"Patient is best teacher!"


これから、毎月1回づつ、面白い症例、あっと思う症例、珍しい症例などを出
来る限り、分かりやすく、手術所見まで含めて、ホームページに載せて行きたいと思います。
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症例15  NI 28才男性738674 Right frontal astrocytoma grade 2    97/11/1

主訴:痙攣発作 病歴:1997年5月のある日、突然、左頬部から始まるJacksonian marchで発症。    その後も同様な発作があり、それぞれ1-2分で治まった。近医のCTにて、脳腫瘍が    疑われ、当科へ入院。頭痛や嘔気はなかった。 入院時神経学的検査所見:    (意識)clear    (HCF) np (CN) np (MOTOR) np (SENSORY) np (REFLEX) np (CBLL,SPINAL) np (OTHERS) np
画像検査所見:     入院時MR axial slice Gd enhance にて中心部と腫瘍周囲の極く一部が染まる程度で、    殆どenhance されなかった。 入院時MR frontal slice 術中所見、術中SSEPにて最先端部電極の位置が、post central gyrus と判明。 図中、向かって右がposterior、左がanterior、上方がtemporal。 術中所見、motor cortex へ浸潤していると思われる部分は残し、腫瘍のほぼ90%     を摘出。    
     手術所見:motor cortex の更に前方のgyrusを主座とした、通常の脳組織より    やや硬いと感じる以外は色調などは正常組織そのものである浸潤性のgliomであった。    術中エコー所見も参考にして、腫瘍を出来るだけ除去した。         
     病理所見:astrocytoma grade 2    
   全経過とまとめ: focal epilepsy を主訴として、それ以外には、何等の神経学的異常を認めない症例であった。 腫瘍の主座が、motor cortex 近傍で一部浸潤していると思われたため、全摘出は断念した。 術後、radiation を行い、何等の神経脱落症状もなく、徒歩にて元気良く退院した。
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