては、 新生児が母体外の生活環境に適応するために、優しくかつ注意深い細かな技術が必要になっています。そして私たち看護師は、言葉で思いを伝えることができない新生児の表現する小さなサインを観察し、出生直後からの救命や合併症、後遺症が起こらないよう成長・発達の手伝いをさせていただいています。ご家族におきましては誕生の喜びとともに生命への不安や心配という複雑な思いもあることでしょう。そのなかで、不安をすこしでも緩和できるように関わり、ご家族の思いを大切にしていきたいと思っています。また、親子関係を育みつつ家族の絆を深める関わりがもてるように協力したいと考えます。そして、母乳育児が注目されるなか、早産児の成長と発達に母乳は大変重要なものです。そのため、スタッフとともに母乳育児支援を勉強し、新生児の成長・発達の援助をしていきたいと思っています。
毎日関わりながら新生児の命の力強さを感じるなか、小さな命を大切に育み、新生児を一人の人として尊重した看護を行っております。そして、ご家族の皆さまが安心して赤ちゃんをご自宅に連れて帰ることができるよう、お手伝いさせて頂いています。これからも、新生児集中治療部として質の高い看護が提供できるよう尽力していきます。