過 去 の お 知 ら せ 一 覧



2022 8月29日 第36回日本下垂体研究会学術集会のご報告
10月21日 第36回日本下垂体研究会学術集会のご案内
2021 9月22日 第35回日本下垂体研究会学術集会を終えて
9月22日 第35回日本下垂体研究会学術集会のご報告
7月20日 第35回学術集会(福岡)「育英基金」についてのお知らせ
1月4日 第35回学術集会(福岡)についてのお知らせ
2020 8月27日 『「下垂体研究者の集い」記録 (1976年〜1985年)』掲載のお知らせ
5月7日 2020年度学術集会延期のお知らせ
3月9日 2020年度学術集会ウェブサイト公開のお知らせ
2019 8月20日 第34回 日本下垂体研究会学術集会のご報告
8月19日 日本下垂体研究会第34回学術集会を終えて
8月19日 役員改選について
5月10日 日本下垂体研究会誌6号掲載のお知らせ
3月8日 2019年度学術集会ウェブサイト公開のお知らせ
3月4日 2019年度学術集会のお知らせ
2018 9月7日 第33回日本下垂体研究会学術集会を終えて
9月7日 第33回日本下垂体研究会学術集会の御報告
8月29日 「下垂体NLPデータベース」公開のお知らせ (明治大学戸村秀明先生より)
4月10日 2018年度学術集会ウェブサイト更新
2月26日 2018年度学術集会ウェブサイト開設
2017 9月15日 評議員会・総会報告
9月8日 第32回日本下垂体研究会学術集会(鬼怒川大会)を終えて
9月8日 第32回日本下垂体研究会学術集会(鬼怒川大会)報告
8月8日 評議委員会・総会のご報告
8月7日 第32回学術集会終了のご報告
7月3日 第32回学術集会 募集期間延長のお知らせ
6月9日 第32回学術集会 演題募集・参加登録 始まりました
2016年 10月24日 日本下垂体研究会 第32回学術集会のご案内
10月7日 ISPGRS 2016 を終えて
10月7日 ISPGRS 2016 報告
2015年 11月2日 International Symposium on Pituitary Gland and Its Related System
8月21日 第30回学術集会を終えて
6月29日 第30回学術集会報告
6月29日 第30回学術集会 演題登録締切の延長
5月21日 日本下垂体研究会誌刊行のご案内
3月 3日 第30回学術集会 ホームページ
2月 5日 下垂体研究会レター創刊のご案内
2014年 10月 5日 第30回学術集会のご案内
10月 2日 第29回学術集会を終えて
10月 2日 第29回学術集会報告
2013年 11月28日 第29回学術集会のご案内
 8月12日 第28回学術集会を終えて
 8月12日 第28回学術集会 報告
 5月15日 第28回学術集会 ホームページ
 5月 9日 第28回学術集会 概要のご案内
2012年 10月 1日 第28回学術集会のご案内
 8月29日 第27回学術集会を終えて
 8月29日 第27回学術集会 報告
 4月20日 第27回学術集会 ホームページ
2011年  9月26日 第27回学術集会のご案内
 8月30日 第26回学術集会 報告とご挨拶
 8月22日 第26回学術集会 開会迫る
 8月19日 訃報
 3月22日 第26回学術集会 参加・演題登録開始
 3月22日 第26回学術集会 ホームページ
2010年 10月29日 第26回学術集会 ご案内
 9月 8日 第25回学術集会 報告と参加御礼のご挨拶
 5月27日 第25回学術集会 一般演題募集の開始
 5月20日 NIH日本人研究者会からのメッセージ
 3月26日 第25回学術集会 ホームページ
 3月17日 第25回学術集会 ご案内
 3月17日 東北地方太平洋沖地震
2009年 11月27日 第9回 吉村賞 募集案内
11月27日 会計監査結果のご報告

 9月 1日 第24回学術集会 報告と参加御礼のご挨拶

 5月11日 訃報

 3月31日 第24回学術集会 ホームページ
2008年
10月 9日 第23回学術集会報告と参加御礼のご挨拶
2007年  8月27日 第22回学術集会報告と参加御礼のご挨拶

 5月29日
第22回学術集会 ホームページ
2006年 10月16日 第22回学術集会 ご案内

 8月22日 第21回学術集会 報告

 8月13日 第21回学術集会 参加御礼のご挨拶

 7月20日 第21回学術集会 抄録集

 5月 8日 日本神経内分泌学会 第33回学術集会

 4月28日 大学院生育英基金補助のお知らせ

 4月27日 第21回学術集会 ご案内
2005年 11月 4日 川内浩司教授 紫綬褒章を受章

 9月 1日 第21回学術集会

 8月24日 参加研究室ホームページへのリンク集について


日本内分泌学会主催「内分泌・代謝学サマーセミナー」

過 去 の お 知 ら せ

第36回日本下垂体研究会学術集会のご報告

第36回日本下垂体研究会学術集会は、コロナパンデミックがダイヤモンドプリンセス号に端を発して3年目となり、ワクチン開発と治療法の開発により漸く社会が再稼働し始めた今年8月に東海大学山中湖セミナーハウスにて開催することが決まりました。当初、6月までは感染者数も抑えられ、明るい兆しが見えていたのですが、7月以降の急激な患者数増加に伴い、学術集会開催もon siteでは難しいのではないかとの状況となりました。

そこで、今大会の運営にあたり、事務局長である菊地元史先生及び幹事の先生方にご意見をお伺いした上で、
(1)政府から行動制限があればon siteは中止
(2)参加機関の行動制限が大多数になればon siteは中止
(3)山梨県の感染者数が関東近郊の他県と比較して高くなれば中止
(4)これら3つの原則以外の状況下では最大限の注意を払ってon siteで運営
この原則で準備を進めさせていただきました。
また、ハイブリッド開催については準備が出来次第その形式とすることとし、zoomでの開催体制は直前までに何とか整えることができました。現地参加者43名、on line参加者22名で、少々の不手際がありましたが、何とか無事にハイブリッド形式での運営を行うことができました。

また、今回の開催にあたっては、山梨県の感染者数が、関東近郊では一桁異なるほど低いなど、大変幸運にも恵まれました。また、開催数日後には台風など天候の変化もありましたが、幸い学会期間中は天候に恵まれ、山中湖畔の景色は訪れたことを後悔させない美しいものとなりました。

本学術集会の準備を進めながら、昨年開催された上田陽一先生が、どれほどお心を砕かれたかとやっと想像することができました。当初はファイルオンザデスク、エクスカーション、懇親会を予定しておりましたが、感染の急拡大に伴い、これは中止することにいたしました。先生方へどうにか歓迎の気持ちをお伝えしたいと思い、ご来場いただけた先生方には、「富士山クッキー」をお渡しすることにいたしました。また、高橋先生からは昨年同様、日本酒「浜千鳥」をみなさんへお贈りいただきました。北里大学は被災地東北に校舎と研究所があり、私の愚息も行く予定でしたが、震災の年入学のため、ついに足を運ぶことができなかった地です。まだ、お忘れなく当地を応援していらっしゃる姿勢に、感銘を受けました。
ファイルオンザデスクの代わりにフリートークを行いましたが、セミナーハウスにご宿泊でない先生にも足をお運びいただいて、本当にありがたく思いました。特に上田先生は、大変お忙しい中、わざわざおいでくださり、ご自分の昨年の学会のご経験から、私たち運営スタッフにもさまざまな場面で言葉をかけてくださり、写真も撮ってくださるなど、本当に細やかで深いお心遣いをいただきました。

さて、今学術集会のテーマについてですが、免疫学者の立場から見た下垂体・ホメオスタシスについて、異分野との融合を指標にした視点を持つことを目標にいたしました。
免疫学の分野に研究の軸足を置くと、そのカオスに足を取られそうになります。シンポジウムの前置きでお話しした様に、免疫系は、脊椎動物が進化するに従い、急速な進化を遂げたシステムです。その進化を推進したのは、レトロウイルスであると考えられています。彼らは脊椎動物のゲノムに侵入し、重複し、変化し、やがて認識力の高い獲得免疫系という特異的に侵入者を殺傷するシステムを構築しました。しかし、免疫系を活性化するシステムは飛躍的な進歩を遂げたにもかかわらず、収束、抑制システムは十分ではなく、しばしば免疫系の活動状態を示す炎症は遷延します。
同様に、胎盤の進化も著しく、哺乳類になってからその浸潤性は飛躍的に高まりました。このような胎盤の進化にも、レトロウイルスが関与していることが報告されています。そして、がんは胎盤で発現する様々な分子を用い、致死的な疾患を発症させます。
そのため、進化の過程で、視床下部・下垂体およびその下流の内分泌系がせっかく構築したホメオスタシスの系は、レトロウイルスが推進する進化の過程で、追いついていない部分があるのではないか、あるいは薄氷を踏む様なバランスの上に成立する個体のホメオスタシスは、環境要因により、いとも簡単に打ち破られてしまう様な脆弱なものになってしまっているのではないか、との仮説を立てることもできるかと思います。もしも胎盤が下垂体とクロストークすることができ、下垂体支配下に位置されれば、癌という疾患はなくなるのかもしれないのです。
その様な観点で、今回は、2つのシンポジウムを企画させていただきました。一つは「光環境と動物の行動」、もう一つは「下垂体とホメオスタシス、その撹乱」です。最初のシンポジウムは、すでに進化的に確立された外的環境に対する調節機構の研究について、松田恒平先生に企画をお願いいたしました。もう一つは、先生方に講演者をご推薦いただきながら、私が企画をさせていただきました。こちらは進化の過程で、生物は内分泌系を利用し、外的環境をモニタリングしながら自身の内的環境を構築し、それを次世代に繋ぐことができるか、それが破綻するとどの様な疾患が生じるのかについて、包括的に考える場とさせていただきました。
「光環境と動物の行動」では、高橋明義先生が、「魚類の行動に及ぼす光環境の影響」について、カレイ類におけるさまざまな色の光とMSHの複雑な関係性についてご講演くださいました。また、安東宏徳先生が、「月周同調産卵魚クサフグにおける生殖神経内分泌系の周期的調節」についてクサフグの脳を経時的に採取してRNAseqによりその遺伝子発現変化を見るという大変な実験を通した、体内時計の解析についてご講演くださいました。望月貴年先生は、昼行性ラットという珍しい行動様式をとる齧歯類を用いて、時計遺伝子およびそれに支配される睡眠覚醒行動についてご講演くださいました。渡邊桂佑先生は、α-MSHの体色調節と行動制御という2つの異なる作用の統合についてご講演くださいました。全体として、環境に対して動物が適応していく過程での内分泌制御について大変まとまったシンポジウムであったと思います。
また、「HPA軸とホメオスタシス、その撹乱」では、井口泰泉先生が、さまざまな動物の性決定の機構について、最初はマウスから、様々な種における温度依存生成決定まで幅広くお話しくださいました。生水真紀夫先生は、「エストロゲン・プロラクチンと生物進化」というテーマでプロラクチン受容体欠損症という疾患から始まり、進化の過程で様々な生物がプロラクチンをホメオスタシス形成に利用してきたのではないかという仮説まで、非常に俯瞰的なご講演をしてくださいました。また、根本崇宏先生には、「胎生期低栄養により誘発する下垂体グルココルチコイドフィードバックの異常と疾患発症リスクの形成」というテーマで、環境要因によって引き起こされるエピジェネティックな変化が、世代を超えて維持される現象についてご講演いただきました。大須賀智子先生には、「アンドロゲン暴露によるキスペプチン/ゴナドトロピン分泌異常と不妊症(多嚢胞性卵巣症候群))というテーマで、アンドロゲン暴露によるHPG軸の変容の疾患モデルのご講演をいただきました。それぞれ大変興味深く、ホメオスタシスの撹乱が進化に及ぼす影響について深く考えさせられました。
今後の下垂体研究に、何らかの示唆のあるシンポジウムとなっておりましたら、企画者として、大変光栄に思います。

