
自治医科大学耳鼻咽喉科は、大学附属病院を中核とした高度な耳鼻咽喉科・頭頸部外科医療を提供するとともに栃木県内を中心とした地域中核病院との連携のもとに栃木県,茨城県西部、埼玉県北部の耳鼻咽喉科医療を支えています。自治医科大学耳鼻咽喉科のモットーは、「患者さんとの触れ合いの中から優れた診療技術を習得し、問題意識を養成する」です。国内外に向けて絶えず情報発信していくことを心がけております。
| 指導医(人数) | 8名 |
|---|---|
| 専門医(人数) | 9名 |
| 指導医・専門医(氏名) | 市村恵一、 西野 宏、 石川 浩太郎 |
後期研修の3年間は基本的に大学病院での研修となります。 最初は病棟業務より開始します。担当医として耳鼻咽喉科領域疾患についての基本的臨床能力、全身および局所管理を習得します。病棟では上級医と共に約10人の患者さんを受け持ちます。予定入院患者と緊急入院患者が均等に回るよう受け持ち順番が工夫されています。44床を有し、耳鼻咽喉科の幅広い分野において豊富な症例数を確保しています。診療はチャートラウンドでの決定を中心として、各専門外来担当医や上級医と相談しながら対応していきます。 半年間の後期研修が終了した時点で、研修医も週に1枠(半日)一般外来の 担当を持ち外来診療の経験を積むこととなります。外来診療開始にともない、 手術症例の術前、手術、術後にわたって担当医として診療することになります。 また、この時期より当直業務も担当します。 随時、専門外来への参加も可能で、各領域の高度な専門診療を研修します。
| 後期研修1年次 | ・ 患者の診察を行い、基本的診察器具、顕微鏡やファイバースコープをもちいての正確な所見を取る技術を学ぶ。・ 耳・鼻・咽喉頭の一般処置ができるようにする。・ 必要に応じ、画像検査や専門的検査を適切にオーダーし、その結果を判読・評価する。・ 鼻出血、急性喉頭蓋炎、突発性難聴、めまいなどの頻度の高い疾患について適切に対応し、初期治療ができるようにする。・ 気管切開術、口蓋扁桃摘出術、アデノイド切除術、鼻茸摘出術、喉頭微細手術、内視鏡下鼻内副鼻腔手術、鼻中隔矯正術、リンパ節摘出術を介助でき、指導医のもと術者として実施する。 |
|---|---|
| 後期研修2年次 | 後期研修1年次の指導をする。・ 頭頸部癌の診断、TNM分類、stage分類を行い、個々の患者の状態を加味したうえで、治療計画をたてる。・ 後期研修1年次に術者として行った手術の技術の技術を向上させる。 |
| 後期研修3年次 | ・ 鼓膜形成術、鼓室形成術、耳下腺腫瘍、顎下腺腫瘍、頸部良性腫瘍の手術を指導医のもと術者として実施する。・ チーフレジデントとして後輩研修医の指導を行う。 |
| 4年目以降 |
耳鼻咽喉科専門医取得のためには、4年間の専門領域の研修が必要です。この後期研修の3年間と更に1年間の専門医研修で必要な技術と知識を習得します。 他大学と比較して、早い時期から術者としての経験が積めるように指導体制がとられております。後期研修の3年間でほとんどの目標が達成できることが期待できます。
学会発表、学術論文の作成も積極的におこなってもらうよう指導いたします。 耳鼻咽喉科には、耳科、鼻科、頭頸部外科、音声言語、嚥下などさまざまな 領域があります。後期研修を進めるにしたがって、興味のある分野がきっと見つかるはずです。後期研修終了後は、さらに専門性をもってすすむことになります。
| 午前 | 月曜日 | 火曜日 | 水曜日 | 木曜日 | 金曜日 |
|---|---|---|---|---|---|
