代表あいさつ
ごあいさつ

Point-of-Care超音波研究会の設立にあたって

 超音波検査はこれまで多くの臨床の先生方に利用され、従来の心臓、腹部、産婦人科、泌尿器、乳腺甲状腺、血管などの領域のみならず、広い領域で使用されるようになってまいりました。特に最近では、救急、麻酔、集中治療、プライマリケア、整形領域の先生方の使用が目立って増えております。この領域でも複数の講習会が企画されていますが、現時点ではその内容・回数とも不足しているように見受けられます。そこで、この領域の超音波検査の臨床での普及の為に、関心のある先生方と研究会を立ち上げ、系統だった内容で講習会などの開催を進めて行くことが肝要と考えました。

 これまで、私どもではこれらの領域をできるだけ含有した名称を使用するという目的のために、一部の有志で「Point-of-Care超音波を考える会」を立ち上げ、いくつかの講習会開催をサポートしてまいりました。

 しかし、今後この研究会活動を広めるため、発展的に「Point-of-Care超音波研究会」と改称し、さらに大きく活動を進めることといたしました。2017年4月9日に予定しております第1回の研究会の開催に向け、現在、研究会の組織立てを進めております。なお、Point-of-Care(POC)とは、医療従事者が直接その場で行う手技であり、検査、診断などで使用されているものです。

 この研究会は、主に「急性期診療やプライマリケアでの超音波検査を主体とした、臨床応用および研究」の情報交換の場としたいと考えております。急性期診療においては、早期の診療に超音波検査が役立つことはよく知られ、海外では救急医や麻酔・集中治療医を対象に多くの講習会が開かれております。加えて、整形外科の領域では、従来のレントゲン、CT,MRに加え、超音波を用いた診療が普及しつつあり今後が期待されています。さらに、総合診療の領域でも、外来診療での利用に加え往診の場面での超音波検査の有用性が言われています。

 事務局は自治医科大学臨床検査医学に置き、ホームページを利用し、随時研究会の情報・案内を掲載したいと思います。皆様方には、ご理解のほどよろしくお願いいたします。

代表世話人 谷口信行

 

付記

Point of care(POC)とは、診療にあたり、被検者(患者)の傍らで医療従事者が行うもので、検査ではPOC testing (POCT)のごとく表現される。検査時間の短縮および、迅速かつ適切な検査、診療・疾患の予防、健康増進等に寄与し、ひいては医療の質と患者のQOL(Quality of life)向上に資するものである。具体例とし、外来での血糖や心電図検査、救急の場面での超音波検査などがある。

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