また、本大会では、特別講演として、名誉会員でいらっしゃる長村義之先生にお越しいただき、「WHO 5th 2022における下垂体腫瘍 Update: Pituitary Neuroendocrine Tumor (PitNET)」というテーマでご講演いただきました。最新の下垂体腫瘍に関する名称についての大変興味深い議論を拝聴いたしました。長村先生もご帰国直後でしたが、お疲れのところ山梨まで来てくださりました。

スペシャルトークでは、山梨県水産技術センター忍野支所の青柳敏裕先生に、「富士五湖の魚類」というテーマで、特にクニマスの歴史についてお話しいただきました。本当は、エクスカーションで忍野八海を訪問する予定でしたので、もしこれが実現していれば、さらに興味深い体験ができたかと思います。
教育講演では、実験動物中央研究所の伊藤亮治先生に、「免疫不全マウスの開発とヒト化マウスへの応用」というテーマで最新のヒトを模倣するマウスについてのお話をいただきました。
当初意図した内容は未熟なものであったにもかかわらず、先生方のご講演により、今回の講演は大変素晴らしいものになったと存じます。
ご講演いただいた全ての先生方に深く感謝申し上げます。

また、第21回(2022年度)吉村賞の発表・授賞式・受賞講演が行われました。

吉村賞
渡辺 元(東京農工大学)
「哺乳類におけるインヒビンによる卵胞刺激ホルモン分泌調節の解析とその応用」
渡辺先生は、大変な質・量のご研究があり、インヒビンに関するご研究についても大変深いお話をしていただきました。

また、最優秀発表賞の候補には7名の方が応募し、大変素晴らしい発表をされました。以下の方々が最優秀発表賞・優秀発表賞に選ばれ、表彰されました。

最優秀発表賞 副島佳晃 (岡山大学)( on line)
「オレキシンおよびBMPシグナルが下垂体ゴナドトロピン分泌に与える影響」

優秀発表賞 峯 朋葉(神奈川大学)
「ラット下垂体におけるサイロスティムリンαサブユニット(Gpa2)発現細胞の同定」
優秀発表賞 和泉知輝(東邦大学)
「ウナギC型ナトリウム利尿ペプチド(CNP)の受容体解析と受容体脳内マッピングによる新規機能予測」

長い間下垂体研究に真摯に向き合ってこられた先生方、将来の下垂体研究を担う若き先生方の今後のさらなるご活躍に、大いに期待したいと存じます。

一般演題にご参加いただいた先生方、また、座長の先生方、on lineからご発表やご質問くださいました先生方も、活発な議論で会を盛り上げてくださいました。
全ての参加者の皆様に心よりお礼申し上げます。

最後に、本大会開催にあたり、全てについて支えてくださいました菊地元史先生と、折々にご相談に乗っていただきました上田陽一先生、高橋明義先生、阿見彌典子先生はじめ幹事の先生方、そして東海大学チームで支えてくださいました大会実行委員長の関敏郎先生、和泉俊一郎先生とラボメンバー、特に献身的に本大会運営にあたってくださった杉山久枝さんに深謝いたします。

来年は宮崎大学・内田勝久会長のもと、宮崎の素晴らしい景観の中でお会いし、議論を深めることができることを祈念いたします。



2022.8.29
第36回日本下垂体研究会・学術集会・会長
東海大学医学部客員准教授・亀谷美恵


(2022年 8月 29日)


第36回日本下垂体研究会学術集会のご案内

      
      pdfファイルは、左メニュー「大会案内」にてご覧になれます。
(2021年 10月 21日)


第35回日本下垂体研究会学術集会を終えて

 第35回学術集会を終えて1ヶ月が過ぎようとしています。本学術集会の開催にあたり、皆様のご支援のおかげをもちまして数多くの困難を乗り越えて無事開催・終了できましたことに心より感謝申し上げます。

 9月12日までの予定だった全国多くの地域で緊急事態宣言・まん延防止等重点措置が9月末日まで延長されましたが、新型コロナウイルス感染第5波のピークは過ぎたように思われます。振り返れば、本学術集会(8月19〜21日)あたりが第5波のピークだったようです。8月20日に福岡県にも緊急事態宣言が発出され、現地開催が危ぶまれましたがギリギリセーフ、本学術集会以後の福岡国際会議場での集会はすべてキャンセル、現地開催できたのは奇跡でした。

 さて、本学術集会は2年前に島根県玉造温泉での第34回学術集会(金撫t彦会長)(テーマ:神話の国で下垂体を語ろうin 島根)からバトンを引き継ぎました。ところが、新型コロナウイルス感染の拡大により2020年8月に予定していました学術集会を1年延期させていただくことになりました。この時点では、東京オリンピック・パラリンピック2020も1年延期となりましたので1年後には通常通りに開催できるだろうとのんきに考えておりました。

 ところが、会場予約をしていました福岡県久山温泉の宿泊施設がコロナ禍の影響で閉館となり、福岡国際会議場に開催場所を変更し、あくまで現地開催にこだわって準備を進めました。2021年7月に入り、感染状況が収まりつつありましたので現地開催に向けて準備を本格化したところ、東京オリンピック開催とともに大波の第5波がやってきました。これは大変、ということで開催日の2週間前になって慌てて現地開催に加えてオンライン(Zoom配信)との併用によるハイブリッド開催に切り替えることとし、ギリギリで当日開催に漕ぎ着けました。このような状況の中にもかかわらず、お願いしていましたすべての先生方に現地参加もしくはオンライン講演への切り替えをご快諾いただき、最優秀発表演題候補、一般演題ともに例年並みの応募があり大変に有り難く思いました。

 本学術集会は、温泉地などに合宿形式で宿泊して垣根隔てなく学術交流や親睦を深めることが特徴です。懇親会やご当地エクスカーションもとても楽しいひとときです。ところがコロナ下では感染対策として三密を避けるため、懇親会やエクスカーションなどを開催できません、たいへん悩ましい問題でした。

 本学術集会のテーマに“新しい時代の下垂体研究(= Beautiful Harmony of Pituitary Research)”を掲げました。平成から令和へ元号が代わる節目での学術集会との位置付けです。“令和”は“Beautiful Harmony(美しい調和)”と英語に訳されるそうです。視床下部-下垂体系による生体の恒常生を司る調和の取れた美しい生理機能をイメージすることができます。

このテーマにそって、会長特別企画では、昭和・平成・令和の時代をめぐる下垂体研究〜学問の系譜〜というタイトルで現地ご参加の汾陽光盛先生・高橋明義先生の座長のもと歴代会長の皆様(林しん治先生、井上金治先生、河田光博先生( 筒井和義先生)、和泉俊一郎先生、輿水崇鏡先生、岩舞ラ正先生、金崎春彦先生)に心のこもったご講演をいただきました。特別講演には、木村正先生(大阪大学)にオキシトシン受容体のクローニングから臨床研究まで研究の楽しさ・おもしろさをご講演いただきました。座長の吉野潔先生は木村先生のご教室への入局から准教授までお務めになられた旧知の仲です。教育講演1では下垂体後葉ホルモンのオキシトシン研究(東田陽博先生)、バソプレシン研究(有馬寛先生)、教育講演2では生殖の神経内分泌学〜前多敬一郎先生追悼本の出版を記念して〜と題して束村博子先生(名古屋大学)に感動的なご講演をいただきました。スペシャルトークに久山町研究の歴史と取り組み(福岡県久山温泉での本学術集会の開催を予定しておりました)を二宮利治先生(九州大学)に国際的にも有名な久山町疫学研究の現在についてご講演いただきました。最終日のシンポジウム@「海から陸、そして空へ」(兵藤晋先生、鈴木雅一先生、吉村崇先生)、シンポジウムA「下垂体:基礎・臨床アップデート」(須賀英隆先生、高橋裕先生、山田正三先生)では基礎から臨床まで素晴らしいご講演が続きました。

 “令和”の起源となりました梅花の宴とゆかりの地である太宰府天満宮へのエクスカーションは叶いませんでしたが、ランチョンセミナーにおきまして当時の食材を再現した“古代食(梅花の宴)弁当”と“太宰府名物梅ケ枝餅”をいただきながら、万葉集研究者の奥田俊博学長(九州共立大学・九州女子大学・九州女子短期大学)に“万葉集の令和”と題してご講演いただき、万葉の世界の一端に触れることができました。現地でのご参加が叶わなかった皆様には、ささやかながら太宰府まめやの豆詰め合わせと太宰府学業成就の鉛筆をお送りしました。ちなみに、最優秀発表賞の副賞に太宰府梅酒をお贈りしました。

 また、リアルな懇親会はできませんでしたが、会期中日に短い時間でしたが、現地会場とZoom参加の皆様とをオンラインで結んでのWeb懇親会を行いました。現地会場には、高橋明義事務局長からの差し入れの日本酒“浜千鳥”(岩手県釜石市)が振る舞われ、もちろん持ち帰った後にしか封を切ることはできませんが、屋代隆先生のスクリーン越しの乾杯の音頭などとても盛り上がりました。

 こうしてコロナ渦真最中での本学術集会を何とか終えることができてホッとしています。急遽、ハイブリッド開催に切り替えたことで皆様には大変な戸惑いとご心配をおかけしました。実施してみますとWeb 開催の良さもわかり、オンデマンド配信(8月28日〜9月20日)も行うことができましたので“災い転じて福となす”ことができたようにも思います。

 最後になりましたが、事務局を務めていただき裏方として大活躍していただいた丸山崇先生はじめ多くの皆様のご支援により本学術集会を開催することができました、ここに厚く御礼申し上げます。来年第36回学術集会(亀谷美恵会長、令和4年(2022年)8月8〜10日)“富士山を仰ぎながら。夢を語ろう”にて皆様と再会できますことを楽しみにしています。


    現地会場でのコロナ対策のようす


    Web懇親会での高橋明義事務局長のご挨拶


    浜千鳥で乾杯のようす(現地会場)

    Web懇親会での締めのかけ声のようす



本原稿を執筆中に、筒井和義先生のご逝去(9月16日)の悲報を知りました。ここに謹んで哀悼の意を表し、心よりご冥福をお祈り申し上げます。
第20回学術集会(2005年7月7〜9日)を日本神経内分泌学会学術集会(河田光博会長)との共催により万国津梁館(沖縄)で主催されて大変な盛況でした。初夏の沖縄の海岸でエイサー踊りを鑑賞しながら筒井先生と歓談させていただいたのを懐かしく思い出します。



令和3年(2021年)9月20日
第35回日本下垂体研究会学術集会
会  長   上田陽一(産業医科大学 医学部 第1生理学 教授)
組織委員長  吉野 潔(産業医科大学 医学部 産科婦人科学 教授)

(2021年 9月 22日)


