病棟  血液の病気の患者さんは6階A病棟に入院していただいています。血液科全体として30人前後の患者さんが入院しています。無菌室は個室が4部屋と4人部屋(準無菌室)が4部屋の合計20床です。
 同種造血幹細胞移植を行う患者さんは無菌室あるいは準無菌室で、自家移植や強力な化学療法を行う患者さんは準無菌室で治療を行いますが、病棟の混み具合などの状況によって変更になる可能性がありますのでご了承ください。
 無菌室においても、厳密な無菌管理は廃止し、必要な部分だけを重点的に対策することによって、患者さんが過剰な精神的負担を感じることなく移植が安全にできるように工夫しています。ご家族の方はガラス越しの面会ではなく患者さんと直接対面していただくことが可能です。ただし、その場合はご家族の方にも手をきれいに洗って、マスクをしてから無菌室に入っていただきます。

診療体制
 ひとりの患者さんに対してレジデント、指導医を含む2~3名の医師が担当する万全の体制で診療させていただいています。また、週に2回開催される診療カンファランスでは、血液科医師全員で治療方針の検討を行っています。
 血液科医師、他科の医師、看護師、歯科衛生士、薬剤師、検査技師、放射線技師、理学療法士、臨床心理士、などの数多くのメンバーが協力しながらチーム医療を行っています

特徴
 私たちの得意分野は、免疫抑制剤のこまめな濃度調整によるGVHDの予防、感染症の管理、HLAのあうドナーさんが見つからない方のためにCampath-1Hやサイモグロブリンを使ったHLA不一致移植(ミスマッチ移植)、移植後の不妊予防のための卵巣遮蔽などです。少ない副作用で移植を行う技術に関しては自信をもって診療しています。

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6A病棟の入り口

準無菌室(4人部屋)

無菌室(個室)

病棟から見える
スカイツリー

病棟から見える
富士山