"Patient is best teacher!"


これから、毎月1回づつ、面白い症例、あっと思う症例、珍しい症例などを出
来る限り、分かりやすく、手術所見まで含めて、ホームページに載せて行きたいと思います。
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症例5         I.S. 54才 女性 601310 Orbital Angioma   970217   

主訴:たまたまCTで発見された右眼窩内腫瘍 病歴: 1996年1月人間ドックにて右眼窩内腫瘍を発見される。知人を介して当科を紹介される。 1996年3月当科入院。
入院時神経学的検査所見: no neurological deficit at all    (HCF) np (CN) np (MOTOR) np (SENSORY) np (REFLEX) np (CBLL,SPINAL) np (OTHERS) none


画像検査所見:    入院時MR(T1 frontal slice)    右眼窩下方に直径約1.5cm球状の腫瘍をみとめる    入院時MR(T2 axial slice)    外側内側眼筋に囲まれ眼球後方orbital socketに位置する腫瘍    入院時MR(T1 sagittal slice)    眼球後方に腫瘍をみとめる    入院時MR(T1 axial slice)    T1WTではlow intesity mass 入院時MR(T1 axial slice, Gd enhanced)        homogenousにenhanceされる腫瘍

 
手術所見:
   coronary skin incision, right frontal osteoplastic craniotomy and orbitotomyを行い、  
         periorbitaを開き、脂肪組織内の腫瘍を全摘した。後にparaffin sectionにてcavernous angiomaと  
   判明。
 

術後経過とまとめ:
   術後一時的に、上下の眼瞼の浮腫が著明で、anisocoria, diplopiaがみとめられたが、後二者は数カ月
   後に完全に治癒した。神経学的に全くfreeのこの患者さんに対して、この時点での手術については、術   
   前診断がangiomaではなおさら意見が分かれると思われるが、待機の際の出血の可能性や相当巨大にな 
   るまで神経症状は出現しなかったのではないかと考えられることから、手術に踏み切った。一時的に 
   は、diplopiaやanisocoriaが認められたが、術後約4ヶ月で完全に治癒した。私たちは、術前症状が皆 
   無であっても、患者さんの了解が得られれば、 良性と考えられるmass lesionではなおさら手術に進む
   べきであると思う。
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