第35回日本下垂体研究会学術集会のご報告

第20回(2021年度)吉村賞発表・授賞式および受賞講演が現地会場にて行われました。

第20回吉村賞

輿水 崇鏡(自治医科大学 薬理学講座 分子薬理学部門)
「下垂体後葉ホルモンバソプレシンのV1aおよびV1b受容体を介する作用機序の研究」

バソプレシン受容体の生理・薬理的機能に関する研究を分子レベルから個体レベルまで展開され、素晴らしい研究成果に感銘を受けました。


第35回学術集会の最優秀発表賞・優秀発表賞が選ばれ、表彰されました。

最優秀発表賞

副島 佳晃 (岡山大学大学院 医歯薬学総合研究科 総合内科学)
「時計遺伝子およびBMP分子が下垂体ゴナドトロープ細胞に与える影響」


優秀発表賞

大原 倫仁(富山大学大学院 理工学教育部 生物学専攻)
「ソマトラクチン(SL)遺伝子欠損ゼブラフィッシュの作出とその表現型(外部形態)の観察」

出合 将人(明治大学大学院 細胞情報制御学研究室)
「ヒトTDAG8を介したcAMP産生応答に対するキレート試薬の効果」

山本 紘一郎(岡山大学病院 総合内科・総合診療科)
「全身倦怠感の精査から診断に至った高齢ACTH単独欠損症の1例」

4演題ともにオンラインでの発表・質疑応答でしたが、いずれもレベルの高い発表でした。今後益々の研究の発展とご活躍を祈念致します。

第35回日本下垂体研究会学術集会
会  長   上田陽一(産業医科大学 医学部 第1生理学 教授)
組織委員長  吉野 潔(産業医科大学 医学部 産科婦人科学 教授)


    第20回吉村賞の表彰式(記念撮影の瞬間だけマスクを外しました)

    第35回学術集会の最優秀発表賞の表彰のようす


(2021年 9月 22日)


第35回学術集会(福岡)「育英基金」についてのお知らせ

第35回学術集会(福岡)への大学院生等の参加者に,育英基金から補助金を支給いたします。希望者は、ダウンロードした書式に必要事項を記入の上,事務局長(高橋明義)宛てにメール添付で8月10日までにお送り下さい。


(2021年 7月 20日)


第35回学術集会(福岡)についてのお知らせ

新型コロナウイルス感染拡大により開催が延期されておりました第35回学術集会につきまして、情報をウェブサイトに掲載いたしました。左側メニュー「大会案内」よりご覧ください。


(2021年 1月 4日)


『「下垂体研究者の集い」記録 (1976年〜1985年)』掲載のお知らせ

本研究会の前身「下垂体研究者の集い」の活動記録を加藤幸雄先生よりご提供いただきましたので、当ウェブサイトに掲載いたします。本研究会にとりまして、大変貴重な資料です。こちらから、ご覧ください。


(2020年 8月 27日)


2020年度学術集会延期のお知らせ

新型コロナウイルス感染拡大により,本会の行事を以下のように執り行うこととしましたのでお知らせ致します。

1.第35回学術集会について
本年8月20日(金)〜22日(日)に予定している久山温泉での当該集会は1年延期し,2021年に実施する。

2.本年の評議員会・総会について
例年,学術集会会期中に実施している総会・評議員会は本年8月中にメール会議により行う。

3.第20回吉村賞(2021年)について
例年どおり募集し,来年に延期する第35回学術集会で受賞講演を行う。なお,推薦があった本年の吉村賞(2020年4月17日(金)締切)については,これから設置する選考委員会において授与が認められた場合,受賞講演は第35回学術集会にて行う。

日本下垂体研究会会長 上田陽一
   同  事務局長 高橋明義


(2020年 5月 7日)


2020年度学術集会ウェブサイト公開のお知らせ

第35回 学術集会(福岡大会)のウェブサイトを公開しました。
URLは、http://www.jichi.ac.jp/jspr/2020/です。ご覧ください。


(2020年 3月 9日)


第34回 日本下垂体研究会学術集会のご報告

 令和元年8月7日から9日までの3日間、島根県玉造温泉にて第34回日本下垂体研究会学術集会を開催させて頂きました。吉村賞受賞講演1題、特別講演1題、スポンサードセミナー1題、シンポジウム演題9題、そして33題もの一般演題をご発表頂きました。ご参加頂きました先生方に心より感謝し、御礼申し上げます。

第18回(2019年度)吉村賞は、下記の如く授賞式、受賞講演が取り行われました。

「新規GPCRを軸とした内分泌細胞制御機構の研究」 戸村 秀明(明治大学)



第34回日本下垂体研究会学術集会(玉造温泉)の最優秀発表賞・優秀発表賞が下記の様に選ばれ、表彰されました。

最優秀発表賞(2件)

「ウナギにおける新規ナトリウム利尿ペプチドの発見と脳内発現領域」
片山侑駿(東邦大学)

「Expression of neural peptides and visual opsins of the marbled sole, Pseudopleuronectes yokohamae」
佐藤 生(北里大学)

優秀発表賞(3件)

「アクチビン及びインヒビンの視床下部キスペプチンニューロンに対する直接作用について」
Tumurgan Zolzaya (島根大学)

「キンギョの摂食行動と情動行動に及ぼすアルギニンバソトシン(AVT)の脳室内投与の影響」
渡邉桂佑(富山大学)

「食虫目スンクス下垂体隆起部におけるLH 産生細胞の局在及び卵巣摘除によるLH 産生細胞の形態学的変化の研究」
塙 菫(埼玉大学)



第34回下垂体研究会学術集会 会長
  金崎春彦(島根大学)

(2019年 8月 20日)


日本下垂体研究会第34回学術集会を終えて

 令和元年8月7日から9日までの3日間、島根県玉造温泉にて開催させて頂きました第34回日本下垂体研究会学術集会を無事終えることが出来ました。東北大学薬学部の福永浩司先生には特別講演で創薬に至る研究についてお話頂き、スポンサードセミナーでは生殖医療の第一線でご活躍のミオファティリティークリニックの見尾保幸先生にタイムラプスで観察されたヒト受精卵の不思議な現象をご紹介して頂けました。シンポジウム1「非モデル生物の下垂体を中心とする内分泌学」では新進気鋭の若手研究者による素晴らしい研究成果の発表があり、シンポジウム2「生殖機能の中枢制御」では私が公私共にお世話になっている先生方に味わい深いご講演を賜りました。33題もの一般演題をご発表頂き、例年通りの盛況な集会になったことに安堵しております。ご参加頂きました先生方に心より感謝し、御礼申し上げます。

 同じ宿に泊まり、寝食を共にして研究その他諸々について楽しく語り合う下垂体研究会の伝統の素晴らしさを改めて感じました。私自身も集会を主催する立場ながら大いに楽しませて頂きました。若い素晴らしい研究者たちにご参加頂き、先輩方から受け継いだ本研究会は継続し、益々発展するだろうと確信いたしました。

 来年度の第35回集会は「令和」ゆかりの地太宰府天満宮近くの福岡県久山温泉で産業医科大学の上田陽一先生のご主催で開催されます。来年もまた下垂体研究会の仲間たちとお会い出来ますことを楽しみにしております。

令和元年8月吉日
第34回日本下垂体研究会学術集会 会長
金崎 春彦
(島根大学医学部産科婦人科)




最優秀発表賞・優秀発表賞表彰

(2019年 8月 19日)


役員改選について

8月8日に催されました評議員会および総会において、役員の改選が行われました。新役員につきましては、役員名簿 http://http://www.jichi.ac.jp/jspr/about_folder/officers.html をご覧ください。

(2019年 8月 19日)


日本下垂体研究会誌6号掲載のお知らせ

日本下垂体研究会誌第6号(2019年3月29日発行)をウェブ上で公開しました。
http://www.jichi.ac.jp/jspr/letter_folder/letter.html

(2019年 5月 10日)


2019年度学術集会ウェブサイト公開のお知らせ

第34回 学術集会(島根大会)のウェブサイトを公開しました。
URLは、http://www.jichi.ac.jp/jspr/2019/です。ご覧ください。

(2019年 3月 8日)


2019年度学術集会のお知らせ

 第34回 学術集会(島根大会)のポスターが完成いたしました。
 ウェブサイトも近日中公開予定です。

(2019年 3月 4日)


第33回日本下垂体研究会学術集会を終えて

 初秋の候、皆様におかれましては、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
 このたび、高知市桂浜の国民宿舎桂浜荘で開催されました第33回日本下垂体研究会学術集会に御参加頂きました皆様に、御礼とご報告をさせて頂きたく存じます。
 直前まで天候不順で大雨や台風の襲来があり、月の名所であると同時に台風の名所でもある桂浜での開催がどうなることかと心配いたしておりましたが、学会当日から会期中に亘って晴天が続き、美しい月夜や文字通り目の醒めるような日の出を拝めることが出来ましたのは、本当に奇跡としか言いようがありません。
 今回の学会は、明治維新150年にちなんで「下垂体維新in Kochi 〜過去・現在・未来〜」というテーマのもとに、日本における下垂体研究の礎を気づかれたレジェンドの先生方、時代の最先端を駆け抜けた現役の先生方、そしてこれからの下垂体研究を支えて頂く若手の先生方、それぞれの立場より、日本における下垂体学の流れを俯瞰して頂けるようなプログラムを組みました。結果的に、83歳の大御所の先生から10代の若手の学生さんまで幅広い年代の106名の皆様に御参加頂き、盛会のうちに無事終了することができました。ファイルオンザデスクにおいて、古希を超える長老の先生と、そのお孫さんの世代となるような若い学部学生さんが膝を突き合わせて議論している光景が、いかにも下垂体研究会らしく印象的でした。これも、半世紀近くにおよぶ本研究会の歴史の過程で築かれた、人と人との出会いとつながりを大切にする伝統の賜物かと存じます。また学術セッションにおいて、胸を打つ前多先生の追悼講演、国際的な特別講演、学術的な教育講演を担当して頂きました諸先生をはじめ、シンポジストや座長の先生方、さらにそれらをオーガナイズして頂きました多くの会員の方々、そして一般演題を応募され新しい知見を報告いただいた演者の皆様に、あらためて厚く御礼申し上げます。
 最後に、今回の研究会では、遠路はるばる高知までお越し頂きました皆様に土佐の文化を少しでも感じて頂きたく、懇親会やエクスカーションにも趣向を凝らしました。坂本龍馬や牧野富太郎博士の生き様から、若い研究者の方々が「何か」感じて頂けたとしたら、主催者としては大いなる喜びです。
 明治維新が日本の歴史の節目となったように、今回の学会が、日本の下垂体研究のターニングポイントであったと後から振り返って頂けるような、そのような実りある学術集会として記憶に残ることを念願しつつ、今後の皆様の研究の益々の御発展を大いに期待いたしております。

2018年9月吉日
第33回日本下垂体研究会学術集会 会長
高知大学臨床医学部門教授 岩舞ラ正


集合写真(左端の猫1匹を含む)


会場風景(桂浜荘会議室)


名誉会員証授与式


前多敬一郎先生追悼講演


レジェンドセッション(菊山榮先生、83歳)


ファイルオンザデスク (70歳代以上から10歳代まで幅広い世代がディスカッション)


懇親会 (よさこい踊り)


懇親会 (土佐の地酒飲み比べ)


(2018年 9月 7日)


