経食道超音波検査

 心臓の検査は前胸部から(経胸壁)行われるが、年齢とともに描出率が悪くなること、解像力が良くないことがあるなどの理由により、もっと分解能(解像力)のいい画像が求められていた。そこで行われたのは、心臓を後ろ側から観察する方法で、消化管の内視鏡に使用されるような形をした探触子で食道の中から検査を行う。
 いずれの心疾患についても有用で、経胸壁(3.5MHz)に比較し高周波数(5.0MHz前後)を使用でき、より細かい組織を描出できる。特に威力を発揮するのは体表から比較的深部に存在する心房、大動脈の病変である。
 たとえば、左房血栓は経胸壁についてはよほど大きい物しかみつからないが(経胸壁でみつからないから存在しないとはいえない)、経食道超音波検査では左心耳内の血栓でも描出できる。

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