"Patient is best teacher!"


これから、毎月1回づつ、面白い症例、あっと思う症例、珍しい症例などを出
来る限り、分かりやすく、手術所見まで含めて、ホームページに載せて行きたいと思います。
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症例6        SI 67才 男性 622621 left ICA stenosis  970217  

主訴:右上肢筋力低下およびしびれ感 病歴: 1996年4月15日夕食時に右手の筋力低下としびれ感があった。 翌日も右手で箸を持てないので近医受診、その時のCTでは異常はみとめられなかった。発症3日目 のCTにてleft frontal subcortical infarctionを指摘され同院にて、保存的療法が行われたが、 改善がみとめられず、血圧の低下で症状が悪化するため、手術を目的に当科へ紹介された。 なお、3年前にも同様な症状があったが、数日で軽快した。
入院時神経学的検査所見:    (HCF) slight motor aphasia (CN) slight right facial paresis (MOTOR) soft right hemiparesis (SENSORY) sibire feeling on the right upper limb (REFLEX)  increased on the right side (CBLL,SPINAL) gait disturbance (OTHERS) not talkative


画像検査所見:    入院時CT    左傍側脳室に脳梗塞と思われる低吸収域がみとめられる        入院時MR(T2 axial slice)        左傍側脳室に多数の小梗塞巣        入院時左頚動脈撮影    左内頚動脈分岐部より約2cm末梢方向へ約90%の狭窄部をみとめる。    Carotid Endoarterectomy    摘出したthrombus    Carotid Endoarterectomy    after decramping EEG monitoring during the surgery    術前脳波と術中の総頸・内頸・外頸動脈のcrampingの間の脳波に殆ど変化をみとめない。    術後3週間目の頚動脈撮影    内頚動脈狭窄部はほとんど消失した    手術翌日のCT    術前のCTと著変なし

 
手術所見:
   left carotid endoarterectomy
   occlusion test にて脳波上で変化をみず、内シャントは用いずに、手術は行われた。
   内頸・外頸動脈分岐部から内頚動脈内へ約2cmの長さでthrombusが存在し動脈を狭窄してい
   た。その部分を除去し、内膜断端にはstay sutureをおいた。


術後経過とまとめ:
   TIAないしRINDを来す要因の1つに内頚動脈狭窄症がある。今回の症例は、まさにそういった
   症例で、術後TIAやRIND は今の所、一度も起こしていない。

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