第33回日本下垂体研究会学術集会の御報告

第17回 (2018年度)吉村賞は下記のように選ばれ、第33回学術集会で受賞講演が行われました。

「腺下垂体形成におけるカドヘリンの役割に関する研究」
 菊地 元史 (自治医科大学医学部総合教育)

また第33回学術集会の 最優秀発表賞・優秀発表賞が下記のように選ばれ、表彰されました。

最優秀発表賞
 藤澤 諭 (岡山大学)
   OrexinとBMP-4の相互作用とプロラクチン産生への影響:GH3細胞を用いた検討
 諸星 和紀 (明治大学)
   バソインヒビンはインテグリンα5β1を介してアポトーシスを誘導する
 竹内 亮太 (北里大学)
   緑色光照射がホシガレイの食欲関連ホルモン遺伝子の発現に与える効果

優秀発表賞
 待鳥 卓 (東京工業大学)
   USP8遺伝子のゲノム編集によるCushing病モデル細胞の作製と解析
 酒谷 斎 (富山大学)
   キンギョ下垂体におけるメラニン凝集ホルモン (MCH) 含有神経線維と
   ソマトラクチン (SL) 産生細胞の分布相関及びSL分泌に及ぼすMCH添加の影響

第17回吉村賞、および第33回学術集会最優秀発表賞・優秀発表賞



(2018年 9月 7日)


「下垂体NLPデータベース」公開のお知らせ (明治大学戸村秀明先生より)

 平成26年度私立大学戦略的研究基盤形成支援事業に採択された研究プロジェクト「大規模オミックスの活用による生殖内分泌組織の新たな機能制御法の確立」(代表 戸村秀明)の中で、明治大学農学部生命科学科バイオインフォマティクス研究室・矢野健太郎の分担課題として作製された下垂体データベースを公開いたします。詳しくはビラをご参照ください。

 下垂体関連の研究の際などに、お役に立てば幸いに存じます。

データベースURL: http://bioinf.mind.meiji.ac.jp/KPJ_DB/Ref_Search_ver2a.html

(2018年 8月 29日)


2018年度学術集会ウェブサイト更新

 第33回 学術集会(高知大会)のウェブサイトを更新しました。参加案内、参加申し込み、一般演題申し込み、会場へのアスセスの情報が追加せれています。

(2018年 4月 10日)


2018年度学術集会ウェブサイト開設

 第33回 学術集会(高知大会)のウェブサイトを開設いたしました。

(2018年 2月 26日)


評議員会・総会報告

 本年度学術集会(鬼怒川大会)会期中の8月3日(木)に開かれた評議員会・総会で決定されました役員の改選など、幾つかお知らせがございますので、ご報告させていただきます。

@評議員の一部変更
 諸般のご事情により6名の先生方が評議員を退任されました。一方、新たに下記の先生方が評議員となられました。

  阿見彌典子先生(北里大学 海洋生命科学部)
  伊藤道彦先生(北里大学 理学部)
  佐藤貴弘先生(久留米大学 分子生命科学研究所)
  兵藤晋先生(東京大学 大気海洋研究所)

 役員名簿は、本会HPをご覧ください。

A会員数
 7月末時点で351名(一般会員326名、名誉会員25名)

B次期会長
 岩崎泰正先生(高知大学臨床医学部門)

C次期学術集会
 第33回学術集会は岩崎泰正会長の下、平成30年(2018年)8月17日(金)〜19日(日)に、「下垂体維新 in Kochi 〜過去・現在・未来〜」と銘打って高知市で行われます。会場は坂本龍馬像に程近い国民宿舎桂浜荘です。PDFファイルをご覧願います。

以上でございます。不明な点がございましたら事務局までお問い合わせ下さい。

日本下垂体研究会事務局長
高橋 明義


(2017年 9月 15日)


第32回日本下垂体研究会学術集会(鬼怒川大会)を終えて



 暑さも一段落し秋風が爽やかな折、皆様におかれましては益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。
 お陰様を持ちまして、鬼怒川大会では多くの皆様のご協力を賜り、全日程を無事に終了することができました。まずはここに心より感謝を申し上げます。大会までには、多くのご演題とご企画をいただきありがとうございました。直前まで調整が必要となりご迷惑をおかけしました点を、お詫び申し上げます。大会では、特別講演、招待講演、吉村賞講演、シンポジウム、若手企画に一般演題と、ご発表いただきました多くの演者の方々に感謝を申し上げます。また、座長の労をお引き受けいただきました先生方に心より御礼申し上げます。今年のプログラムも例年に引けをとらず、朝から晩まで忙しい日程だったと存じます。しかし今回の会を通じ、下垂体研究の新しい領域が広がる期待を感じ、現在の科学が目指す複雑な系の理解にどのように挑戦するかといった研究戦略を、本来の専門を超え、下垂体を合言葉に学ぶことができたと存じます。この規模の学会は世界中に多くあると思います。しかし、日本下垂体研究会は、毎回の内容の濃さではどこにも引けを取らないと確信しております。恒例のファイルオンザデスクも熱心な議論が続き、運営側も時が経つのを忘れそうになる程でした。
 本当にお忙しい日程の中、時間を割いてご参加下さいました先生方に改めて感謝を申し上げます。鬼怒川での涼風と木々の青さを思い出に、今後益々のご研究のご発展をお祈り申し上げます。
 来年は高知での開催となります。ぜひ皆様にまたお目にかかれますことを楽しみにしております。

平成29年吉日

第32期会長
自治医科大学医学部
輿水崇鏡


(2017年 9月 8日)


第32回日本下垂体研究会学術集会(鬼怒川大会)報告


会長 輿水崇鏡

 第32回学術集会は、栃木県鬼怒川温泉「鬼怒川グランドホテル」を会場とし、8/2-4の3日間の日程で開催されました。吉村賞受賞講演1題、特別講演1題、招待講演を含む4つのシンポジウム10題、若手企画2題、一般発表28題と、多くの先生のご発表に加え、フロアを含めて活発にご議論いただきました。ご参加いただきました皆様、ご協力いただきました関係各位には、学術集会事務局一同、深く御礼申し上げます。

第16回 吉村賞

第16回(2017年度)吉村賞は、下記の如く授賞式、受賞講演が取り行われました。

「キンギョにおけるソマトラクチンの分泌制御と生理機能に関する研究」
松田 恒平(富山大学)


第32回学術集会 最優秀発表賞・優秀発表賞

 第32回日本下垂体研究会学術集会(鬼怒川大会)では、「最優秀発表賞」、「優秀発表賞」が下記の如く選出、表彰されました。

最優秀発表賞



マウス下垂体由来のTtT/GF細胞におけるTGFβの作用:SILAC解析法を用いたタンパク質の網羅的な比較定量解析
磯和 幸延 (明治大学)

メダカの鰓におけるバソトシンV2a受容体とAQP3の機能連関の可能性
稲垣 祐香 (富山大学)

ヒト妊娠免疫モデルとしての妊娠ヒト化マウス作製
大野 裕介 (東海大学)

優秀発表賞



マウス下垂体前葉に発現するSCGB3A2は転写因子C/EBPβとC/EBPδによって転写促進される
木下 昂宗 (山形大学)

ゼブラフィッシュOGR1、GPR4の金属による応答解析
武者 詩織 (明治大学)

ACTH産生細胞株におけるGPHRの機能解析
村上 奨 (明治大学)

(2017年 9月 8日)


評議委員会・総会のご報告


 去る8月3日、日光市鬼怒川温泉にて評議委員会・総会が催されました。報告事項は3点、「事業報告」、「第16回吉村賞選考結果報告」、「最優秀発表賞選考」についてでした。審議事項は3点、「評議員の選出」、「会計報告と承認」、「次期会長および次期学術集会」についてでした。
 なお、次期会長として、幹事会より高知大学の岩舞ラ正先生が推薦され、承認されました。

(2017年 8月 8日)


第32回学術集会終了のご報告


第32回日本下垂体研究会学術集会は、お陰様を持ちまして無事に終了することが出来ました。ご発表及びご参加いただきました皆様、ご協力いただきました関係各位には深く御礼申し上げます。

世話人 自治医科大学
輿水崇鏡

(2017年 8月 7日)


第32回学術集会 募集期間延長のお知らせ


 第32回 日本下垂体研究会学術集会の最優秀発表賞候補演題一般演題の募集期間を延長し、締め切りを 7月10日(月)といたします。

 皆様からのお申し込みを心よりお待ち申し上げます。ご参加の登録と合わせまして関係者・学生への周知を、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

(2017年 7月 3日)


第32回学術集会 演題募集・参加登録 始まりました


 第32回 日本下垂体研究会学術集会では、演題募集とご参加の登録を開始いたしました。
詳細は大会ホームページ をご覧いただけますよう、お願い申し上げます。

 一般演題は口頭発表となり、 7月 3日 10日(月曜日)締め切りです。

 A4サイズのファイルにご記入いただき、
電子メール molpharm(at)jichi.ac.jp( at を @ に)添付でご提出ください。
詳細は上記HPをご覧ください。

 皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。
(2017年 6月 9日)


日本下垂体研究会 第32回学術集会のご案内


 来年度の「日本下垂体研究会学術集会」をご案内いたします。
会長:輿水 崇鏡(自治医科大学医学部)
会期:2017年 8月 2日(水) 〜 4日(金)
会場:鬼怒川温泉「鬼怒川グランドホテル」(栃木県日光市)
参加費等、さらなるお知らせは随時、当ページに掲載してまいります。


(2016年10月24日)



ISPGRS 2016 を終えて


ISPGRS 2016にご参加いただいた皆様

 爽秋の候、皆様におかれましては、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。 このたび、国際会議:ISPGRS 2016;International Symposium on Pituitary Gland and Related Systems は、 日本下垂体研究会、日本比較内分泌学会、日本神経内分泌学会、日本内分泌病理学会の共催という形で、 各学会の推薦による各国からのシンポジストを迎え、2016年 9月 1日より 5日まで、 ハワイ大学マノア校内 East-West Center の Jefferson Hall にて無事開催されました。 今回 参加いただいた方々に 最終の御礼とご報告をさせていただきます。 前夜に同会場で、オバマ大統領が「国際環境会議」の冒頭演説をされたこともあり、 素敵な場所を使わせていただいたハワイ大学にも御礼申し上げました。 日本からメールのやり取りのみで進めた開催準備で不安要素はありましたが、 総勢 104 名の参加を頂きました。 シンポジウムはもちろんのこと、若手の発表が中心となったポスター発表の会場においても、 活発な議論と学術的交流が行われました。 海外からの参加者の中には昔から日本人を指導してきた大御所も多く、 彼らからは、日本人の静かなイメージが変化してずいぶん積極的に会話するようになった・・とコメントを頂きました。 かくして盛会のうちに無事学術集会を終了することができましたのは、ひとえに皆様方のご協力の賜物と存じます。 特に、シンポジウム共催をご了解いただいた各学会の理事会・評議員会関係者の皆様、 国際シンポジウムにふさわしい大変充実したプログラムを作成いただいたプログラム委員会やオーガナイザーの皆様、 各分野における最新の知見をわかりやすくご講演いただいたシンポジスト等演者の先生方、 座長の労をお取りいただき活発な討論を導いていただいた先生方、 一般演題を応募され新しい知見を報告いただいた演者の皆様…、 ハワイ大会に出席いただいたすべての方々にあらためて厚く御礼申し上げます。 現在、ご協賛・ご寄付いただいた各社に、礼状と抄録集を順次送付中です。 ご協力頂いた先生方には、抄録集の発送が遅れてしまいご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げます。 今回、慣れぬアウェイでの開催であるうえ、学会専門会社に頼らず自前で事務作業を全て行って、 経費削減に努めた点をご評価いただきお許しいただければ幸いです。 最後に、関係各位の研究の未来がさらなる発展につながりますよう祈念しつつ、本礼状をお届け致します。

