形成外科学講座

母斑(赤あざ、黒あざ、茶あざ)

形成外科では、種々のあざの治療を行っています。あざは、大きさや種類によってその治療が異なります。

手術による治療を行う場合、小さいものでは切除し単純に皮膚欠損部を縫合します。大きいものになりますと単純に縫合してもキズが閉じられませんので、局所皮弁や植皮、または組織拡張器(ティシューエキスパンダー)を用いて治療を行うことがあります。

レーザーによる治療が奏功するあざも多種に及び、
色素(ダイ)レーザー、Vビームレーザー:単純性血管腫、苺(いちご)状血管腫、毛細血管拡張症など
Qスイッチ付ルビーレーザー:太田母斑、異所性蒙古斑、外傷性色素沈着症、扁平母斑など
Qスイッチ付アレキサンドライトレーザー:太田母斑、異所性蒙古斑、外傷性色素沈着症など

一部のあざは健康保険による治療が可能ですが、対象となる疾患、使用するレーザーの種類、治療回数、治療間隔などに制限があります。保険治療の適用でないあざは、美容外来にて自由診療で治療しています。

形成外科で扱う疾患