研修医指導方針


■はじめに

みなさんこんにちは。私たちは、日本でも有数の生体肝移植を行う診療科です。2週間に1回のペースで生体肝移植手術を行い、現在までに291例で生存率96%という治療成績を残しています。移植医療に興味がある方、肝臓という臓器に興味がある方、小児医療に興味がある方、外科診療を希望しているが具体的な分野が決定していない方は、是非移植外科での研修選択をしてみてください。

また、生体肝移植の医療現場では、消化器外科・一般外科の知識はもとより、小児外科、血管外科、形成外科などの外科診療にとどまらず、小児医療や肝臓内科医療のエッセンスを広く学ぶことも可能であり、逆に移植医療の現場でそれぞれの診療部門の研修を終えた先生方や、他科からの転科の先生もスムーズに診療にあたっていただけるかと思います。

今後ますます社会的なニーズが高まることが予想される移植医療の現場で、我々と一緒に仕事をしませんか?

※当科の特徴や今までの成績、業績、現スタッフの経歴などはこちらのページをご覧ください。

■移植外科では初期研修目標を3つ設定しています。

  • 長期入院の肝疾患患者を通して患者様はもとより、ご家族との接し方を学ぶ。
  • 小児における診察方法、基本手技、肝移植術後管理を学ぶ。
  • 将来どの診療科に進んでいっても役立つような診療技術を学び、医師として成熟する。

この目標を実現すべく、ほぼ2週間に1例行われる生体肝移植手術を通して指導教育を行います。 実際の研修は自治医科大学初期研修プログラム(外科専門医師志望)に測り、研修を行っていただきます。

他院で前期研修を終了された方は、まず外科専門医取得のための研修を自治医大外科学大講座のカリキュラムに沿って行っていただきます。

3年目は初期研修でローテーション出来なかった外科診療科をローテーションし、その後1年間外科医としての技術力・診療力向上を目標に関連病院にて研修を行い、5年後に移植外科専従となります。

すでに、外科認定医取得条件を満たしている方は、別途ご相談させていただきます。