2016年9月吉日
ISPGRS 2016 大会 会長
東海大学医学部 専門診療学系
産婦人科 教授  和泉 俊一郎
 
(2016年10月 7日)


ISPGRS 2016 報告


第15回 吉村賞



 第15回(2016年度)吉村賞は下記のように選ばれ、ISPGRS 2016 で受賞講演が行われました。

「下垂体における POMC 遺伝子の転写調節機構に関する研究」
岩崎 泰正(高知大学臨床医学部門)


第31回学術集会 最優秀発表賞・優秀発表賞

 ISPGRS 2016 では「最優秀発表賞」、「優秀発表賞」が下記のように選ばれ表彰されました。



最優秀発表賞

Hiroto Nishihara (Meiji University)
Regulation of pituitary specific transcription factor Prop 1 by retinoic acid signaling

Hirofumi Kashiwagi (Tokai University)
Comparison of pregnancy associated proteins-PZP, A2ML1, PSG-expression in human and Common Marmoset


優秀発表賞

Takeshi Okabayashi (Gunma University)
Secretion of free activin A from anionic epithelial cells

RIhito Kinami (Tokai University)
Analysis of TrkB and PD!/PDL1 expression in Common Marmoset placenta

(2016年10月 7日)


International Symposium on Pituitary Gland and Its Related System


 すでにご存じのように、来季下垂体研究会の学術集会は、 神経内分泌学会、内分泌病理学会、比較内分泌学会主催の各シンポジウムとともに International Symposium on Pituitary Gland and Its Related System として、 2016年 9月 1-5日の日程で開催されます。 会場はハワイ・オアフ島のハワイ大学東西センターです。

 詳細は集会ホームページをご覧ください。

(下垂体研究会の学生会員(筆頭演者)には、一人当たり 50,000円のトラベルグラントが予定されています。) 

(2015年11月 2日)


日本下垂体研究会 第30回学術集会を終えて



 平成27年 8月 5日(水)〜 7日(金)にかけて富山県黒部市宇奈月温泉にて開催させていただきました 第30回学術集会を無事終えることができました。 会期中の参加者数は 82名で、学生数は 34名でした。 黒部峡谷の大自然に接しながら、日中の一般講演 26演題、最優秀発表賞審査講演 6演題、 塩田清二先生と津田正明先生による特別・教育講演、 上田陽一先生、輿水崇鏡先生、今野紀文先生、山口陽子先生によるシンポジウム「下垂体後葉ホルモン研究の新展開」および 金崎春彦先生による吉村賞受賞講演「ゴナドトロピンサブユニット遺伝子発現調節機構に関する研究」において、 これまでのご研究の成果をご披露いただき、 また、活発な質疑応答によって、発表者とフロアが一体となって熱く議論を交わしていたことが非常に印象的でした。 さらに、これまでの学術集会に負けず劣らず、夜の部のファイルオンザデスクでは、 学生・若手向けの企画も織り交ぜながら、教員と学生が文字通り膝を突き合わせながら、 下垂体研究に係る議論を通して将来への夢などを語り合っている姿に感動すら覚えました。 本学術集会を支えていらっしゃってきた先生方より 日本下垂体研究会の醍醐味を肌で感じることのできた集会であったとのお褒めの言葉を頂戴することができたことに、 私ども主催者は安堵したところです。 このような大盛会となったことに、ご参加された全ての方々とご支援いただいた全ての方々に心より感謝とお礼を申し上げます。 どうもありがとうございました。 一方で、至らぬ点が多々あったかと思いますが、どうかお許し下さい。
 来年度の学術集会は第31回となり、30年の節目を迎えます。 記念すべき大会は、日本を飛び出してハワイにて和泉俊一郎先生のご主宰で開催されます。 次回も皆様お誘いあわせの上、是非ご参加いただきますようお願いいたします。 皆様とハワイでお会いできることを楽しみにしております。

平成27年8月吉日

第30期会長
富山大学大学院理工学研究部
松田 恒平

(2015年 8月21日)


第30回学術集会報告



日本下垂体研究会第30回学術集会
会長 松田恒平

 第30回学術集会は、富山県宇奈月温泉「黒部市宇奈月国際会館セレナ、ホテル黒部」で 8/5-7の三日間にわたり開催され、 吉村賞受賞講演1題、特別講演1題、教育講演1題、シンポジウム4題、一般発表 31題が発表されました (プログラム)。
 多くの方々にご参加いただき、盛況のうちに無事終えることができました。 ご参加・ご支援を賜り誠にありがとうございました。 学術集会事務局一同より、厚く御礼申し上げます。

第13回 吉村賞

 第13回(2015年度)吉村賞は下記のように選ばれ、第30回学術集会で受賞講演が行われました。

「ゴナドトロピンサブユニット遺伝子発現調節機構に関する研究」
金崎 春彦(島根大学医学部)


第30回学術集会 最優秀発表賞・優秀発表賞

 第30回学術集会では「最優秀発表賞」、「優秀発表賞」が下記のように選ばれ表彰されました。

最優秀発表賞

「オスラット床敷曝露によるメスラット前腹側室周囲核(AVPV)キスペプチンニューロンの活性化およびLH分泌増強作用」
 渡辺雄貴(名古屋大学)

「キンギョ黒色素胞の及ぼす組み換えキンギョソマトラクチン(SL)の影響」
 南 和希(富山大学)

「成体下垂体前葉の幹・前駆細胞ニッチの単離とその解析」
 西村 直人(明治大学)

「Gene expression analysis of folliculostellate cells in 'transitional zone' of anterior pituitary gland of rat -special relevance to circadian rhythm-」
 Rita Maliza(自治医科大学)


優秀発表賞

「プロトン刺戟によるマウス下垂体細胞株LβT2の応答解析」
 持丸 雄太(明治大学)

「ガウシアルシフェラーゼのLβT2細胞におけるホルモン分泌アッセイ系の構築への利用」
 佐藤 一裕(明治大学)

(2015年 8月21日)


第30回学術集会 演題登録締切の延長


 来る 8月 5日から 7日に富山大学松田恒平会長による日本下垂体研究会学術集会が開催されます。 演題登録締め切りは 7月 7日(火)まで延長となりました。

 演題登録方法など詳しい情報は大会ホームページをご覧下さい。


(2015年 6月29日)


日本下垂体研究会誌刊行のご案内


 会員の皆様のご協力を賜り、創刊号につづき第2号を発行することができました。 本号より「日本下垂体研究会誌 Journal of Japan Society for Pituitary Research」と会誌名を改めましたが、 創刊号の「日本下垂体研究会レター」と同一のものとなります。

 創刊号 PDF 版は当ページ サイドバーよりご入手下さい。

(2015年 5月21日)


第30回学術集会 ホームページ


 次回「日本下垂体研究会学術集会」のホームページが開設されました。 以下をクリックするとご覧頂けます。


(2015年 3月 3日)


下垂体研究会レター創刊のご案内


 この度、研究会の活動状況、ホットトピックスを会員の皆様にお届けするため、 「日本下垂体研究会レター」を刊行する運びとなりました。

 発行は年1回、印刷版に加えて Web 掲載(PDF 形式、ダウンロード可)いたします。

 創刊号 PDF 版は当ページ サイドバーよりご入手下さい。

(2015年 2月 5日)


日本下垂体研究会 第30回学術集会のご案内


 来年度の「日本下垂体研究会学術集会」をご案内いたします。
会長:松田 恒平(富山大学大学院理工学研究部)
会期:2015年 8月 5日(水) 〜 7日(金)
会場:宇奈月温泉「ホテル黒部」(富山県黒部市)
参加費等、さらなるお知らせは随時、当ページに掲載してまいります。


(2014年10月15日)


日本下垂体研究会 第29回学術集会を終えて



 第29回日本下垂体研究会学術大会に多くの皆様が参加していただき、誠にありがとうございました。 まずは心より御礼申し上げます。
 2015年8月8日(金)から10日(日)まで、東京八王子市にあります大学セミナーハウスで開催いたしました。 本学術集会の恒例となっておりました温泉もなく、蒸し暑い東京での開催で、 皆様が来ていただけないのではないかと大変心配しておりました。 最終的には33題の口頭発表と100名近い方々に参加していただきました。 明治大学の加藤幸雄先生にコーディネートしていただいたシンポジウム「下垂体の発生と分化」は、 早稲田大学名誉教授の菊山榮先生を教育講演にお招きし、本学会の歴史と最新の知見を融合させたタイムリーな企画となりました。 吉村賞を受賞された坂井貴文先生の「下垂体隆起部の細胞生物学的研究」の御講演とも呼応し、 私が下垂体研究会に加わったばかりの頃に感じた研究の醍醐味を再認識させていただきました。
 台風11号によって交通手段が乱れ、ご苦労された方もいるかと思いますが、 8月8日(土)夜に行われたエクスカーション多摩動物公園ナイトズーの時には雨もやんで、 短い時間でしたが夜の動物園を楽しんでいただけたと思います。 来年は富山大学の松田恒平先生を会長として宇奈月温泉で行われます。 是非とも参加し、また皆様と熱き議論を交わしたいと思います。ありがとうございました。

平成26年8月吉日

第29期会長
東京農工大学大学院農学研究院
渡辺 元

(2014年10月 2日)


第29回学術集会報告



日本下垂体研究会第29回学術集会
会長 渡辺 元

 第29回学術集会は、東京都八王子市「八王子セミナーハウス」で8/8-10の三日間にわたり開催され、 吉村賞受賞講演1題、教育講演1題、シンポジウム3題、一般発表33題が発表されました (プログラム)。
 多くの方々にご参加いただき、盛況のうちに無事終えることができました。 ご参加・ご支援を賜り誠にありがとうございました。 学術集会事務局一同より、厚く御礼申し上げます。


第12回 吉村賞

 第13回(2014年度)吉村賞は下記のように選ばれ、第29回学術集会で受賞講演が行われました。

「下垂体隆起部の細胞性別学的研究」
酒井 貴文(埼玉大学大学院理工学研究科)


第29回学術集会 最優秀発表賞・優秀発表賞

 第29回学術集会では「最優秀発表賞」、「優秀発表賞」が下記のように選ばれ表彰されました。

最優秀発表賞

「GnRH-(1-5) による KNDy ニューロンを介した GnRH/LH 分泌促進機構」
 家田 菜穂子(名古屋大学)

「性腺機能制御に関わる後脳上衣細胞の AMP 活性プロテインキナーゼ (AMPK) の役割」
 美辺 詩織(名古屋大学)

「Collagen producing cells in human anterior pituitary gland; normal pituitary gland and pituitary adenoma」
 Alimuddin Tofrazal(自治医科大学)


優秀発表賞

「Ethynyl estradiol 臨界期暴露による遅発影響に先行する視床下部キスペプチンニューロンの異常」
 市村 亮平(国立医薬品食品衛生研究所)

