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医療技術トレーニング部門

医療技術トレーニング部門

講座名

先端医療技術開発センター 医療技術トレーニング部門

講座・部門紹介

平成19年4月、自治医科大学に「大型実験動物を用いた医療技術教育・医学研究または医療技術研修の支援」を主たる活動理念とした「医療技術トレーニング部門」が設置されました。その後、平成20年度に文部科学省「私立大学研究基盤形成支援事業」の一つとして自治医科大学の「大型動物(ミニブタ)を用いた先進的医療技術実現化」事業が採択され、学内に先端医療技術開発センター(CDAMTec)が開設されました(平成21年4月)。
同変遷に伴い、実験医学センター内に位置づけられていた医療技術トレーニング部門は、CDAMTecの1部門として活動を開始しました。
当部門で行った動物実習・研修会の参加者総数は、平成25年3月までにのべ3200名を超え、医師・医学生並びに看護師等の医療従事者がそれぞれのレベル毎に立てた目標を達成すべくトレーニングを受講しています。同トレーニングの実施件数は当部門設立直後より急速に増加しており、最近の傾向として内科系を含めた複数の講座が合同で行う診療科横断的なトレーニングを希望するケースが増えています。また当部門では女性医療従事者(医師、女子医学生、看護師等)に対する医療技術支援にも力を入れており、現時点までにのべ600名以上の女性医療従事者が種々のトレーニングに参加をしており大変好評を得ております。
更にCDAMTecでは、本年(平成25年)度中に手術支援ロボット「ダ・ヴィンチ外科手術システム」の導入が予定されており、より幅広い専門分野医師のトレーニング受講が見込まれています。
我々CDAMTec職員は、今後とも更なるトレーニングシステムの改善・充実を図り、先に掲げた「患者さんに安全で高度な医療を提供できる優れた臨床医を育てること」を目標に、職員が一丸となって活動していきます。

スタッフ

教授(兼) 佐田尚宏 教授(兼) アラン・レフォー 学内准教授 菱川修司
助教(兼) 伊澤祥光

研究紹介

  • 実験用ブタを用いた医療技術教育の質的向上に関する研究
  • Ex-vivo組織を中心とする医療技術トレーニングキットの開発
  • 血友病の治療とその合併症の克服に関する研究(厚生労働省科研費)

関連組織

教育担当分野

当部門で行っている主な医療技術トレーニング内容
実習名 共同主催講座 主な実習内容
外科系医学生実習 消化器・一般外科、移植外科 動物倫理講習、IVHカテ挿入、生体ブタ胃部分切除術(開腹・胃部分切除・閉腹)、ブタ剖検(再開腹、胃全摘術、術中心臓マッサージ)、術中麻酔管理、術後管理、安楽死処置後黙とう
救急外傷トレーニング 救急学教室 脊髄穿刺(骨髄内輪液)、開胸・大動脈遮断・心損傷部修復、下大静脈損傷部修復術、気管切開術、胃損傷部修復、小腸損傷部修復、脾損傷→脾動脈栓塞術、血管吻合術・消化管吻合術(Ex-vivo training )、膀胱損傷部修復
(熊倉)鏡視下手術トレーニング 鏡視下手術部門 (腹腔鏡下)胃切開・縫合術、脾摘出術、肝生検術、胆嚢摘出術、腎摘出術、膀胱切開・縫合術、(腹腔鏡補助下)食道空腸吻合術、直腸切除術・吻合術、肝切除術、ブタ肝臓の腹腔鏡観察(FICE)、(胸腔鏡下)肺葉切除術、肺部分切除術、気管形成術
ATOM (Advanced Trauma Operative Management) セミナー 日本外科学会・       ATOM事務局 胸腹部貫通性外傷に対する術中管理トレーニング
移植外科手技トレーニング 移植外科 多臓器移植、小腸移植、マイクロサージャリー(微小血管吻合)
臓器摘出シミュレーションセミナー (Super rapid technique) 東関東・東京高度医療人養成推進事業 胸・腹腔内臓器摘出(Super rapid technique)
脳死下臓器摘出シミュレーションセミナー 日本肝移植研究会 脳死下臓器摘出
(消化器一般外科)鏡視下手術トレーニング 消化器・一般外科 (腹腔鏡下)胃切開・縫合術、脾摘出術、胆嚢摘出術、直腸切除術・吻合術
消化管ESDトレーニング(SAFE Knife ハンズオンセミナー) 消化器内科 食道・胃ESD
高校生医師体験セミナー 自治医科大学 手洗い実習、鏡視下手術体験、マイクロサージャリー体験、手術体験(止血操作)
他大学医学生外科セミナー    (レフォーセミナー) 消化器一般外科・     卒後臨床研修センター 動物倫理講習、生体ブタ胃壁切開・吻合術(ex-vivo training)
血管内治療トレーニング 救急学教室 救急外傷に対するカテーテルインターベンション
マイクロサージャリートレーニング 医療技術トレーニング部門 マイクロサージャリー(Basic /Advanced course)

