第25回 学 術 集 会

会長挨拶

第25回学術集会に向けて

 

 第25期会長
 前多 敬一郎
 名古屋大学大学院
 生命農学研究科


下垂体研究会のみなさま

 2010年の下垂体研究会はわれわれ名古屋大学(大学院生命農学研究科生殖科学研究室)が担当させていただくことになりました。 合宿制を基本とする研究会の伝統を2010年も引き継ぎ、伊良湖の地で開催させていただきます。 辺鄙なところではありますが、風光明媚な地で全室オーシャンビューのお部屋を確保してお待ちしております。 どうかたくさんの方々においでいただけることを願っております。
 思えば私がこの研究会に参加したのは、愛知県の瀬戸でわれわれの研究室の先々代の教授、横山昭先生が主催された「下垂体研究者の集い」の時代でした。 あれから27年、私が会長となり、愛知県で開催させていただくのも何か因縁めいたものを感じます。 下垂体研究会では実にさまざまな先生方との出会いがありました。 学生時代、また教員になってからの参加を通して私どもの転機となった研究には、常に下垂体研究会のメンバーの方のお力があったような気がしています。 今回、この研究会の伊良湖開催を通して、少しでも恩返しができたらと思っております。
 今回の研究会では、なるべく一般講演を重視するという方針の下にプログラム編成をしたいと考えています。 最先端のトピックや技術を学ぶためのシンポジウムなどの重要性は重々承知しております。 しかしできるだけ多くの若い研究者に参加していただき、そのup-to-dateな発表をしていただきたいという思いから、一般講演に時間をかけた研究会 を目指そうと考えております。 私自身、若いときから研究会で発表したことにより、さまざまな方からお声をかけていただき、共同研究が始まったことを考えると、 下垂体研究会の大きな目的の一つは若い研究者たちの大きな出会いの場になることだと強く感じます。 下垂体という魅力的な器官を軸に、多くの出会いがあることを心から望んでおります。
(2010年3月15日)


第25回学術集会報告とご挨拶


日本下垂体研究会第25回学術集会
会長 前多 敬一郎

 第25回学術集会は、愛知県田原市「伊良湖ガーデンホテル」で8/19-21の三日間にわたり開催され、 記念講演2題、シンポジウム2テーマ5題、一般発表35題が発表されました。
 多くの方々にご参加いただき、盛況のうちに無事終えることができました。ご参加・ご支援を賜り誠にありがとうございました。 学術集会事務局一同より、厚く御礼申し上げます。

第9回 吉村賞

 第9回(2010年度)吉村賞は下記のように選ばれ、第25回学術集会で受賞講演が行われました。

「視床下部−下垂体−性腺軸による性行動調節の研究」
 佐久間 康夫(日本医科大学)

「下垂体前葉の機能的組織構築に関する研究」
 屋代 隆(自治医科大学)


第25回学術集会 最優秀発表賞・優秀発表賞

 第25回学術集会では「最優秀発表賞」、「優秀発表賞」が下記のように選ばれ表彰されました。

最優秀発表賞

「ラット胎仔期下垂体における未分化細胞の空間的発現」
 八子 英司(明治大学)

「マウス脳におけるKiss1遺伝子の転写制御機構」
 小澤 真貴子(名古屋大学)

「黒毛和種成熟雌ウシにおけるキスペプチン末梢投与が性腺刺激ホルモン分泌および卵胞発育におよぼす作用」
 難波 陽介(名古屋大学)


優秀発表賞

「キンギョ下垂体ソマトラクチン分泌に及ぼすオクタデカニューロペプチドの影響」
 今坂 宏章(富山大学)

「Morphological analysis of pericytes in anterior pituitary glands of normal and castrated rats」
 Jintatip Depicha(Jichi Medical University School of Medicine)

(2010年 9月 8日)


日本下垂体研究会 第25回学術集会ホームページ


 今年度「日本下垂体研究会学術集会」のホームページが開設されております。 以下をクリックするとご覧頂けます。


(2010年3月26日)


日本下垂体研究会 第25回学術集会のご案内


 今年度の「日本下垂体研究会学術集会」をご案内いたします。
会長:前多 敬一郎(名古屋大学大学院生命農学研究科)
会期:2010年8月19日(木)〜21日(土)
会場:伊良湖ガーデンホテル(愛知県田原市)
参加費等、さらなるお知らせは随時、当ページに掲載してまいります。


(2010年3月17日)