センター長あいさつ
実践能力を高める
自治医科大学の建学の精神は、
「へき地等の地域社会の医療の確保及び向上のために
高度な医療能力を有する医師並びに
住民の保健医療及び福祉に貢献できる
総合的な看護職を養成すること」
です。そして、地域医療を支える人材の育成が第一の目標です。
卒業生は各地域に行って誰の助けも借りず一人で対応していかなければならない場面もあります。
この実践的能力を高めるために、シミュレータを利用したトレーニングは極めて有効です。
リスクを低減する
航空管制システム、航空機システム、原子力発電プラントなどのシステムでは、
訓練用シミュレータはごく普通に用いられている訓練用機材です。
ところが、医療システムにおいては、
シミュレータがあまり積極的に利用されていませんでした。
確かに、人間の構造や機能は非常に複雑で多岐にわたるために、
シミュレーション自体が困難です。したがって、
患者に直接向かって実践技術を習得していく方が
より実践的と考えられたかもしれません。
しかし、この教育訓練方法はリスクが高くなります。
そこでリアリティの低いシミュレータであっても、これを利用すれば、完全ではありませんが、
ある程度模擬されているので、少しはリスクが低減すると考えられます。
取り組み
当センターでは、当大学の目的を考慮した各種のシミュレータを準備して、
学生および自治医大職員の利用をお待ちしています。
スタートしたばかりで経験が少ないため、
今後は利用者の声を反映しながら、
- 学内・病院内へのシミュレータの利用と定着
- 学外へのシミュレータ利用の拡大
- シミュレータを利用した訓練手法と機材の開発
などに取り組んでいきます。
本シミュレーションセンターが実力のある医療従事者養成の一助となることを願っています。
センター長 医療安全学教授 河野龍太郎
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