最近は海外の外科医師を対象とするマイクロサージャリートレーニングを開催し、大変好評を得ております。また本年度より医療用ロボット「da Vinci Surgical System Si」を使用するトレーニングが開始されるため、受講者数の大幅な増加が見込まれております。

専用飼育研究棟における施設概要ならびに使用可能な医療機器
入退出管理システム 登録済職員カードによる入退出管理システム、監視カメラシステム
空調管理システム HEPAフィルターユニット(処理風量23.8回/h、クリーン度:クラス10000)
大動物飼育システム 一般飼育室 20ゲージ、検疫室 7ゲージ:空調管理システム(処理風量16.7回/h)、床暖房、自動給水システム、自動照明時間切り替えシステム
集中治療室(ICU) 専用術後管理ゲージ4ゲージ、空調管理システム(処理風量16.7回/h)、自動照明時間切り替えシステム、テレモニターシステム(24時間バイタル管理システム)1台、輸液ポンプ2台、無菌ユニット
医療機器 可動式手術台(透視用スライド機構付)4台、麻酔器5台(内1台はMRI対応 AESTIVA 5)、モニター5台(内1台はMRI対応 )、術野カメラシステム(フルスペックハイビジョン)、鏡視下手術システム(VISERA Proシステム)2セット *ハイビジョン対応CCDビデオスコープ:硬性タイプ1本、先端フレキシブルタイプ2本、SD画質機器(オリンパス社製)2台、外科手術用顕微鏡システム2台、ポータブルLEDライトシステム2セット、超音波凝固切開装置(Autosonix)1台、カラー超音波診断装置(ALOKA)、血液分析装置( iSTAT )1台、輸液保温システム装置3台、電気メス4台、輸液ポンプ4台、保温器1台、スターナルソー1台、ケント牽引開創器システム1セット、リングリトラクター1セット、滅菌装置(オートクレーブ)1台
MRI 装置 磁場強度1.5T (MAGNETOM ESSENZA)
CT装置 SOMATON Sensation 16
移動型Cアーム血管撮影装置 AXION Artis U、アンギオ台1台
画像サーバー I-PACS FS
医療用ロボットシステム da Vinci Surgical System Si

現在CDAMTecでは、CT装置等にて実習前に手術予定部位を撮影し、実習中にiPADを用いて解剖を確認しながら手術処置を実施できる「術中ナビゲーションシステム」を利用することが可能です。また手術室には高性能の術野カメラシステムを装備しており、術中画像を撮影録画し後に術者が自身の医療手技レベルを確認・検証することが可能です。この様にCDAMTecでは「受講者が臨床時に違和感を覚えることのないような、実践に即したより効果的なトレーニング環境整備」にも努めております。

連絡先

自治医科大学先端医療技術開発センター
受付(本幹西棟2F)
TEL: 0285-58-7456(ダイアルイン)
FAX: 0285-44-8629
piglet@jichi.ac.jp