カラードプラ(Doppler)法 の繰り返し周波数について

カラードプラ法を表示させる場合に、物体の動く速度に応じて適当な繰り返し周波数を選ばないと、高流速の物体が逆の色づけをされることがあります。すなわち、表示を50cm/秒までの表示とした場合には、50cm/秒を越えた流れは、それまで赤で表示されていたものが逆の青で表示されるようになってしまい、色のみでは方向の判断ができなくなります(これを折り返しといいます)。このような場合には繰り返し周波数の設定を75cm/秒、100cm/秒などの速い流速をとらえる設定にすればこれを避けることができますが、逆に低流速が表示されにくくなるために、実際には目的に応じて臓器ごと,血管ごとの適切な選択が求められます。一般には,心臓では大きく,腹部では小さい繰り返し周波数になっています.


信号の速度表示と強度表示について


これまで、カラードプラ法の表示は速度についての情報のみをいうことが大部分でしたが、最近では各社ともにドプラ信号の強度に応じてカラー信号の明るさ(メーカーによっては色も)を変えることで(血流の多いところには強い信号を、少ないところには弱い信号を表示)、表示できるようにしています。この手法の長所は、S/Nがよくなるために微細な信号をとらえられること、折り返しがないことであり、逆に短所は速度成分が表示されないことより、血流方向が判らない点です。
多くは、腫瘍内の血管などをとらえる場合、細い血管を描出したい場合に使われています。
この呼び名は、各メーカーにより異なるため、決まった用語としては用いられてませんが、Power Mode(パワーモード)、パワードプラ法、CDE(Color Doppler Energy)、Color Angio、などが適宜用いられてます。私見ですが,パワーという表現は超音波出力で使用される用語であり,エネルギーは一般的には使用されにくい用語であることを考えれば,強度表示(intensity mode)あたりが適当ではないかと考えています.

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