自治医科大学附属さいたま医療センター 心臓血管外科

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診療科紹介

自治医科大学附属さいたま医療センター心臓血管外科は、1989年12月の当センター開設後、近隣地域の先生方、各診療科の先生方のご理解とご支援の元、診療内容を多方面に拡大・発展させ、政令指定都市さいたま市唯一の大学関連病院として、埼玉県を中心とする循環器診療に従事してまいりました。

初代診療科長である井野隆史名誉教授の指導の元、当科の外来診療・手術治療体制はスタートしました。1991年には、安達秀雄教授が赴任され、1999年には開心術300例を超え、関東地域でも有数の症例数を誇る循環器センターとなりました。2004年に、安達教授が診療科長を継承されました。当教室は、井野教授が提唱された診療要請を断らない循環器診療を、安達教授の指導の元、その後、発展させて参りました。さらに、安達教授は、昨今社会問題化している医療安全問題の重要性をいち早く認識され、安全な心臓血管外科手術システムの構築にも尽力されてこられました。その中で、多くの心臓血管外科医師が当センターで研鑽を積み、現在臨床現場の第一線で活躍しています。

手術症例数に関しては、2015年度の日本胸部外科学会に報告する心臓大血管手術件数は543件、末梢血管・腹部大動脈を含めた心臓血管外科の総手術件数は1,036件でした。心臓大血管手術件数は過去最高の数字を更新し、総手術件数も1,000件を超える快挙を成し遂げました。その中で58件を数えた急性大動脈解離をはじめとして、合計で約150件近い緊急症例に対する手術治療も施行しております。

このように多くの患者様に対し、手術治療を中心とする循環器診療を行うことができたのは、ひとえに病棟管理・運営をしていただいたICU・病棟スタッフの皆様、手術室での管理・運営をしていただいた麻酔科医師・手術室スタッフの方々のご尽力の賜物です。当センターの特筆すべき点は、心臓血管外科、循環器科、麻酔科、集中治療部の各診療科が緊密に連携を取りながら、病院の基本理念である「患者様中心の診療」・「安全で質の高い医療」・「地域に根ざした医療」の実践を目指している点にあります。2016年4月1日から、当センターでも、重症かつ複数の診療科領域にわたる重篤な患者様の受け入れが可能な救命救急センターがスタートしました。今後も、近隣地域の先生方と、病院-病院間・病院-診療所間のネットワークも発展させて、これまで以上に地域の皆様方の健康で充実した生活の実現に向けて、心臓血管外科医局員一同努力していきたいと考えています。

関連病院であるさいたま赤十字病院・春日部中央総合病院・練馬光が丘などは同じ診療圏にあり、それぞれのスタッフの努力により2015年の手術件数はいずれも増加しております。埼玉県南部の診療圏において発症した、急性大動脈解離や大動脈瘤破裂などの一刻を争う病状に対しては、関連病院間で連携をとることで診療の受け皿を増やし、地域におけるより効率的な救急診療の提供を目標としております。また2014年夏より当施設からの派遣が始まった横浜みなと赤十字病院においても、施設全体からの支援を得て、手術件数が順調に増加しております。神奈川県の同じ診療圏にある横須賀市立うわまち病院とも連携し、今後さらなる地域貢献ができるようにと、日々の診療に専心しております。

最後になりましたが、常日頃循環器診療チームとして的確かつ迅速な診断および初期治療をされ、患者さまを紹介してくださる循環器内科の先生方・各診療科の先生方、また近隣の施設・病医院の先生方にもこの場をお借りしまして厚く御礼申し上げます。私どもの診療に御理解いただき、平素より深いご支援をいただき、誠にありがたく存じ上げます。今後とも引き続き御指導御鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。