「神経堤細胞由来細胞は下垂体に侵入し S100β陽性となる」
 上春 浩貴(明治大学)

(2014年10月 2日)


日本下垂体研究会 第29回学術集会のご案内


 来年度の「日本下垂体研究会学術集会」をご案内いたします。
会長:渡辺 元(東京農工大学大学院農学研究院)
会期:2014年 8月 8日(金) 〜 10日(日)
会場:八王子セミナーハウス(東京都八王子市)


(2013年11月28日)


日本下垂体研究会 第28回学術集会を終えて


 お陰さまで、予定通り日本下垂体研究会 第28回学術集会を、 8月 7から 9日の 3日間、岩手県花巻市の花巻温泉ホテル千秋閣で開催することができました。 これも会員の皆様、ご寄附ご協賛を賜りました皆様のご協力による賜物と深く感謝申し上げます。
 総計 100名近い参加者、一般演題数 37題に加えて、 白澤信行先生による教育講演「胃のエストロゲンと下垂体」、 千葉、伊藤、浜崎、太田の各先生方によるシンポジウムI「性徴・性分化と内分泌」、 野崎、Sower、森山、窪川、大杉の各先生方によるシンポジウムII「下垂体の起源と進化」、 そして田谷一善先生、前多敬一郎先生による吉村賞受賞者講演があり、 3日間が短く感じられるほど充実した学術集会になりました。 また、発表に対し活発な討論と、夕食後から深夜までのファイルオンザデスクで発表者と深夜まで情報交換が行われ、 若い研究者が下垂体研究を大きく躍進させてくれることが期待されました。 これもひとえに、皆様のご援助によるものと感謝申し上げます。
 会員の皆様には、花巻温泉の温泉と夜の語らいを想い出にしていただき、 再び東京・八王子で開催される第29回学術集会でお会い出来ることを楽しみにしております。

平成25年8月吉日

第28期会長
北里大学海洋生命学部
高橋 明義

(2013年 8月12日)


第28回学術集会報告


日本下垂体研究会第28回学術集会
会長 高橋 明義

 第28回学術集会は、岩手県花巻市「ホテル千秋閣」で8/7-9の三日間にわたり開催され、 吉村賞受賞講演2題、教育講演1題、シンポジウム9題、一般発表37題が発表されました (プログラム)。
 多くの方々にご参加いただき、盛況のうちに無事終えることができました。 ご参加・ご支援を賜り誠にありがとうございました。 学術集会事務局一同より、厚く御礼申し上げます。

第12回 吉村賞

 第12回(2013年度)吉村賞は下記のように選ばれ、第28回学術集会で受賞講演が行われました。

「インヒビンによる哺乳類の視床下部・下垂体・卵巣機能調節機構」
田谷 一善(東京農工大学)

「ほ乳類の繁殖機能を制御する神経内分泌メカニズム」
前多 敬一郎(東京大学)


第28回学術集会 最優秀発表賞・優秀発表賞

 第28回学術集会では「最優秀発表賞」、「優秀発表賞」が下記のように選ばれ表彰されました。

最優秀発表賞

「ラット下垂体隆起部におけるインスリン様成長因子結合タンパク質 5 の発現変動および産生細胞の検討」
 長坂 麻衣(埼玉大学)

「遺伝子改変マウスを用いた Kiss1 発現におけるエンハンサーの同定」
 後藤 哲平(名古屋大学、生理学研究所)

「キンギョ下垂体のソマトラクチン産生細胞の背景色応答」
 浜口 晃吉(富山大学)


優秀発表賞

「視床下部で発見した新規神経ペプチド前駆体遺伝子の機能解析」
 谷内 秀輔(広島大学)

「下垂体の Neuronatin は幹細胞で発現を開始する」
 菅野 尚子(明治大学)

(2013年 8月12日)


第28回学術集会 ホームページ


 次回「日本下垂体研究会学術集会」のホームページが開設されました。 以下をクリックするとご覧頂けます。


(2013年 5月15日)


第28回学術集会 概要のご案内


 第28回日本下垂体研究会学術集会の概要をお知らせいたします。 会期は 2013年 8月 7- 9日(水-金)、場所は岩手県花巻市にある花巻温泉ホテル千秋閣です。 参加者全員に宿泊していただく「合宿形式」の学術集会となります。
会 期: 2013年 8月 7- 9日(水-金)
会 場: 花巻温泉 ホテル千秋閣
     〒025-0304 岩手県花巻市湯本第1地割125
     TEL. 0198-37-2150 FAX. 0198-27-4421
 一般講演はすべて口頭発表して頂きます。

 詳しくは大会案内をご覧下さい。 学術集会ホームページも近日中に公開予定です。

(2013年 5月 9日)


日本下垂体研究会 第28回学術集会のご案内


 来年度の「日本下垂体研究会学術集会」をご案内いたします。
会長:高橋 明義(北里大学海洋生命科学部)
会期:2013年 8月 7日(水) 〜 9日(金)
会場:花巻温泉(岩手県花巻市)
参加費等、さらなるお知らせは随時、当ページに掲載してまいります。


(2012年10月 1日)


日本下垂体研究会 第27回学術集会を終えて


 お陰さまで、予定通り日本下垂体研究会 第27回学術集会を、 8月9から11日の3日間、山形県天童市の天童ホテルで開催することができました。 これも会員の皆様、ご寄附ご協賛を賜りました皆様のご協力による賜物と深く感謝申し上げます。
 参加者84名、演題数34題に加えて、 束村博子先生による教育講演「種を超えて生殖を制御する神経ペプチド:キスペプチン」、 松田恒平、高橋明義、黒川忠英先生によるシンポジウム「魚類における神経内分泌現象研究の最新動向 ―脳・末梢ホルモンによるエネルギー代謝と下垂体制御システム―」、 高橋明義先生による吉村賞受賞者講演「魚類メラノトロピン類に関する研究」があり、 3日間が短く感じられるほど充実した学術集会になりました。 また、発表に対し活発な討論と、夕食後から深夜までのファイルオンザデスクで発表者と深夜まで情報交換が行われ、 若い研究者が下垂体研究を大きく躍進させてくれることが期待されました。 これもひとえに、皆様のご援助によるものと感謝申し上げます。
 会員の皆様には、汗をかいて登った山寺と山形県の下垂体 月山を想い出にしていただき、 再び岩手花巻温泉で開催される第28回学術集会でお会い出来ることを楽しみにしております。

平成24年8月吉日

第27期会長
山形大学 医学部 解剖学第一講座
白澤 信行

(2012年 8月29日)


第27回学術集会報告


日本下垂体研究会第27回学術集会
会長 白澤 信行

 第27回学術集会は、山形県天童市「天童ホテル」で8/9-11の三日間にわたり開催され、 吉村賞受賞講演1題、教育講演1題、シンポジウム1題、一般発表34題が発表されました (プログラム)。
 多くの方々にご参加いただき、盛況のうちに無事終えることができました。 ご参加・ご支援を賜り誠にありがとうございました。 学術集会事務局一同より、厚く御礼申し上げます。

第11回 吉村賞

 第11回(2011年度)吉村賞は下記のように選ばれ、第27回学術集会で受賞講演が行われました。

「魚類メラノトロピン類に関する研究」
 高橋 明義(北里大学)


第27回学術集会 最優秀発表賞・優秀発表賞

 第27回学術集会では「最優秀発表賞」、「優秀発表賞」が下記のように選ばれ表彰されました。

最優秀発表賞

「Laminin up-regulates fibromodulin expression in folliculo-stellate cells of rat anterior pituitary gland」
 Rahimi Syaidah(自治医科大学)

「GT1-7 細胞に発現する GABA 受容体の発現解析」
 石井 寛高(日本医科大学)

「下垂体新規転写因子 PRX1・PRX2 の機能解析および結合特性の解析」
 樋口 雅司(明治大学)


優秀発表賞

「Expression of laminin isoforms in rat anterior pituitary gland during the prenatal and postnatal development」
 Dini Ramadhani(自治医科大学)

「走査型電子顕微鏡による下垂体前葉細胞の同定」
 甲賀 大輔(新潟大学)

「GnRH 刺激を受けたラット下垂体前葉性腺刺激ホルモン産生細胞に出現する粗面小胞体の変化」
 暮地本 宙己(旭川医科大学)

(2012年 8月29日)


日本下垂体研究会 第27回学術集会ホームページ


 次回「日本下垂体研究会学術集会」のホームページが開設されております。 以下をクリックするとご覧頂けます。


(2012年4月20日)


日本下垂体研究会 第27回学術集会のご案内


 来年度の「日本下垂体研究会学術集会」をご案内いたします。
会長:白澤 信行(山形大学 医学部 解剖学第一)
会期:2012年 8月 9日(木)午後 〜 11日(土)昼
会場:天童温泉 ビュー「くろだ」 →変更 「天童ホテル(山形県天童市)
参加費等、さらなるお知らせは随時、当ページに掲載してまいります。


(2011年9月26日)


第26回学術集会報告とご挨拶


日本下垂体研究会第26回学術集会
会長 高橋 純雄

 第26回学術集会は、岡山県倉敷市「せとうち児島ホテル」で8/25-27の三日間にわたり開催され、 吉村賞受賞講演2題、教育講演1題、特別講演1題、シンポジウム3題、一般発表33題が発表されました。
 多くの方々にご参加いただき、盛況のうちに無事終えることができました。ご参加・ご支援を賜り誠にありがとうございました。 学術集会事務局一同より、厚く御礼申し上げます。

第10回 吉村賞

 第10回(2011年度)吉村賞は下記のように選ばれ、第26回学術集会で受賞講演が行われました。

「無顎類からみた下垂体の進化に関する研究」
 野崎 眞澄(新潟大学)

「プロラクチンの多面性に関する研究」
 針谷 敏夫(明治大学)


第26回学術集会 最優秀発表賞・優秀発表賞

 第26回学術集会では「最優秀発表賞」、「優秀発表賞」が下記のように選ばれ表彰されました。

最優秀発表賞

「性腺刺激ホルモン放出ホルモンパルス発生機構における弓状核キスペプチンニューロンの役割」
 中村 翔(名古屋大学)

「Laminin modulated-matrix metalloproteinase-9 expression in folliculo-stellate cells of rat anterior pituitary gland」
 Cimi Ilmiawati(自治医科大学)

「ラット下垂体隆起部におけるグルタミン酸による甲状腺刺激ホルモン β サブユニット発現調節」
 相澤 清香(埼玉大学)


優秀発表賞

「高頻度 GnRH パルス刺激依存性 MAP kinase phosphatase 1(MKP1)発現について」
 インドリ プルワナ(島根大学))

「ラット成体下垂体における CAR 陽性細胞の局在様式」
 陳 黙(明治大学)

「妊娠高血圧症候群および周産期心筋症患者血中におけるバソインヒビン、カテプシン D の検出」
 中嶋 亮順(明治大学)

(2011年 8月30日)


日本下垂体研究会 第26回学術集会 開催迫る


 いよいよ第26回学術集会が開催となります。 多くの会員の皆様方がご参加され、有意義な情報交換がなされることを期待いたします。 アクセス、プログラム等は下記の大会ホームページでご確認下さい。


(2011年8月22日)


訃 報


 本会会員、第7回吉村賞受賞者、山口 高弘 氏(東北大学大学院農学研究科 教授) におかれましては、去る 8月11日(木)御逝去されました。謹んでお悔やみ申上げます。

