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慢性腎臓病病態講座

慢性腎臓病病態講座

講座名

医学部 慢性腎臓病病態講座

講座・部門紹介

「慢性腎臓病」とは原因の如何にかかわらず腎臓の障害や機能の低下(60%未満)が3ヶ月以上持続した状態で、わが国の成人では約1,300万人と推計されています。慢性腎臓病が存在すると、心筋梗塞や脳卒中など心血管病を引き起こす危険が高まります。こうした背景から、2010年7月に『慢性腎臓病病態寄附講座』が開設されました。スタッフは、腎臓内科と透析部を兼任し、それぞれの診療を行っています。特に、慢性腎臓病は蛋白尿などの尿異常に始まり、徐々に腎機能が低下し末期腎不全に進行、そして最終的には透析療法や腎移植を受けるまで長期にわたります。従って、全ての段階の診療にかかわり、尿異常や腎機能低下を早期に発見し、心血管病の発症や腎不全の進行抑制に取り組んでいます。また、腎臓病教室を企画し、透析部看護師が中心となり栄養士や薬剤師も参加し、「慢性腎臓病患者の腎臓を長持ちさせるための腎臓病教室」や、「腎臓の働きを代行する治療法(血液透析、腹膜透析、腎移植)選択のための腎臓病教室」を定期的に行っています。さらに、わが国では腹膜透析患者が血液透析患者に比べ非常に少ないことから、高齢者や心血管病合併慢性腎臓病患者に対し腹膜透析療法の推進を行っています。特に、認知症や脳卒中などが原因で自立困難な高齢慢性腎不全患者に腹膜透析を行うための支援体制を構築中です。生体腎移植ドナーの腎提供前後の腎機能のフォローも行っています。

スタッフ

特命教授 武藤重明 教授(兼)齋藤修

研究紹介

わが国の慢性透析患者数は年々増加し、特に糖尿病や高血圧が原因で慢性腎臓病となり、透析療法を受ける患者が急増しています。こうしたことから、糖尿病や高血圧で慢性腎臓病をきたす動物モデルを作成し、慢性腎臓病の発症、進展機序や、慢性腎臓病が心血管病を引き起こす機序と、それらを抑制または予防する方法について研究しています。腎臓はナトリウムやカリウムといった電解質の排泄を調節している重要な臓器です。慢性腎臓病で腎機能が低下すると、これらの腎臓からの排泄が障害され、高血圧や高カリウム血症が起こります。その機序を上記モデル動物や遺伝子改変動物で研究しています。また、長期腹膜透析療法における腹膜障害の発症機序について、腹膜障害モデル動物を用いた基礎研究と腹膜透析患者の透析排液を用いた臨床研究を行い、それらの結果から腹膜障害の有効な診断方法や治療法を開発中です。

教育担当分野

  • 基礎臨床系統講義「腎臓」
  • 総括講義「腎臓内科学」
  • 臨床講義
  • 必修BSLおよび選択必修BSL「腎臓」
  • 必修BSL「地域医療I、外来診療実習」

関連組織

  • 医学部 内科学講座腎臓内科学部門
  • 医学部 透析部

診療科案内

連絡先

自治医科大学内科学講座腎臓内科学部門
Tel 0285-58-7346 (ダイヤルイン)
Fax 0285-44-4869
jinzonai@jichi.ac.jp