形成外科学部門

研究プロジェクト                

われわれの研究室で行っている研究をご紹介するページです。


皮膚の再生医療

当研究室では、皮膚組織再生のソースとして、皮膚に存在する上皮性や間葉系の幹細胞、あるいは脂肪および脂肪由来幹細胞に着目し、その有効性についてたとえば以下のような検証をしています。
1. 糖尿病や放射線障害等によりおこる治りにくい創(難治性潰瘍)の創傷治癒や組織の機能の正常化
2. 脱毛症の治療のための毛髪再生
3. 再生医療を実現するために必要なデバイスの開発

脂肪組織由来間葉系幹細胞に関する研究

我々の研究室では、治癒遅延に代表される形成外科分野における難治性病態の基本的メカニズムの理解を深めることで、それらの根本的な治療やより自然に近い形での組織再建に貢献すべく日々研究を行っています。侵襲を受けた組織の正常化誘導を狙った新たな再生医療の開発に関する研究は、われわれの研究室でも特に力をいれて取り組んでいる重要な研究テーマと言えます。
近年、造血組織のみならず脂肪組織においても未分化な多能性細胞が存在することが知られるようになりました。我々は、脂肪吸引等で日常的にその多くが破棄される脂肪組織を酵素処理することで、脂肪細胞を除いた間質血管細胞群stromal vascular fraction: SVFを分離し、さらに、その中から組織再生に役立つ脂肪由来幹細胞を含む間質細胞群adipose-derived stromal cell: ASCを選別し、それらの潜在的能力の評価や有効な培養方法について研究を行っています。また、確定的放射線障害の病態や瘢痕・ケロイドなどに代表される難治性の慢性変性疾患の病態の理解を深め、その予防・治療の手段として、これらの脂肪由来幹細胞を実際に移植した際の治療効果の評価も行っています。その研究範囲は実験動物のみならず、ヒトの領域を含めた広きに渡ります。当科は海外からの研究留学生の受け入れも多く、日々新しい考え方や文化に触れつつ、様々な国の知見を実際に見聞き出来る環境があり、またそれらの情報を活かす環境が整えられています。


その他にも数多くのプロジェクトが同時に進んでいます。興味のある方は、一度見学にいらしてください。

●形成外科研究室の連絡先
自治医科大学医学部附属病院 西棟2階
形成外科研究室
  電話 0285-58-8958(直通)

 

形成外科で扱う疾患