| 手術、あるいは病棟処置 | 手術、あるいは病棟処置 (火曜日から金曜日のどこかの午前に週1回の外来を担当する。) | 手術、あるいは病棟処置 (火曜日から金曜日のどこかの午前に週1回の外来を担当する。) | 手術報告会、教授回診(火曜日から金曜日のどこかの午前に週1回の外来を担当する。) | 抄読会、手術、あるいは病棟処置(火曜日から金曜日のどこかの午前に週1回の外来を担当する。) | |
| 午後 | 月曜日 | 火曜日 | 水曜日 | 木曜日 | 金曜日 |
| 手術、あるいは病棟処置 | 手術、あるいは病棟処置 、 放射線治療症例について放射線科と合同カンファレンス(隔週) | 手術、病棟処置、術前検討、病棟チャートラウンド、医局会 | 病棟処置、勉強など | 手術、あるいは病棟処置 |
自治医科大学附属さいたま医療センター
・ 耳鼻咽喉科疾患全体の疾患知識を持ち、診察機材を正しく使用し、所見を正確にとれる。
・ 聴覚、平衡、音声、鼻副鼻腔などの専門的検査を自ら行うことができ、その評価ができる。
・ 基本手技、処置を適切に行う事ができる。
・ 基礎疾患をもつ患者の術前、術後の全身管理を行うことができる。
・ 救急外来に受診する患者に対して、適切な判断と対応ができる。
・ 頻度が高い手術の適応を判断し、計画、施行することができる。
・ インフォームドコンセントを意識し、良好な患者医者関係を築くことができる。
◆経験できる疾患
中耳炎(急性、滲出性、慢性、真珠腫性)、耳硬化症、先天性耳瘻孔、突発性難聴、外リンパ瘻、メニエール病、副鼻腔炎(急性、慢性)、副鼻腔真菌症、術後性上顎嚢胞、オスラー病、鼻中隔弯曲症、鼻・副鼻腔悪性腫瘍、鼻涙管閉塞症、鼻出血、アレルギー性鼻炎、肥厚性鼻炎、口腔・舌悪性腫瘍、睡眠時無呼吸症候群、急性扁桃炎、扁桃周囲膿瘍、慢性扁桃炎、扁桃病巣疾患、咽頭癌、咽頭潰瘍、急性喉頭炎、急性喉頭蓋炎、声帯ポリープ、喉頭がん、声帯麻痺、喉頭異物、食道異物、気道異物、気道狭窄、顔面神経麻痺、顔面外傷、甲状腺・耳下腺・顎下腺腫瘍(良性、悪性)、唾石症、頸部リンパ節転移、頸部嚢胞性疾患、頸部蜂巣炎、深頸部膿瘍、頸部外傷、嚥下障害など。
◆経験できる手術(術者)
気管切開術、扁桃摘出術,アデノイド切除術,鼻茸摘出術,喉頭微細手術、内視鏡下鼻内副鼻腔手術,鼻中隔矯正術、リンパ節摘出術、 鼓膜形成術,鼓室形成術、耳下腺腫瘍,顎下腺腫瘍、頸部良性腫瘍
経験できる手術(助手)
舌癌、中・下咽頭癌、喉頭癌、甲状腺癌、唾液腺癌ほか、頭頸部悪性腫瘍手術
【コース長 市村恵一】
症例を多数経験したい人、殺伐とした環境よりも穏和で豊かな環境を望む人、頭蓋底、縦隔、気管など複数にまたがる領域の学習をしたい人にとって理想的な場所だと思います。
【指導医 西野 宏】
何を学んだかは大切な事です。さらに大切なことは、患者さんの信頼を得る事です。その考えを基本にして研修をしていただきます。皆で自分のキャリアアップにつなげましょう。
【研修修了者 中村謙一(卒後9年目)】
当科は全国でも有数の症例数を誇り、さまざまな症例をまんべんなく経験することができます。耳鼻科に興味のある方、優れた技術を身につけたい方、ぜひ我々と一緒にやりましょう。
【研修修了者 上村佐恵子(卒後9年目)】
当院耳鼻咽喉科では、再建手術や化学放射線治療を必要とする悪性疾患はもとより、大学病院にいながら、急性感染症を含めた良性疾患の患者も数多く経験する事ができます。多少なりとも多忙ではありますが、充実した研修生活を送ることができますよ。