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研究情報

[医学部] ヘモグロビンのガス受け渡しの直接観察に成功

2020年2月21日

1. 研究概要

ヘモグロビンは血液中の酸素運搬タンパク質であり、肺で受け取った酸素を全身の細胞に届ける役割を担っています。ヘモグロビンは、世界で初めて原子レベルの立体構造が決定されたタンパク質の一つとして有名ですが、酸素などのガス分子がその結合部位である鉄から外部溶液へ出ていくまでの道筋や様子は今まで知られていませんでした。

今回、自治医科大学・生理学講座生物物理学部門の柴山修哉教授、佐藤文菜講師、一柳光平博士からなる研究チームは、英国Research Complex at Harwell、横浜市立大学との共同研究により、ヘモグロビンがガス分子を自らの分子内で移動させる様子を独自の構造解析法で直接観察することに初めて成功しました。当研究は、赤血球中のヘモグロビンが酸素を迅速に受け渡しする仕組みの解明につながると期待されます。

本研究成果は米国科学アカデミー紀要『PNAS』のオンライン版に2020年2月18日付けで公開されました。

2. 掲載論文

雑誌名:PNAS(Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America)

論文タイトル:Direct observation of ligand migration within human hemoglobin at work

著者:Naoya Shibayama*, Ayana Sato-Tomita, Mio Ohki, Kouhei Ichiyanagi, and Sam-Yong Park
(*Corresponding author)

3. 論文掲載先