(2011年8月19日)


日本下垂体研究会 第26回学術集会 参加・演題登録開始


 次回「日本下垂体研究会学術集会」のホームページが更新され、参加・演題登録が開始されております。 以下をクリックするとご覧頂けます。


(2011年3月22日)


日本下垂体研究会 第26回学術集会ホームページ


 次回「日本下垂体研究会学術集会」のホームページが開設されております。 以下をクリックするとご覧頂けます。


(2011年3月22日)


日本下垂体研究会 第26回学術集会のご案内


 来年度の「日本下垂体研究会学術集会」をご案内いたします。
会長: 高橋 純夫(岡山大学大学院自然科学研究科)
会期: 2011年 8月25日(木)午後 〜 27日(土)昼間(日程変更なし)
会場: せとうち児島ホテル(倉敷市下津井吹上)
  (参加者は全員宿泊していただきます。
     リゾートタイプのためにシングル仕様の部屋はありません。)
参加費等、さらなるお知らせは随時、当ページに掲載してまいります。

(2010年10月29日)


第25回学術集会報告とご挨拶


日本下垂体研究会第25回学術集会
会長 前多 敬一郎

 第25回学術集会は、愛知県田原市「伊良湖ガーデンホテル」で8/19-21の三日間にわたり開催され、 記念講演2題、シンポジウム2テーマ5題、一般発表35題が発表されました。
 多くの方々にご参加いただき、盛況のうちに無事終えることができました。ご参加・ご支援を賜り誠にありがとうございました。 学術集会事務局一同より、厚く御礼申し上げます。

第9回 吉村賞

 第9回(2010年度)吉村賞は下記のように選ばれ、第25回学術集会で受賞講演が行われました。

「視床下部−下垂体−性腺軸による性行動調節の研究」
 佐久間 康夫(日本医科大学)

「下垂体前葉の機能的組織構築に関する研究」
 屋代 隆(自治医科大学)


第25回学術集会 最優秀発表賞・優秀発表賞

 第25回学術集会では「最優秀発表賞」、「優秀発表賞」が下記のように選ばれ表彰されました。

最優秀発表賞

「ラット胎仔期下垂体における未分化細胞の空間的発現」
 八子 英司(明治大学)

「マウス脳におけるKiss1遺伝子の転写制御機構」
 小澤 真貴子(名古屋大学)

「黒毛和種成熟雌ウシにおけるキスペプチン末梢投与が性腺刺激ホルモン分泌および卵胞発育におよぼす作用」
 難波 陽介(名古屋大学)


優秀発表賞

「キンギョ下垂体ソマトラクチン分泌に及ぼすオクタデカニューロペプチドの影響」
 今坂 宏章(富山大学)

「Morphological analysis of pericytes in anterior pituitary glands of normal and castrated rats」
 Jintatip Depicha(Jichi Medical University School of Medicine)

(2010年 9月 8日)


第25回学術集会 一般演題募集の開始


 日本下垂体研究会 第25回学術集会の一般演題の募集が開始されました。
下記「第25回学術集会ホームページ」より、演題のご登録をお待ち申し上げます。


(2010年5月27日)


米国国立衛生研究所(NIH)日本人研究者会からのメッセージ


 このたびの震災に対しまして、米国国立衛生研究所(NIH)日本人研究者会からメッセージを頂いております。 内容はこちらからご覧下さい。
(2011年5月20日)


日本下垂体研究会 第25回学術集会ホームページ


 今年度「日本下垂体研究会学術集会」のホームページが開設されております。 以下をクリックするとご覧頂けます。


(2010年3月26日)


日本下垂体研究会 第25回学術集会のご案内


 今年度の「日本下垂体研究会学術集会」をご案内いたします。
会長:前多 敬一郎(名古屋大学大学院生命農学研究科)
会期:2010年8月19日(木)〜21日(土)
会場:伊良湖ガーデンホテル(愛知県田原市)
参加費等、さらなるお知らせは随時、当ページに掲載してまいります。


(2010年3月17日)


東北地方太平洋沖地震


 このたびの東北地方太平洋沖地震によって被災された方々に、心よりお見舞い申し上げます。 一日も早い復興をお祈りいたします。

 当研究会会員および関係者の中でも被害にあわれた方がおられるとの情報があります。 当会としてできることがございましたら、何なりとお申し付けください。 可能な限りのサポートをしてまいりたいと存じます。

日本下垂体研究会会員一同 

(2011年3月17日)


第9回 吉村賞 募集案内


 第9回 吉村賞の募集を案内いたします。募集の内容は以下の様になります。


第9回 吉村賞 受賞候補者の募集について

 新会長より事務局へ第9回吉村賞受賞候補者募集開始の指示がありましたので、 候補者のご推薦を各評議委員の先生方にお願い申し上げます。 本賞は研究会HPに掲載している 吉村賞 授賞規程 に記しましたように、下垂体を中心とした基礎内分泌領域で重要かつ顕著な功績を挙げた方を対象としています。 なお、自薦他薦は問いません。 また、締め切り後に選考委員会が立ち上がることとなっております。 業績および貢献の大であった功労者のみならず 比較的若手の研究者を含めまして、幅広い視点からご推薦いただけますようお願い申し上げます。

 第一回の吉村賞は 川内 浩司 先生(北里大学)、菊山 榮 先生(早稲田大学)、 第二回は 束村 博子 先生(名古屋大学)、野上 晴雄 先生(筑波大学)、 第三回は 長村 義之 先生(東海大学)、汾陽 光盛 先生(北里大学)、 第四回は 和泉 俊一郎 先生(東海大学)、井上 金治 先生(埼玉大学)、 第五回は 高橋 純夫 先生(岡山大学)、白澤 信行 先生(山形大学)、 第六回は 曾爾 彊 先生(名古屋市立大)、加藤 幸雄 先生(明治大学)、 第七回は 筒井 和義 先生(早稲田大学大学)、山口 高弘 先生(東北大学大学)、 そして第八回は 置村 康彦 先生(神戸大学)、田中 滋康 先生(静岡大学)がそれぞれ受賞されております。 過日の学術集会では受賞講演が行われました。

1. 応募資格と推薦者資格

    応募資格は本研究会会員であること
    推薦者は研究会の評議委員であること

2. 応募書類

    1)推薦書
    2)受賞となる場合の受賞タイトル(20-30字前後)
    3)履歴書
    4)業績目録
    5)審査の対象となる業績論文(10編以内)の要旨のコピー       

3. 応募締め切り

    平成22年3月31日

4. 応募書類送付先

    郵便番号 214-8571
    神奈川県川崎市多摩区東三田1-1-1
    明治大学農学部生命科学科遺伝情報制御学研究室
    日本下垂体研究会事務局  加藤幸雄

(2009年11月27日)


会計監査結果のご報告


 本年の総会時に間に合わなかった会計監査ですが、先日、北里大学の 高橋明義先生に監査をして頂きましたので、会員の皆様にご報告いたします。 監査内容については報告書をご覧下さい。

(2009年11月27日)

第24回学術集会報告と参加御礼のご挨拶


日本下垂体研究会第24回学術集会
会長 汾陽 光盛

 第24回学術集会は、青森県三沢市「古牧温泉青森屋」で8/27-29の三日間にわたり開催され、 特別講演2題、記念講演2題、教育講演1題、シンポジウム2テーマ7題、一般発表43題が発表されました。
 多くの方々にご参加いただき、盛況のうちに無事終えることができました。 ご参加・ご支援を賜り、誠にありがとうございました。 学術集会事務局一同より、厚く御礼申し上げます。


第8回 吉村賞

 第8回(2009年度)吉村賞は下記のように選ばれ、第24回学術集会で受賞講演が行われました。

「成長ホルモン・プロラクチン遺伝子発現とその調節因子に関する分子内分泌学的研究」
 置村 康彦(神戸大学大学院保健学研究科)

「下垂体プロオピオメラノコルチン細胞に関する分子形態学的研究」
 田中 滋康(静岡大学理学部)


第24回学術集会 最優秀発表賞・優秀発表賞

 第24回学術集会では「最優秀発表賞」、「優秀発表賞」が下記のように選ばれ表彰されました。

最優秀発表賞

「SOX2 と複数の下垂体転写因子による PROP1 発現制御」
 石川 晶雄

「ゴナドトロフ株化細胞LβT2におけるインターフェロンαAによる mixovirus resistance 1 (MX1) 遺伝子発現促進と増殖抑制」
 寺島 涼太

「下垂体前葉濾胞星状細胞の内分泌細胞への分化能」
 園部 由紀子

優秀発表賞

「下垂体と脳における S100b 陽性細胞の骨格筋細胞への分化」
 大砂 まるみ

「下垂体前葉で発現する S100 ファミリーについて」
 望月 万里江

(2009年 9月 1日)


訃 報




 本会名誉会員、東京慈恵会医科大学 名誉教授(解剖学)吉村 不二夫 氏 におかれましては、去る 5月 3日(日)御逝去されました。 謹んでお知らせいたします。
 御葬儀はご家族を中心として 5月 7日に執り行われました。 別途、吉村不二夫同門会により、下記のように「吉村不二夫先生を偲ぶ会」が開催されますので、お知らせいたします。



     日 時  7月 4日(土)18:00−19:30
     場 所  京王プラザホテル南館4階「扇」
新宿区西新宿2-2-1
電話:03-3344-0111
     主 催  吉村不二夫同門会(代表 塩田俊朗、曾爾 彊)
以 上

・「偲ぶ会」開催に関するお問い合わせは、以下までお願いいたします。

  自治医科大学医学部解剖学講座
  〒329-0498 栃木県下野市薬師寺3311-1
  TEL: 0285-58-7314, FAX:0285-44-5243
  (弔電は謹んでお受けいたしますが、
   生花・ご香典は、ご遠慮下さいますようお願い申上げます。)

(2009年5月11日)


日本下垂体研究会 第24回学術集会ホームページ


 今年度「日本下垂体研究会学術集会」のホームページが開設されております。
以下をクリックするとご覧頂けます。


(2009年3月31日)


第23回学術集会報告と参加御礼のご挨拶


日本下垂体研究会第23回学術集会
会長 川野 仁

 第23回学術集会は、日本神経内分泌学会との合同集会として、六本木「政策研究大学院大学」 で 8/28 -30 の三日間にわたり開催され、 特別講演1題、教育講演4題、シンポジウム2テーマ12題、一般口演83題、若手企画シンポジウム4題が発表されました。
 多くの方々にご参加いただき、盛況のうちに無事終えることができました。
ご参加・ご支援を賜り、誠にありがとうございました。
学術集会事務局一同より、厚く御礼申し上げます。


第6回 吉村賞

 第6回(2008年度)吉村賞は下記のように選ばれ、第23回学術集会で受賞講演が行われました。

「新規脳ホルモンの探索と機能解析」
 筒井 和義(早稲田大学大学院先進理工学研究科)

「下垂体前葉細胞の機能調節因子とその作用」
 山口 高弘(東北大学大学院農学研究科)


