部門紹介

教授ごあいさつ

内科学講座腎臓内科学部門の教授に就任してから、早いもので6年が経過いたしました。当教室はベストな腎臓診療を国民の皆様に提供するため、若い医師達への質の高い教育を基本に置きつつ、診療レベルの底上げに心血を注いでまいりました。初代:浅野泰先生、第二代:草野英二先生が医局を大きく育てられ、国内屈指の腎臓病学研究の教室に成長しましたが、更なる発展を遂げようとしております。当教室は附属病院腎臓センターの内科部門を担っており、外科部門を担当する腎臓外科教室とは緊密な診療協力関係を構築し、腎炎・ネフローゼ症候群に対する効率的治療、透析療法の導入はもちろん合併症対策にも力を入れております。また腎移植術前後に内科医が積極的な関与をすることも目指しており、センター化された腎臓治療ユニットとしてのメリットが存分に生かしているのは特筆に値すると思います。

わが国では少子高齢化が世界で最も速いスピードで進行しており、このまま生活習慣病とその合併症である慢性腎臓病が増え続ければ、腎代替療法(透析)の必要件数が更に増加することは間違いありません。国の保健財政も圧迫するのは火を見るよりも明らかでしょう。医局員と共に重症の腎不全の治療について研鑽を積むことはもちろん大切ですが、重症の腎不全の患者さんの数を増やさないようにすることも重要な課題と考えております。早期の異常を的確に捉えて、なるべく早めに医療的介入をすることが必要です。そのためには医師サイドだけではなく、一般住民の皆様への啓蒙活動も重要です。そのような面での活動も現在積極的に進めております。

今後も引き続き臨床・基礎、両面の研究を通して明らかになったことを、実際の臨床現場にフィードバックして行く所存です。またそれを基に新たな課題を見つけて解決していく医学的な好循環を生み出してまいりたいと思います。その一方で、若い医師達が理不尽な多忙さによって燃え尽きたりしないように、しっかりと勤務の効率化を図り、昨今の働き方改革にも沿ったワークライフバランスが得られるようにするのも私の役目です。足腰が強く骨太でしっかりとした臨床教室へと発展させてまいりますので、今後とも皆様を御指導・御支援をよろしくお願い致します。

教授プロフィール
1992年 東京大学医学部卒、東大病院研修医
1993年三井記念病院・腎センター レジデント
1995年東大病院第二内科(腎臓・内分泌内科)医員
2000年医学博士取得(東京大学)、米国留学(~2003)
2004年国立病院機構京都医療センター 室長
2006年東大病院循環器内科 助教
2008年東大大学院 特任准教授
2011年獨協医科大学循環器・腎臓内科 准教授
2013年自治医科大学腎臓内科 教授
専門・実績
  • 高血圧性疾患の診断と治療
  • 慢性腎不全の透析療法と合併症の診断と治療
  • 各種腎炎、ネフロ-ゼ症候群の診断と治療
所属学会
  • 日本内科学会
  • 日本腎臓学会
  • 日本透析医学会
  • 日本高血圧学会
  • 日本内分泌学会
  • 日本循環器学会
  • 国際腎臓学会(ISN)
  • アメリカ心臓協会(AHA)