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<連絡先>
自治医科大学 医学部
生理学講座
統合生理学部門

〒329-0498
栃木県下野市薬師寺
3311-1
TEL 0285-58-7320
FAX 0285-44-9962

Information>研究紹介


自治医科大学 統合生理学部門(矢田研究室)は、生理学の教育と研究に日夜全力をあげています。医学分野のノーベル賞が医学生理学賞と呼ばれているように、生理学は医学の基本となる学問であり、私たちの身体の働きを明らかにする学問であります。

我々は、
1)インスリン分泌・糖代謝調節
2)摂食・エネルギー代謝調節
3)全身臓器と脳の機能連関
のメカニズムの解明を目標として研究しています。
さらに、糖尿病、肥満症、中枢神経疾患の病態解明と、新規治療法の開発を目標としています。


  インスリン分泌・糖代謝調節
インスリンは血糖値の制御はもちろん、代謝、摂食、脳機能の調節にも極めて重要な役割を担っています。我々は、インスリンの分泌と合成、膵臓β細胞再生と保護に関する研究を行っています。一例として、胃ホルモンのグレリンが膵ランゲルハンス島にも存在し、グルコース誘発インスリン分泌を抑制しており、この作用を阻害すると、2型糖尿病動物のインスリン分泌が促進され耐糖能障害が是正されることを発見しました。今後、グレリンによるインスリン分泌・糖代謝調節機構を解明し、グレリン作用への介入による糖尿病治療法を開発することを目指しています。

  摂食・エネルギー代謝調節
食欲とエネルギー代謝を制御する摂食中枢は、視床下部と脳幹に存在し、種々の末梢代謝因子を感知し、また環境やストレス情報を受容し、これらを統合して摂食行動と体重を規定しています。我々は、多種細胞を含む脳から特定のニューロンの活動を観察することを可能にする「ニューロン同定-機能解析法」を開発しました。これに加えて、in vivo摂食行動解析、分子生物学を駆使し、摂食・代謝調節機構とその破綻病態を解析しています。ヒトの過食・内臓脂肪症候群の研究の有力なツールとなる動物モデルを見出しています。深刻な社会的問題となっている肥満、摂食変調の成因を突き止め、有効な治療法に繋げたいと考えています。

  全身臓器と脳の機能連関
我々は、全身臓器と脳の双方向性情報連絡の仮説を提唱しています。その立証をめざして、求心性迷走神経による代謝情報の受容と脳への情報連絡の解析しています。末梢代謝疾患(糖尿病・肥満)と中枢神経疾患(過食・アルツハイマー病・うつ病)の高い合併率が知られており、これらに共通の成因を解析しています。今後、ヒトの脳機能計測を取り入れる予定です。最終的に、末梢・中枢連携の視点から糖代謝・学習・精神機能を理解し、生活習慣病の疾患概念を刷新し、新しい予防・治療法を開拓することを目指しています。


このような科学と医学の重要な課題に挑戦する意欲を持ち、我々と共に研究する希望のある方は歓迎します。学生、大学院生、ポスドク、社会人などあらゆるレベルで可能ですので、興味のある方は是非ご連絡ください。

自治医科大学 統合生理学部門 教授  矢田 俊彦

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