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各科初期研修カリキュラム

皮膚科

自治医大皮膚科は、幅広い疾患の患者を多数扱っています。中でもアトピー性皮膚炎や乾癬などの炎症性疾患、水疱症や膠原病などの自己免疫性疾患、メラノーマなどの腫瘍性疾患には力を入れており、最先端の治療を行っています。

指導医(人数) 3 名
専門医(人数) 8 名
指導医・専門医(氏名) 大槻マミ太郎村田 哲小宮根真弓

研修概要

皮疹の観察から診断に至るまでの基本的理論を学び、適切な治療を行えることを目標とします。診断の過程に必要な、真菌の鏡検、ダーモスコピーによる診断、皮膚生検・病理組織診断の基本など、皮膚科的検査のトレーニングを十分に行い、診断能力を養います。治療面では、適切な処方の選択、皮膚外科的治療、光線療法、レーザー治療などを幅広く習得し、中でも特に興味のある分野は専門外来に所属して、専門的な治療を学ぶことになります。

研修内容

後期研修1年次 病棟で入院患者を受け持ちます。常時5〜10人程度を担当し、上級医の指導の元、基本的な理論、技術について勉強します。学会発表も、1年目から積極的に行います。2年目以降、外来での皮膚生検や簡単な腫瘍切除などは1人で行えるように指導します。
後期研修2年次 2年目からは外来も行うことになります。半年〜1年毎に、病棟と外来を交替で担当します。外来では、一般再診を中心に、common diseaseを豊富に経験でき、ナローバンドUVBなどの光線治療や、陥入爪に対するワイヤー矯正など、外来ならではの手技も多数経験できます。また、2年目からは、関連病院への外勤が始まり、専門外来にも所属するようになります。研究に興味があれば、大学院への進学、学位の取得も可能です。
後期研修3年次 同上
4年目以降 同上

到達目標

皮疹の観察から検査、診断、治療までの流れをスムーズに行うことができる。基本的な皮膚外科技術を持ち、病理診断を適切に行える。5年間の研修の後、皮膚科専門医を取得する。

週間スケジュール

午前 月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日
病棟/初診 教授回診 病棟/初診 手術/初診 病棟/初診
午後 月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日
病棟/専門外来 13:00 外来症例検討会、17:00 病理検討会、 医局カンファレンス  病棟/専門外来 手術/専門外来 病棟/外来手術

研修協力病院

さいたま医療センター、宇都宮済生会病院

専門医受験資格のための 必要とされる技能・手技目標

皮膚科学会入会後、5年の研修を要します。ただし、入会後の他科での研修も1/2として算定できるので、前期研修中から入会すれば、1年早く受験できます。一定の担当症例数、手術件数、学会発表、論文、講習会受講が義務づけられますが、当科で通常の業務をこなしていれば、単位は余裕をもって取得できる内容です。

経験できる症例

地域の中核病院ということもあり、近県からの紹介も多く、症例は非常に豊富です。病棟では悪性黒色腫をはじめ、有棘細胞癌、乳房外Paget病、血管肉腫など悪性腫瘍が非常に多く、外科的治療、放射線治療、化学療法など集学的治療を行っています。中でも皮膚外科には力を入れており、植皮や皮弁、筋皮弁による再建や、センチネルリンパ節生検、頚部・腋窩・鼡径・骨盤内リンパ節郭清も自科で行っています。また、悪性腫瘍以外でも下肢静脈瘤のストリッピング術や、先天性の母斑に対するレーザー、エキスパンダーによる再建など整容的治療も数多く行っています。手術以外では、乾癬に対する生物学的製剤による治療や、天疱瘡に対するIVIg療法など、最新の治療を積極的に行っており、専門医を取得する上で、必要な症例を十分に経験することができます。外来では、一般再診でcommon diseaseを多く経験しながら、専門外来ではアトピー性皮膚炎、乾癬、膠原病、レーザー、悪性腫瘍、水疱症、脱毛症を勉強することが可能です。

指導医からのメッセージ

皮膚科は内科と外科の両方の側面をもち、さらに病理学や免疫学などカバーする領域が広く、“遺伝子から美容まで”(というのが学生のセミナーのタイトルになっているくらいです)多岐にわたっています。ライフワークとして生涯かかわっていくのに、これほどexcitingな科はないと思います。自治医大では卒業生が皮膚科を含めたマイナー科を専攻しづらい背景もあり、他科からの転向も多いので、皮膚科では皆さまざまなバックグラウンドをもった人が和気あいあいとやっています。なお、当科では炎症性皮膚疾患についての基礎研究もおこなっていますので、興味のある先生は是非声をかけてください。

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