自治医科大学附属病院 病理診断部・病理診断科



自治医科大学 附属病院 卒後臨床研修C 統合病理学部門 人体病理学部門 blog
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  ★新着情報 (activities)

 病理診断部は,7月9日から新館南棟(新築)で業務を行なっています。  

(2018.7.27 update)

2018/6/5 第59回 日本臨床細胞学会春期大会(6月2日,3日,札幌):福嶋教授が教育講演「膵IPMNの病理診断と細胞診」、丹波臨床助教が示説「胸水中への脊索腫細胞の出現を証明しえた1例」、田畑臨床助教が示説「肝細胞癌の上顎歯肉転移の1例」、蜩c技師が示説「中枢神経系原発と考えられ、その後他臓器浸潤がみられた悪性リンパ腫の一例」を発表しました。

2018/5/12 第95回日本消化器内視鏡学会総会(5月9日〜12日,東京):福嶋教授がパネルディスカッション「IPMN診療における内視鏡の役割」で基調講演を,池田臨床助教が「10mm以下の非機能性膵神経内分泌腫瘍に対するEUS-FNAの意義」を示説発表しました。

2018/4/5 論文「Clinicopathological and prognostic significance of MUC13 and AGR2 expression in intraductal papillary mucinous neoplasms of the pancreas」(筆頭:三登臨床助教(現 東邦大学))がPancreatologyに受理されました。

2018/3/16 論文「Is an atypical flat lesion (AFL) a precursor lesion of the pancreatic ductal adenocarcinoma in human?」(筆頭:森田助教(現 奈良県立医大))がPathology Internationalに受理されました。

2018/2/2 病理学セミナーin 福岡 (2月2日,福岡)「膵・胆道腫瘍update 病理学Xゲノム異常」を自治医科大学大学院医学研究科主催で開催しました。

2018/1/15 第26回 日臨技関甲信支部・首都圏支部 病理細胞検査研修会 (1月14日,甲府):飛田野技師が「電顕が語る腎疾患」について講演しました。

2018/1/12 長崎大学医学部大学院特別セミナー (1月12日,長崎):福嶋教授が「膵腫瘍の病理診断」について講演しました。

2017/12/22 第181回 日本病理学会 北海道支部学術集会 (12月16日,札幌):福嶋教授が「膵腫瘍の病理診断」について講演しました。

2017/11/23 第56回 日本臨床細胞学会秋期大会(11月18日,19日,福岡):丹波臨床助教が「不正子宮出血を契機に再発が確認された急性骨髄性白血病の一例」、蘆澤臨床助教が「ブラシを用いた横隔腹膜擦過・液状化細胞診断法の細胞採取量の検討(綿棒法との比較)」を示説発表しました。

過去情報は こちら
 

  ★新着情報 (others)

2018/04/01 山本昌代技師が主任に昇任しました。池田恵理子臨床助教と辻賢太郎臨床助教が、病理診断部にあらたに加わりました。
2017/12/14  中村香織技師が細胞検査士に合格しました。
2017/12/14  文部科学省「基礎研究医養成活性化プログラム」採択の病理学セミナーを「肺がん治療の最新のトピックス」をテーマにさいたま市(ソニックシティ)で開催しました。
2017/10/21  「自治医科大学附属病院 病理解剖5000体記念会」を開催しました。
2017/10/06  第3回 JICHI病理診断セミナー「新WHO分類で変わった脳腫瘍の考え方」講師 柴原純二先生(杏林大学病理学教授)」を開催しました。
2017/09/08  小瀬川順幸技師が二級臨床検査士(病理学)に合格しました。
2017/06/10 ホームページをリニュアルしました(一部,工事中)。
2017/04/03 二階堂貴章技師が主任に昇任しました。佐藤沙弥香さんと、杉本真さんが、病理診断部の臨床検査技師としてあらたに加わりました。
2017/02/07 当院における病理解剖数が5000件に達しました。
 

  病理診断とは

病理診断とは,患者さんの病気の治療方針をきめたり,治療の効果を評価するために,主に患部から採取された組織の一部を顕微鏡で調べて,病変の種類や性質などを見分けるものです。

人間の体は,表面に(上皮)細胞がきちっと並んでおり,その間に血管,骨,筋肉や線維,脂肪組織などが詰まってできています。表面というのは皮膚の表面だけではなく,口腔粘膜や胃の表面,膀胱粘膜の表面なども含みます。

このような私たちの体を構成する細胞は,何らかの原因で異常を来たすと,形態(細胞の形や並び,など)が変わったり,普通では見られない種類の細胞が増えてきたりします。その細胞の種類や形の変化を顕微鏡で捉えて病気の診断を行なうのが病理診断なのです。

例えば乳房のしこり(腫瘤)を理由に受診された患者さんがいるとします。病院では触診のあと,マンモグラフィーやエコーなどの検査をされるのが普通で,これらによって,ある程度の診断の予測ができます。しかし,最終的に良性病変であるのか悪性であるのかの判定を下すには,その腫瘤を作っている組織を採取して行なう病理診断が欠かせません。

これをご覧の皆様にも,検診などで受けた大腸や胃の内視鏡検査で,ポリープや粘膜の荒れが見つかり,「組織をとって調べます」と言われた方もいるかも知れません。これは,少し言葉を補足して書くと「病理診断を行なうために異常な部分の組織を採取して詳しく検査します」という意味であり,これによって,炎症で粘膜が荒れていただけなのか,手術の必要な腫瘍であるのか,などの診断を下すことができるのです。病理診断は様々な病変を対象としますが,特にがん診療においては,その最終的診断方法として確立されています。

病理診断を行なうためには,顕微鏡で細胞の形の変化を捉える能力と知識が必要ですが,それに加えて患者さんの症状や経過,放射線画像所見などを理解して,総合的に病変や疾患を理解する能力も不可欠です。このため,病理診断は,特別なトレーニングを受けた医師(病理診断医)が医療行為として行っています。


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