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看護職キャリア支援センター

看護職キャリア支援センターは、本学の建学の精神である地域医療への貢献と高度先進医療を担う大学病院の使命に基づき、学内外の様々な資源を活用しながら看護職者としてのキャリアを維持・向上させることを理念とした組織です。看護職者のライフステージに応じたキャリアを支援するための教育プログラム開発やキャリア評価体制の確立をめざします。

概要

看護職キャリア支援センターでは①看護人材育成・活用計画の立案及び推進、②人事交流の促進・調整、③キャリア評価体制の確立、④キャリアに応じた処遇改善及び処遇提示の促進、⑤卒前教育・卒後教育を一体化し、体系化を図ることを主な目的としています。今後は、より一層、看護職者の実践能力の向上と看護職者養成体制の充実を図っていきます。結果として、離職率の低下や就職希望者が増加することを期待しています。

 

組織体制

看護職キャリア支援センターの組織は、センター長に病院長、副センター長には附属病院看護部長兼副院長、さいたま医療センター看護部長兼副センター長、看護学部長の3名がおり、センター員は看護部と看護学部から構成されています。
当センターには教育プログラム開発支援部門とキャリア形成支援部門の2つの部門があります。月1回の全体会議で多くの審議事項の意思決定が効率的にできるよう、両部門の会議をふまえ、両部門長が審議事項を事前に合議した上で、全体会議に提示しています。組織内には、ラダー認定評価委員会をおき、ラダー管理の運営規定の検討やラダー認定審査、認定証交付、電子システムでのラダー登録、手続きに関する支援を行っています。

キャリア形成支援部門の活動内容

  1. キャリア支援相談
    キャリア選択やキャリアアップなどのキャリア開発を支援するために、「キャリア支援 相談窓口」を開設しています。キャリアを築いていくためのさまざまな疑問や悩みの解決を支援するために、キャリア相談、研修相談、資格取得相談、進学相談等、個別に相談を受け付けています。
  2. 看護職員のキャリア形成評価
    看護職員のキャリア形成評価をおこない、キャリア形成の現状を明らかにし課題と対策を検討しています。
  3. キャリア支援センターに関する広報
    キャリア支援センターの活動や成果を院内・院外へ発信していきます。

教育プログラム開発支援部門の活動内容

キャリア・パスに基づいて看護職員のラダー研修プログラムの開発、運営、評価を行っています。

ラダー研修プログラム開発

段階的に看護実践能力を積み重ねていくラダー研修プログラムを開発しています。ラダーⅠ期の新人臨床研修制度で基盤作りをし、その後ラダーⅡA、ⅡB、Ⅲ、Ⅳの5つの段階を目指していきます。看護倫理力、看護展開力、実践教育力、対人関係力、マネジメント力の5つの看護実践力をバランスよく高めるために必要な研修を受講し課題に取り組んでいきます。

新人看護職員臨床研修

部署異動研修/重症救急部門研修/他部門研修

平成23年度から新人看護職員臨床研修制度を導入し継続実施しています。この制度は、12か月の研修期間で5カ月・3カ月・4カ月で2つの病棟を勤務する「部署異動研修」、中央手術部や救命救急センター、集中治療部での「重症救急部門研修」、他職種との協働・連携を学ぶ「他部門研修」(薬剤部・臨床栄養部・画像診断部・放射線治療部・外来診療部・臨床検査部・輸血・細胞移植部)を柱に組まれています。

部署教育の積み重ね

12か月の研修期間には、部署の特徴的な疾患や看護を実践の中で学ぶプログラムや、その時期に必要な学習を部署の支援を受けて行う部署課題研修が組み込まれています。「技術チェックリスト」と「ラダーⅠ評価票」を用いて、自己評価と他者評価を行い成長を確認します。

看護基礎技術研修

4月の看護基礎技術研修では、点滴管理や排泄援助などの技術全般に加え、フィジカルアセスメント、コミュニケーション技術、看護倫理など30項目以上に及ぶ看護技術を当院看護基準・手順による実践に即した演習を行い、看護に必要な知識・技術・態度を習得します。5月からは、注射Ⅱ研修として、しっかりと押さえておくべき実施の判断や根拠にかかわる知識を含めて、看護技術(静脈内採血や輸血や危険薬の接続など)を習得します。

実地指導者連絡会・教育担当者連絡会

新人看護職員研修をサポートする各部署の指導者の情報交換や知識向上の場を設けています。指導対象者の成長過程への理解を深め、効果的な関わり方や支援についての確認をしています。