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[医学部] 薬の効き目を左右する受容体内在化には、細胞外にナトリウムイオンが必須である

2016年7月5日

自治医科大学大学院医学研究科の輿水崇鏡准教授、柏崎亜樹博士課程大学院生、および谷口淳一講師(医学部分子薬理学部門)らの研究グループは、細胞膜でホルモンや薬の刺激を受けた受容体が、細胞内へ移動する際にナトリウムイオンが必要となることを明らかにしました。

ホルモンや薬の刺激は、細胞膜に存在する受容体タンパク質で受け取られます。刺激を受けた受容体は、刺激の効果を細胞内に伝えますが、受容体自身は細胞内に移動してそれ以上の刺激を受けることから避難します。この受容体内在化は、薬が受容体に届かない状態を引き起こし、薬の効き目が減弱する原因にもなります。

今回、下垂体から分泌されるホルモン(バゾプレッシン)により刺激されたV1bバゾプレッシン受容体が細胞内に内在化する際、細胞の外側の溶液に存在するナトリウムイオンを感知していることを見出しました。このナトリウムイオン感受性を利用することにより、ホルモンや薬の効き目を調節する全く新しい治療法につながることが期待されます。

本研究成果は、学術雑誌ネイチャー姉妹誌 サイエンティフィック レポーツ誌に平成28年5月3日付けでオンライン公開されました。

論文名

Combined sodium ion sensitivity in agonist binding and internalization of vasopressin V1b receptors.
V1bバゾプレッシン受容体への作用薬の結合と内在化におけるイオン感受性について。

著者名

輿水崇鏡、柏崎亜樹、谷口淳一(自治医科大学医学部分子薬理学部門)

雑誌名

研究に関するお問い合わせ先

自治医科大学医学部分子薬理学部門 准教授
輿水崇鏡(こしみず たかあき)
電話番号: 0285-58-7326
e-mail: t_koshi@jichi.ac.jp

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