泳げるようになりたいと思っても、教科書を読んだだけではいつまでも泳げるようにならないのと同じで、教科書からだけでは臨床神経学を学ぶことはできません。つまり神経内科の臨床を身につけたいと思ったら、基礎知識を学んだ後に、臨床の大海原にみずから飛び込んでいかなければなりません。患者さんひとりひとりを丹念に診察する、その積み重ねこそが、真の実力を身につける唯一の方法といえます。
典型的な臨床症状や検査・画像所見をひとつひとつ丁寧に検討することによって、はじめてその疾患の中核を身につけることができます。さらにこのような「典型」(type)を身につけてはじめて「亜型」(forms frustes)を理解できるようになります。そのためには、充分な数の患者がいる病院を研修先に選ぶ、ということが何よりも大切です。
自治医大神経内科は、大学病院では破格の51床を有します。年間入院患者数は750例を超え、脳血管障害や脳炎などの急性疾患から、多発性硬化症、重症筋無力症などの神経免疫疾患、筋萎縮性側索硬化症や脊髄小脳変性症といった神経変性疾患まで、幅広くしかもバランス良く網羅しています。
さらに充実した指導体制が、当医局の特徴です。病棟では常時4〜5チームで診療にあたります。各チームは卒後15年目以上のベテラン神経内科専門医と、主治医として診療にあたる後期研修医以上の神経内科医師がペアとなり、さらにその元で研修医が学ぶシステムになっています。症例検討会もほぼ毎週開催され、患者の治療方針について活発に議論されます。
指導にあたるスタッフは、全国から集まっています。現在の医局員の出身大学は、旭川医科大学から宮崎医科大学までと全国に及んでいます。このように学閥のない伸び伸びとした環境で、臨床神経学の研修に打ち込めます。
実際に医局員として入局するのは、卒後臨床研修を終えてからになります。ただしこの制度も間もなく改正されるようで、流動的ではあります。通常の場合、自治医大で内科系初期研修を行い、3年目より神経内科に入局することになります。
もちろん他大学や一般病院での初期臨床研修を修了し、後期研修として神経内科に入局される方も大歓迎いたします。詳しくは後期研修プログラムをご参照下さい。
学生のうちから興味を持って見学に来て下さる方は、特に大歓迎します。
具体的な見学内容については、個別対応が可能です。1年間を通じて見学可能ですので、少しでも興味を持たれた方は、是非ともお気軽にご連絡下さい。
連絡先:滑川道人(医局長)メールアドレス mnamekaw@jichi.ac.jp
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