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[医学部] 2型糖尿病治療薬GLP-1の作用を増強し血糖値を改善する新しい方法を発見しました

2014年10月29日

Glucagon-like peptide-1(GLP-1)は、食事により腸から放出されてインスリン分泌を促進する消化管ホルモンであり、食後のグルコース誘発インスリン分泌を促進します。GLP-1が血糖値依存的にインスリン分泌を促すことから、GLP-1受容体活性化薬(GLP-1アナログ)やGLP-1分解酵素(DPP-4)阻害薬等のGLP-1関連薬は、近年、低血糖の危険性の低い新規糖尿病治療薬として注目されています。自治医科大学医学部の矢田俊彦教授、出崎克也准教授、大学院生のRauza Sukma Ritaらは、マウスを用いた実験から、電位依存性Kv2.1チャネルが膵β細胞のGLP-1受容体シグナルとして機能し、Kv2.1チャネルのわずかな阻害によりGLP-1作用の感受性が亢進し、低濃度のGLP-1アナログによってインスリン分泌が大きく増大することを明らかにしました。さらに、Kv2.1チャネル阻害薬とGLP-1アナログのそれぞれ低用量の併用投与により、2型糖尿病モデルマウスのインスリン分泌が飛躍的に増大し、血糖値を低下させることに成功しました。本研究によって、Kv2.1チャネルが生理的なGLP-1作用を仲介する重要な因子として機能しており、Kv2.1チャネル阻害薬の併用はGLP-1関連薬の有効用量を低下させ、嘔吐などの副作用を低減させるより優れた糖尿病治療効果が期待されます。

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