"Patient is best teacher!"
これから、毎月1回づつ、面白い症例、あっと思う症例、珍しい症例などを出
来る限り、分かりやすく、手術所見まで含めて、ホームページに載せて行きたいと思います。
consultation にも応じます。つまらないと思った事でも何でも結構ですから、是非、ご連絡下さい。
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症例16 KC 59才 女性 749499 Right Frontal Meningioma 971113
主訴:全身痙攣発作
病歴:97年8月以来、入院時までに、3回の全身痙攣発作
97年10月、近医でのCTにて、脳腫瘍が疑われ当センターへ紹介入院。
入院時神経学的検査所見:
(HCF) np
(CN) np
(MOTOR) np
(SENSORY) np
(REFLEX) np
(CBLL,SPINAL) np
(OTHERS) none
画像検査所見:
入院時MRI sagittal slice
入院時MRI coronary slice
入院時CAG(oblique) MMAよりfeeding arteryが出ているが、midlineでfalxにそって、
やや下がってtumor stainを形成している。falx meningiomaの所見である。
手術所見:
画面に向かって右が後頭部、左が前頭部、上が側頭部である。
SSEPにて、central sulucusを確認したが、腫瘍の中心はそこより前方約5〜6cmの部分に
あった。通常のmeningiomaの手術と同様に、arachnoid planeを見出し、clearにtumor
とbrainをdissectし、tumorを全摘出した。腫瘍付着部の主体はfalx上方であったが、
付着部の上縁は上矢状洞下縁と接していたため、やむを得ず、腫瘍付着部全体を出来る限り
電気凝固し、Sympson grade 2の手術で終えた。
術後経過とまとめ:
術後経過はuneventful で、術後2日目には、トイレまでの歩行を行い、順調に回復している。
発症が痙攣発作であり、手術所見も全く通常のmeningiomaと同じであったが、腫瘍付着部が
上矢状洞に浸潤する前に、本腫瘍が発見されていたならば、真の全摘出が可能であったと、
悔やまれる症例である。
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