"Patient is best teacher!"
これから、毎月1回づつ、面白い症例、あっと思う症例、珍しい症例などを出
来る限り、分かりやすく、手術所見まで含めて、ホームページに載せて行きたいと思います。
consultation にも応じます。つまらないと思った事でも何でも結構ですから、是非、ご連絡
下さい。
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症例4 HM 38才 男性 386326 Epilepsy 970214
主訴:左片麻痺
病歴:
1993年頃よりconvulsive seizureあり、当科外来通院、抗痙攣薬の投与を行って、seizure free
の状態が続いていた。
1996年9月30日、日中、仕事中に右側頭部の頭痛があった。市販薬を服用するも軽快せず。翌朝
、左片麻痺が出現して起床出来ず、午前8時40分に当センターを車椅子で受診。CTにて
subcortical hematomaをみとめ、緊急入院、緊急手術を行った。
入院時神経学的検査所見:
(HCF) np , consciousness clear
(CN) np
(MOTOR) lt hemiparesis
(SENSORY) np
(REFLEX) np
(CBLL,SPINAL) np
(OTHERS) none
画像検査所見:
入院時CT
rt medial frontalに大きなhematomaとperifocal edemaをみとめる。
術後1週間のenhanced CT
plain CTと見比べると一部残存血腫の他にenhanceされるtumor と思われる部分がみとめら
れる。
radiation前の MRI
enhanced MRであるが、falx下縁を越えて対側に及ぶ脳実質と血腫の残存(plain MRと見比
べて)をみとめる。
radiation後のMRI(術後約1ヶ月)
previous study に比してmidline shiftも解消され、血腫も殆ど吸収されている。
手術所見:
緊急にcoronary skin incision右前頭開頭にて血腫除去術を行う。血腫の更に深部、内側方に
正常の脳実質と異なる硬さと色(灰赤色)を呈する腫瘍と思われる部分が出現し、それを全摘
出した。後の永久標本では、mixed oligo-astrocytomaであった。
術後経過とまとめ:
3年間、「てんかん」のため外来にて抗痙攣剤でコントロールしてきた患者さんであったが、
突然、脳腫瘍からの血腫という形で緊急入院・手術となった例である。毎年、MRを施行して
いれば、脳内出血が発症する前に防げたのではないかと、思われる症例である。しかしなが
ら、患者さんは、何等の後遺症も残さず、徒歩にて退院し、前職に復帰した。
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