短期研修を希望する方へ


■短期研修の募集

当科では、随時、短期研修をしていただける先生方を募集しております。
生体肝移植術は、末期肝不全、各種代謝性疾患に対する治療法として一般的なものとなっており、日常診療においても肝移植前、あるいは移植後の患者さんに接する機会も増えております。しかしながら、生体肝移植という医療は非常に専門性が高く、なかなかその治療、術前、術後管理の実際のイメージがつきにくいものであります。
“実際、興味はあるが、自分の専門とまではしなくても良い”、“経験のためにも、1度は経験してみたい”という先生方は非常に多いことと思います。
今後の肝移植医療の普及のためにも、先生方に短期間でも当科で研修をしていただくことは非常に意味のあるものと考えております。実際、少しでも術前、術後の管理に携わることにより、肝移植医療というものがよりイメージの分りやすいものとなるため、今後の先生方の診療経験にも役立つものと考えております。
よって、当科では、小児外科、一般消化器外科、小児科の先生方の研修を心よりお待ち申し上げます。ご気軽にご相談下さい。
とはいえ、どの職場も医師不足の折、なかなか自分の意志だけでは決めることは困難であるということは承知しておりますので、ご興味のある先生方は、まずご相談だけでもいただければ幸いに存じます。
尚、研修期間は月単位から年単位まで、ご要望にお応えしたいと考えております。

当科での研修は、月に2例の生体肝移植におけるドナーとレシピエントの手術と術前術後管理が中心です。入院患者数はそれほど多くはありませんが、ひとりひとりの症例から、呼吸循環管理、免疫療法、感染症対策、抗凝固療法、栄養管理など幅広い知識を学ぶことができます。
また、外科系診療科の中では最も内科的要素の強い診療科であり、小児採血手技やドプラー超音波など、将来、どの診療科でも役に立つ技術を獲得することができます。
肝硬変や肝不全患者が劇的に改善する肝移植を通して、先進医療の進歩とチーム医療の大切さも実感できます。肝移植治療を経験できるのは自治医大の特権です。皆さんに充実した研修を提供することをお約束します。是非、一緒にがんばりましょう。

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