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「病態解明から治療開発に向けたバイオイメージング研究」

「病態解明から治療開発に向けたバイオイメージング研究」

◎ 私立大学戦略的研究基盤形成支援事業「病態解明から治療開発に向けたバイオイメージング研究」

研究目的

光工学の進歩により細胞や小動物体内における分子機構を経時的に観察できるバイオイメージング技術が躍進している。今や生体イメージング情報は先端医生物学や分子標的薬などの治療スクリーニング系として卓越した基盤となりつつある。本学HRC分子病態治療研究センターでは、これまでに世界に先駆けた蛍光・発光タンパク質を有するトランスジェニック・ラット・システムによる疾患モデル動物の開発に成功した。そして難治性疾患に対する遺伝子治療法の開発と臨床応用、新規肺癌原因遺伝子の発見など「トランスレーショナル・リサーチ」分野で卓越した成果を挙げてきた。

本研究プロジェクトでは、本学HRC分子病態治療研究センターの継続基盤を基に、今後明らかにされる機能的ゲノム情報をもとに、分子・細胞レベルから個体レベルにおける生体イメージング情報を獲得し、疾患の病態解明から治療開発につながる横断的な研究を展開する。


研究概要

本プロジェクト中核組織である分子病態治療研究センターは、急速に発展を続ける研究分野に応じて柔軟に対応できる組織体として発足し、異なる研究分野のグループが横断的に連携しながら卓越した成果を挙げてきた。本邦の先駆けとなる遺伝子治療研究の拠点が作られ、またゲノム研究の組織的な取り組みによる優れた成果が挙げらてきた。特に、新規ヒト肺癌原因遺伝子の発見を起点に、同疾患の病態把握・診断や分子標的治療方法が大きく進歩しようとしている。さらに、世界に先駆けて開発に成功した蛍光・発光タンパク質を有するトランスジェニック・ラット・システムは、「イメージング研究」の重要な動物資源であるとともに、疾患モデル動物を用いた応用医学研究における「バイオイメージング研究」の具体的な道筋を示し、世界的に高く評価されている。

本プロジェクトでは、これまでの継続的成果をバイオイメージングに反映させながら、社会的に研究要請度の高い「がん」、「再生医療」、「代謝疾患」に対する次世代の「トランスレーショナル研究」を促進する狙いがある。このような疾患単位によるグループ体制により、病態解明や治療開発に必要な情報を相互に共有することが可能であり、分子・細胞レベルから個体レベルにおける横断的な機能的生体イメージ情報を取得することができる。

本センターは、疾患のメカニズム解明から治療までの臨床応用に向けた研究開発のバイオイメージング拠点となり、創薬探索を含めた種々の治療評価モデルの提供、医薬品や医療機器等の開発促進を視野に入れたトランスレーショナル研究の実践的組織を目指す。

活動報告

「私立大学戦略的研究基盤形成支援事業シンポジウム2012」が開催されました

平成24年6月21日(木)午後から地域医療情報研修センター中講堂において「自治医科大学戦略的研究基盤形成支援事業シンポジウム2012」が開催されました。

当シンポジウムは分子病態治療研究センターの教育・研究棟への移転記念シンポジウムと平成20年度採択文部科学省私立大学戦略的研究基盤形成支援事「病態解明から治療開発に向けたバイオイメージング研究」の最終年度シンポジウムを兼ねて開催され、第1、第2部では分子病態治療研究センターの各研究部と参加部門(機能生化学、神経脳生理学、統合生理学、医動物学)の学内研究者11名がこれまでの研究成果の発表を行い、第3部として東京大学循環器内科の西村智先生をお招きし、「生体分子イメージングでみる免疫・炎症性細胞のクロストーク」について特別講演が行われました。

会場には教職員、大学院生の他に学外からも他大学関係者、企業の方々が多数参加され、研究者の発表を熱心に聴講していました。

シンポジウムの開催にあたり、ご協力いただきました関係者の皆様にお礼申し上げます。本事業は今年度で終了となりますが、次期研究事業の申請に向けて引き続きご支援賜りますようお願い致します。

「私立大学戦略的研究基盤形成支援事業シンポジウム2010」が開催されました

平成22年6月4日(金)に地域医療情報研修センター中講堂において、私立大学戦略的研究基盤形成支援事業シンポジウム2010(「病態解明から治療開発に向けたバイオイメージング研究」)が独立行政法人放射線医学総合研究所との合同で開催されました。

高久学長並びに放射線医学総合研究所・米倉理事長からのご挨拶の後、「新規分子イメージングプローブの設計からその検証、様々な疾患での分子イメージングの臨床応用まで」といった幅広い内容で、本学および放射線医学総合研究所より各4演題ずつの発表と、最後に埼玉大学脳科学融合研究センター・中井センター長から緑色蛍光蛋白(GFP)を用いた蛍光カルシウムセンサーの開発と応用について最新の研究成果が紹介されました。本シンポジウムには、平日の午後にも関わらず、本学教職員や医学生だけでなく企業等からも100名以上の参加があり、最新の研究に興味深く耳を傾けていました。

本学では、これまで「蛍光・発光タンパク質を有するトランスジェニック・ラット・システムによる疾患モデル動物の開発」や、「難治性疾患に対する遺伝子治療法の開発と臨床応用、新規肺癌原因遺伝子の発見」など「トランスレーショナル・リサーチ」分野で研究成果をあげてきています。これらの研究成果を基に、新たにイメージング技術を取り入れて疾患の病態解明から治療開発につながる横断的な研究を展開することを目的として、平成20年度から「病態解明から治療開発に向けたバイオイメージング研究」をテーマに、私立大学戦略的研究基盤形成支援事業(文科省)を受けて研究基盤を整備してまいりました。本シンポジウムは、この研究をさらに発展させるため、企画されたものであり、イメージング研究分野における日本の拠点であり、世界トップクラスの研究をしている独立行政法人放射線医学総合研究所と合同で開催できたことは大きな成果が得られたものと考えています。

「私立大学戦略的研究基盤形成支援事業シンポジウム2009」が開催されました

平成21年5月12日(火)13時30分から地域医療情報研修センター中講堂において私立大学戦略的研究基盤形成支援事業シンポジウム2009が開催されました。

本シンポジウムは、平成20年度文部科学省私立大学戦略的研究基盤形成支援事業に「病態解明から治療開発に向けたバイオイメージング研究」が採択されたため、研究の進捗状況を発表しようと開催されたものです。

高久学長のご挨拶、小林客員教授からの研究概要の説明の後、参加7研究部と4講座部門の研究発表、その他メーカーの新型機器の紹介があり、会場外入口周辺ではデモンストレーション用の機器が用意され、多くの研究者が興味深く機器の操作をしていました。

また、財団法人癌研究会 癌研究所生化学部長 今村健志先生からは大学院特別講義を兼ねて「光技術を駆使した革新的がん研究戦略 ―がん細胞機能とがん微小環境のインビボイメージング―」をテーマにがん研究の講演があり、教員だけでなく、医学生、留学生、技師、さらに学外からは他大学教員、医療機器会社・製薬会社・マスコミ関係者等100人以上が参加するほどシンポジウムは盛況となりました。

本プロジェクトは5年間続き、最終年度には研究成果を発表しますので、ご期待ください。

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