"Patient is best teacher!"


これから、毎月1回づつ、面白い症例、あっと思う症例、珍しい症例などを
出来る限り、分かりやすく、手術所見まで含めて、ホームページに載せて行きたいと思います。
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症例13  NT 67才 女性704809 Cervical Spondylosis & Narrow Cannal 970630

主訴:左上肢しびれ感および筋力低下、歩行障害 病歴:2〜3年前から左上肢のしびれ感があった。    97年4月頃から、左上肢の痛みが出現。歩行もおぼつかなくなった。    97年5月の当科外来通院時、左握力は殆ど零。 入院時神経学的検査所見:    (意識)clear (MOTOR) deltoid m 以下左側上下肢で3/5〜4/5の筋力低下。 握力右:21Kg 左:0Kg (SENSORY) C6以下の両側性知覚鈍麻5/10以下、左C6領域の疼痛 (REFLEX) biceps m 以下両側でhyperreflexia (CBLL) 筋力低下で評価が難 (GAIT) spastic gait (OTHERS) NCSS=2,2,2,A , 日整会のスコアー:7/17
画像検査所見:     入院時頚椎単純撮影    入院時MR sagittal slice            入院時MR axial slice C3-4近傍        術後MR    
       手術所見 C3-7のlaminoplasty (片開き式)向かって右が頭。C4およびC6にbone dauerを置いた。     手術所見:C3-7のlaminoplasty。C4 C5周辺では、片側の椎弓を切除するときに「ブスブス」と圧が 逃げる鈍い音が聞こえ、narrow canal が高度であったことが術中も伺えた。C4およびC6にbone dauerを置いた。    
術後経過とまとめ:developmental canal stenosis とC3/4 に強いspondylosis がみとめられ たので、C3-7のlaminoplasty を行った。術後、徐々に左上肢の痛みは軽快し、知覚鈍麻の レベルもL3近傍にまで、低下した。左握力は、27Kg となり、歩行も術前に比して、かなり軽快に、 歩ける様になった。 この例の様にMRI でspinal cord内に高吸収域が術前からみとめられる例では、一般に予後不良で あるが、本例では、左上肢の痛みも歩行も改善し、知覚レベルはL3にまで低下した。
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