第23回学術集会 最優秀発表賞・特別最優秀発表賞

 第23回学術集会では「最優秀発表賞」、「特別最優秀発表賞」が下記のように選ばれ表彰されました。

最優秀発表賞

「ニワトリ胚下垂体隆起部の研究―形態形成と構成細胞の性質について―」
 井上 麻紀子

「GnRH による GnRH ニューロンの突起伸長および移動の制御」
 金保 洋一郎

「転写因子 Prop-1 の生後下垂体未分化細胞における発現解析」
 吉田 彩舟

特別優秀発表賞

「キンギョ下垂体における PACAP のソマトラクチン分泌促進作用の解析」
 東 森生

「長鎖脂肪酸はゴナドトロフの GnRH レセプター mRNA 発現量を制御する」
 出浦 慎哉

(2008年10月 9日)


第22回学術集会報告と参加御礼のご挨拶


日本下垂体研究会第22回学術集会
会長 長村 義之

 第22回学術集会は、神奈川県「湘南国際村センター」で8/24-26の三日間にわたり開催され、 特別講演2題、教育講演1題、シンポジウム2テーマ7題、ポスターセッション45題、若手企画シンポジウム4題が発表されました。
 多くの方々にご参加いただき、盛況のうちに無事終えることができました。
ご参加・ご支援を賜り、誠にありがとうございました。
学術集会事務局一同より、厚く御礼申し上げます。


第5回 吉村賞

 第5回(2007年度)吉村賞は下記のように選ばれ、第22回学術集会でそれぞれの受賞講演が行われました。

「ゴナドトロピン遺伝子発現の転写機構」
 加藤幸雄(明治大学農学部)

「濾胞星状細胞を介した新しい視床下部-下垂体前葉情報伝達系」
 曽爾 彊(名古屋市立大学大学院医学研究科)


第22回学術集会 最優秀発表賞・特別最優秀発表賞

 第22回学術集会では「最優秀発表賞」、「特別最優秀発表賞」が下記のように選ばれ表彰されました。

最優秀発表賞

「新規下垂体転写因子Prx2はEgr-1と共役してLHβ鎖遺伝子の転写を大きく促進する」
 佐野亜希子

「GH産生細胞は自身の前駆細胞をGH-IGF系によって維持する」
 横山孝太郎

「Gonadotropin-Inhibitory Hormone (GnIH) Neurons Interact with Gonadotropin-Releasing Hormone (GnRH)-I and -II Neurons in the Avian Brain」
 Vishwajit S. Chowdhury

特別優秀発表賞

「下垂体発生初期に発現する諸因子の研究 -特にラトケ嚢誘導過程についての検討-」
 燒リ宏泰

「下垂体前葉における新たなパラクライン調節機構 -成体ラット下垂体前葉でのレチノイン酸合成の存在-」
 藤原 研

(2007年8月27日)


日本下垂体研究会 第22回学術集会ホームページ


 今年度「日本下垂体研究会学術集会」のホームページが開設されております。
以下をクリックするとご覧頂けます。


(2007年5月29日)


日本下垂体研究会 第22回学術集会のご案内


 来年度の「日本下垂体研究会学術集会」をご案内いたします。

  会長:長村 義之(東海大学医学部 病理診断学)
  会期:2007年8月24日(金)〜26日(日)
  会場:湘南国際村センター(神奈川県三浦郡葉山町)
     国際会議室
  参加費:学術集会 一般     : 3,000円
           学生(含院生): 2,000円
           非会員    : 5,000円
      懇親会  一般     : 5,000円
           学生(含院生): 3,000円
           非会員    : 5,000円

 集会についてのさらなる新たなお知らせは随時、当ページに掲載してまいります。

(2006年10月16日)


日本下垂体研究会 第21回学術集会報告


 第21回学術集会は、田中会長のもと静岡県男女共同参画センター「あざれあ」で8/2-4の三日間にわたり開催され、 特別講演2題、シンポジウム3テーマ15題、ポスターセッション51題、若手企画シンポジウム4題が発表されました。


第4回 吉村賞

 第4回(1996年度)吉村賞は下記のように選ばれ、今大会でそれぞれの受賞講演が行われました。

「細胞間相互作用による下垂体前葉細胞の機能制御機構に関する研究」
 高橋純夫(岡山大学理学部)

「濾胞星状細胞からみた下垂体の細胞学」
 白澤信行(山形大学医学部)


最優秀発表賞・特別最優秀発表賞

第21回学術集会では「最優秀発表賞」、「特別最優秀発表賞」が下記のように選ばれ表彰されました。

最優秀発表賞

「ラット視床下部-下垂体血管系形成に関与する分泌性タンパク質の探索」
 中倉 敬

「リン酸化プロラクチンの分泌変化と分泌細胞との関連」
 堀口幸太郎

「ステロイドホルモンによるPRL前駆細胞の分化・発達機構」
 小笠原清基

特別優秀発表賞

「卵胞刺激ホルモン(FSH)β鎖の新規転写因子Lhx2のクローニングとその作用」
 佐藤崇信

「腺下垂体発生過程におけるカドヘリンの変化と細胞分化」
 矢田部恵

「IGF-Iノックアウトマウス下垂体におけるプロラクチン(PRL)産生細胞の発達・分化とエストロジェン(E2)による作用」
 樋掛民樹

(2006年8月22日)


御礼のご挨拶


日本下垂体研究会第21回学術集会
会長 田中滋康

 まだ,暑い盛りではありますが,皆様ご健勝にてお過ごしのことと存じます。
 さて,日本下垂体研究会第21回学術集会では,皆様の暖かいご協力を戴き,無事成功裡に終わることができましたことを厚くお礼申し上げます。 下垂体を中心テーマに研究している皆様方が一同に介し,活発に議論,意見交換ができ, 内容的にも特別講演2題,シンポジウム3テーマ,ポスターセッション51題,若手企画が開かれ, オランダとスペインからもお二人の研究者をご招待でき,さらにシンポジウムのひとつは英語で行われ,国際的な側面もだすことができたように思います。
 下垂体研究会が今後,基礎研究から応用研究までの広い分野をリードできる集団で有り続けられるよう, 皆様と共に歩み続けていけることを願い,短いですが,お礼のご挨拶に代えさせて頂きます。

(2006年8月13日)


日本下垂体研究会 第21回学術集会 抄録集

 今年度の「日本下垂体研究会学術集会」静岡大会の開催が、来月2日といよいよ近づいてまいりました。 抄録集が出来上がりましたのでお届けいたします。下よりダウンロード頂けますので、ご覧下さい。

 「日本下垂体研究会第21回学術集会」抄録集の download (PDF形式, 937 kB)

  ※ さる7月11日配信開始したものに改訂が加わりましたので、
    すでに当ページよりご入手頂いた方は、現行版にお差替下さい。

(2006年7月11日、20日)


日本神経内分泌学会 第33回学術集会 続報

「合同シンポジウム」の開催


 下垂体研究会と神経内分泌学会の「合同シンポジウム」をプログラムに入れていただけることになりました。 内容は検討中ですが、下垂体研究会のメンバーが中心となるシンポジウムになる予定です。 詳細は決定次第、当ページにてお知らせしてまいります。

(2006年5月8日)

日本神経内分泌学会 第33回学術集会


 当学会との交流も深い、日本神経内分泌学会の今年度学術集会をご案内いたします。 今年は下垂体研究会でご活躍をいただいている佐久間康夫先生(日本医大)が大会会長をおつとめになります。

 この会につきまして、一般演題への参加のお誘いを佐久間会長よりいただいております。 参加に際し下垂体研究会会員であれば、神経内分泌学会への入会は不要とのことですので、ふるって御参加下さい。

  会長:佐久間 康夫 先生
     (日本医科大学 大学院医学研究科 システム生理学分野)
  会期:2006年(平成18年)10月27日(金)〜28日(土)
  会場:パシフィコ横浜(神奈川県横浜市)
  参加費(下垂体研究会会員対象):
      学術集会 一般     :10,000円
           学生(含院生): 2,000円
      懇親会  一般     : 7,000円
           学生(含院生): 3,000円
参加・演題登録
 学会ホームページ(http://www.nms.ac.jp/33neuroendo/)より登録
 登録期間:6月1日(木)〜6月30日(金)(予定)


(2006年5月8日)


日本下垂体研究会 第21回学術集会 続報

大学院生育英基金補助のお知らせ


 当会会員で、学部学生、大学院生、研究生等、有給職を持たない方が、今年度集会に参加発表なさる場合 「下垂体研究会大学院生育英基金」より補助金が給付されます。
 ご希望の方は規定書式を以下より入手し、必要事項をご記入の上、 当会事務局(自治医科大学医学部解剖学講座)までご郵送下さい。
 なお対象は、遠方からの参加者、筆頭発表者を原則とさせて頂きます。

 「大学院生育英基金申請書式」ダウンロード
  MSWord 形式(29 kB)
  PDF 形式(16 kB)

(2006年4月28日)


日本下垂体研究会 第21回学術集会のご案内


 今年度の「日本下垂体研究会学術集会」のご案内を、 大会案内のページに掲載いたしましたのでご覧下さい。

 集会についてのさらなる新たなお知らせは随時、当ページに掲載してまいります。

(2006年4月27日)


川内浩司教授が紫綬褒章を受章


 大変すばらしいお知らせでございます。 北里大学水産学部の川内浩司教授が紫綬褒章を受章されました。 川内先生は、第15回の日本下垂体研究会の会長をおつとめいただき、さらに第一回の吉村賞を受賞されております。 下垂体研究会にとりましても、これ以上のない喜びでございます。
 さて、この受賞を記念するシンポジウムが下記のように開催されますのでお知らせいたします。


川内浩司 北里大学水産学部教授
紫綬褒章受章記念シンポジウム
「魚類ホルモン研究の新世紀」

 会 期:12月9日(金)
 会 場:北里大学薬学部コンベンションホール(白金キャンパス
 参加費:無料(シンポジウム、懇親会とも)

プログラム (pdf書類,25.9 kB)


 参会ご希望の方は、高橋明義先生(北里大学水産学部)までご連絡下さい。

  電 話   :0192-44-1925
  ファクシミリ:0192-44-2125

(2005年11月4日)


日本下垂体研究会第21回学術集会


 来年度の日本下垂体研究会学術集会の会期と会場が以下のとおり決定しました。

 大会会長:田中滋康(静岡大学)
 会  期:2006年8月2日(水)-4日(金)
 会  場:静岡県男女共同参画センター「あざれあ

 詳細は随時、当ページでお知らせしていく予定です。

(2005年9月1日)


参加研究室ホームページへのリンク集について


 当会参加研究室ホームページへのリンク集を設置しました。 会内外の方に当会参加研究室の活動内容を紹介する機会のひとつとなるうえ、会員相互間の連絡等にも大変好都合かと存じます。
 ご賛同いただけます講座・研究室がございましたら、ぜひとも事務局までご一報頂けますよう、よろしくお願い申し上げます。

(2005年8月24日)


日本内分泌学会主催

内分泌・代謝学サマーセミナー


 大会会長:井上金治(埼玉大学)
 会  期:8月25日−27日
 場  所:栃木県塩原温泉「かもしか荘」

 既にご案内のとおり日本下垂体研究会では、研究会から複数の先生方が講師として参加するなど、 本年度の日本内分泌学会主催「内分泌・代謝学サマーセミナー」に共催として関わっています。

 @参加費がとても安く、若い方が参加しやすい
 Aポスター発表もできる
 B高原の涼風と温泉を楽しみながら最先端の研究に触れることができる
 Cアフターセミナーの楽しみが多い地区(那須・日光)である

等の特徴があります。是非ともご参加を検討ください。

詳細は こちらをご覧下さい。