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各科初期研修カリキュラム

腎臓外科

腎臓疾患の総合的な診療を行う腎臓センターの外科部門を担当しています。内科部門と連携し、腎炎から透析、透析合併症治療、腎移植に至るまでの一貫診療を行うとともに、腎疾患の外科的治療を担当しています。腎泌尿器外科をベースにした腎移植、腎血管外科、透析療法に精通する専門医の育成に努めています。

指導医(人数) 日本泌尿器科学会 3名、日本透析医学会 2名、日本腎臓学会 1名
専門医(人数) 日本泌尿器科学会 4名、日本透析医学会 2名、日本腎臓学会 2名、日本臨床腎移植学会腎移植認定医 4名、日本内視鏡外科学会(泌尿器腹腔鏡)1名、日本内分泌外科学会1名、日本外科学会 2名
指導医・専門医(氏名) 八木澤 隆石川 暢夫木村 貴明第4回 研修医の声平成25年度初期臨床研修医採用募集要項を更新いたしました。第5回 研修医の声

研修概要

腎臓外科では、腎臓センター外科部門を担当し,腎移植、腎血管外科、腎不全外科(シャント、腹膜カテーテル手術)、腎性副甲状腺機能亢進症、外科的腎疾患(血管病変、のう胞、透析腎癌)、腎泌尿器鏡視下手術などの診療を行っています、研修では腎泌尿器診療の基本、部門特有の手術手技(腎血管外科、鏡視下手技、内分泌外科)の基本や術前術後管理(血液浄化療法を含む)、さらに腎移植においては免疫抑制療法の習得をめざします。

研修内容

後期研修1年次 臨床助教として、腎泌尿器科疾患の研修を開始する。附属病院において泌尿器科診療の基本的知識の習得、基本手技を修得する。また腎移植、腎血管外科、血液透析用アクセス(シャント)作製術、腹膜カテーテル手術、腎性副甲状腺機能亢進症、外科的腎疾患(血管病変、のう胞、透析腎癌)、腎泌尿器鏡視下手術に助手として携わり、術前・術後管理も研修する。血液透析用アクセス(シャント)作製術については術者として経験し、血管外科の基本を学ぶ。透析研修も開始し、腎不全に対する腎代替療法を広く学ぶ。
後期研修2年次 附属病院、あるいは研修協力病院において腎泌尿器疾患を広く研修する。附属病院においては血液透析用アクセス(シャント)作製術、腹膜カテーテル手術、腎性副甲状腺機能亢進症の手術を術者として経験する。引き続き透析研修を進め、透析専門医としての基本を学ぶ。
後期研修3年次 附属病院、あるいは研修協力病院において腎泌尿器疾患を広く研修する。附属病院においては血液透析用アクセス(シャント)作製術、腹膜カテーテル手術、腎性副甲状腺機能亢進症の手術に加え、外科的腎疾患(血管病変、のう胞、透析腎癌)の手術も術者として経験する。腎移植、腎ドナー手術(鏡視下腎摘出術)については第一助手を務める。腎移植後の管理治療を中心となって携わり、移植後の免疫抑制療法の実際を学ぶ。
4年目以降 腎移植や腎血管外科の修練を術者として積むともに臨床研究にも携わる。研究指導を受けながら学会発表や論文作成を積極的に進めてゆく。希望者には臓器移植、移植免疫、腎不全外科、腎泌尿器疾患領域の基礎研究に携わる機会を設ける。 各種専門医の取得に取り組む。さらに学位取得、大学院進学や海外留学を積極的に指導する。スタッフとして診療を続けるほか、市中病院における診療の道も開く。

到達目標

3年間の研修目標は、腎泌尿器疾患の基本的診療技術、腎不全、透析療法を含めた腎臓疾患の総合的な診療・治療を外科的側面から習得することである。そして腎移植については術者を務めるとともに免疫抑制療法を含めた術後管理を修得する。研修は附属病院の他、研修協力病院で行う。研修終了後には日本泌尿器科学会専門医、日本透析医学会専門医、日本腎臓学会専門医、日本臨床腎移植学会腎移植認定医の取得が可能となるようにカリキュラムを設定している。具体的には年次研修内容に従い、泌尿器疾患診療の基本手技を修得した後、以下のような手術手技、術前術後管理を習得し、専門医をめざす。。 ➀腎移植(レシピエントおよびドナー):手術助手、術者(ドナーは鏡視下手術助手) ②腎移植レシピエントおよびドナーの術前・術後管理、免疫抑制療法の習得. ③血液透析アクセス(シャント)造設術(術者):血管吻合基本手技の習得 ④腹膜透析カテーテル挿入術(術者) ⑤腎性副甲状腺機能亢進症に対する手術(術者) ⑥腎泌尿器鏡視下手術(腎摘出術、鏡視下腎生検等)(術者、助手) ⑦透析療法に関する専門的知識と診療

週間スケジュール

午前 月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日
病棟回診、透析研修 病棟回診、外来診療助手 手術 手術 病棟回診、外来診療助手、透析研修
午後 月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日
病棟業務(移植腎生検等含む) 教授回診、症例カンファレンス、病理組織カンファレンス 手術 手術、腎移植カンファレンス、抄読会 病棟業務

研修協力病院

聖路加国際病院、東京女子医科大学病院

専門医受験資格のための 必要とされる技能・手技目標

日本泌尿器科学会、日本透析医学会、日本腎臓学会、日本臨床腎移植学会、日本内分泌外科学会、日本泌尿器内視鏡学会の専門医取得を目指す。これらを取得するための技能、手技はそれぞれの学会が定めるところのカリキュラムに則って研修する。

経験できる症例

附属病院においては腎移植(生体腎移植、献腎移植)、腎不全外科(腎不全の診療に必要な外科治療、腎不全にともなう合併症の外科治療、血液透析アクセス(シャント)造設、腹膜透析カテーテル挿入、腎性副甲状腺機能亢進症に対する副甲状腺摘出術など)、透析治療にともなう後天性腎のう胞や透析腎癌に対する外科治療、腎血管性高血圧・腎動脈狭窄・動脈瘤等の血管病変に対する腎血管外科手術などが研修の中心となる。泌尿器疾患については研修協力病院でも各種、多数例を経験する。

指導医からのメッセージ

"泌尿器科研修に加え、腎不全関連(腎移植、透析療法)の研修を行うことの出来る施設は数少なく、これらの内容のある充実した研修が可能です。 現在、本邦には約30万人の慢性腎不全患者がおり、透析や腎移植による治療を必要としています。そして、毎年新たに1万人の患者が増え続けています。そこでこの領域を専門とする医師、とりわけ外科系医師の育成は医療の現場における大きな課題となっています。自治医科大学附属病院には腎臓センターが開設されており、腎臓内科と共にこれらの診療に当たっております。そして、腎臓外科では外科的側面から診療、研究を進めております。症例数は豊富で泌尿器科専門医の他、透析専門医、腎臓専門医、腎移植認定医など育成のための認定施設ともなっています。"

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