"Patients is best teacher!"


これから、毎月1回づつ、面白い症例、あっと思う症例、珍しい症例などを
出来る限り、分かりやすく、手術所見まで含めて、ホームページに載せて行きたいと思います。
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症例22 TN 47才女性 761221 VA-PICA aneurysm  98/9/3

主訴:頭痛、意識障害 病歴:1997年11月24日より頭痛が始まった。自宅で様子をみていたが、治まらず、11月26日に 当センター内科を受診し、頚椎症を疑われ、鎮痛剤などの投与を受けた。しかし、11月28日 トイレで倒れているところを、家人が発見し、救急車にて近医受診。受診時、意識障害(JCS:300) 血圧測定不能、脈拍120、対光反射消失。緊急に当科へ搬送、呼吸困難もみとめられ挿管行う。 緊急CTにて、severe SAHと判明 入院時神経学的検査所見:    (意識)JCS:300 (coma) (MOTOR) no laterality (SENSORY) no laterality was found when stimulated both sides (REFLEX) no hyper reflexia (CBLL) unable to test (OTHERS) intubated
画像検査所見:     入院時CT: prepontine cistern に著明なクモ膜下出血をみとめる    入院時脳血管撮影A-P Right VA-PICA に動脈瘤をみとめる        入院時脳血管撮影lateral VA-PICA aneurysm    
    入院直後の経過:。幸いにも、入院翌日には意識が、JCSにて20と軽快し、急遽、 脳血管撮影を施行。椎骨後下小脳動脈分岐部動脈瘤と判明。緊急手術を行う。      手術所見:A big fusiform shaped VA-PICA aneurysm was found just at the bifurcation of PICA and we trapped the aneurysm.    
       術後脳血管撮影 A-P    
   術後4日目に、患者さんが各方向を見た時の眼位        上方視     右方視 中央    左方視        下方視        
術後経過とまとめ:クモ膜下出血では、入院時に相当な重症と思われても、特に後頭蓋窩の 動脈瘤では、発症の翌日には軽快してくる場合がしばしばある。たとえ、患者さんが昏睡状態 で、呼吸困難な状態であっても、注意深い状態観察が重要である。この例は、正に、そういった 症例で、術後、一時的に外転神経麻痺が現れたが、約6ヶ月後には、ほぼ全快して、今では、通常の 主婦としての生活を営んでいる。
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