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専門外来

腫瘍外来

 がんは決して人ごとではない時代です。がんの告知をうけた精神的ストレスもさることながら、治療に伴う機能障害に悩むことも多いのが耳鼻咽喉科のがん、頭頸部がんです。がんの根治性をそこなわずに可能な限り機能形態保存を両立させる治療を心がけています。がんの告知をうけられた本人とご家族の気持ちを考えることも大切と思います。侵襲の少ない手術や抗がん薬併用の放射線治療をはじめ、難易度の高い頭蓋底手術まで実績があります。頭頸部外科学会頭頸部がん専門医制度暫定指導医および日本がん治療認定医機構がん治療認定医が診療にたずさわります。

 


補聴器外来

 乳幼児から高齢者まですべての年齢層の患者さまに対して、難聴の専門診療と補聴器のフィッティングを行っています。言語聴覚士や専門の補聴器業者2社と連携して、難聴の専門医が対応しています。人工内耳を装用した患者さまのリハビリや経過観察も併せて行っています。

 


睡眠時無呼吸外来

 睡眠時無呼吸症候群は、近年注目を集めている分野です。特に最近では、肥満、高血圧、脳梗塞、心筋梗塞等との関連を指摘され、生活習慣病の一つとして、より重要性が高まっていると言えます。

 当外来では、初診時に終夜睡眠ポリグラフを行い、その結果に応じて治療法を選択します。治療法には、扁桃摘出等の手術と、nCPAPや口腔内装具等の保存的治療があります。また、減量等の生活習慣の改善も重要な治療法となります。

 


中耳炎外来

 慢性中耳炎、真珠腫性中耳炎、耳小骨奇形・離断、耳硬化症、コレステリン肉芽腫など耳疾患の患者さまに対して、手術を含めた治療方針の決定や処置を、患者さま一人に対して30分という十分な時間をとって行っています。鼓室形成術は年間90例ほどの症例数があり、高度難聴に対する人工内耳埋込術も行っています。


アレルギー外来

平成22年度
 アレルギー外来の治療法は、薬物による保存的治療、下鼻甲介粘膜焼灼術、減感作療法、入院手術療法(鼻中隔矯正術+粘膜下下鼻甲介骨切除術)まで、患者様に応じて、患者様とよく話し合い、病状・治療法説明と治療法決定を行っております。特に下鼻甲介粘膜焼灼術においては、当科で購入したコブレーターを用い、今までのKTPレーザーのように粘膜の表面を焼灼するのではなく、粘膜内の焼灼を行うことで、より生理的に、軽度の鼻中隔彎曲のある症例にも手術が行えるようになりました。アレルギー性鼻炎の治療における専門外来の目標は、患者様のQOLの改善と満足度を得ることです。専門的見地から病状を丁寧に説明し、患者様の希望される治療と乖離しないように、よりよい診療を心がけていきたいと思います。

アレルギー外来 新患患者数 39名
下鼻甲介粘膜焼灼術 29件 (KTPレーザー20件、コブレーター9件)


嗅覚外来

 T&Tオルファクトメーターやアリナミンテストなどの嗅覚機能検査、CTやファイバースコープを用いた嗅裂や嗅上皮の状態の把握などを行い、嗅覚障害の原因をつきとめ、個々の原因にそくした治療をすすめています。嗅覚障害の治療は長くかかることが多いので、精神的な負担が少しでも軽くなるよう、病態の説明を十分に行うよう心掛けています。

 


めまい外来

 診断に苦慮する患者さんをご紹介いただき、検査し、 診断しております。
また、良性発作性頭位めまい症やメニエール病などの 患者さんの中で、内服治療のみで症状が治まりにくい患者さんに対し、 理学療法や鼓室内薬物注入や手術を行っています。

 


小児耳鼻咽喉科(子ども医療センター)

 大学病院併設型の子ども医療センターとして、常勤の耳鼻咽喉科医がいるのはここだけです。

中学生以下のお子様を対象とし、平成21年2月より小児の専門外来を開始しております。週2回の一般外来の他に、月2回口蓋裂術後の鼻咽腔閉鎖不全の評価を行っております。

他科との連携を密にとりながら、よりよい医療をめざしていきたいと思います。

 耳鼻咽喉科の研修を考えていらっしゃる先生にとっても、一つの施設で成人症例のみならず、同じ敷地内にある子ども医療センターで子どもの専門病院でしか経験しないような症例から一般の耳鼻咽喉科でも診察することの多い中耳炎、副鼻腔炎、アデノイド・扁桃肥大などの症例まで幅広く経験することができますので、非常に有意義な研修を受けられると思います。