自治医科大学 小児科学講座 | Jichi Medical University Dept. of Pediatrics

自治医科大学とちぎ子ども医療センターは、大学病院併設型の小児病院です。

【診療内容】消化器

calendar

reload

診療

消化器関連分野のさまざまな問題に取り組んでいる。具体的には,炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎,クローン病,腸管ベーチェット病),胃・十二指腸潰瘍,ヘリコバクターピロリ感染症,直腸粘膜脱症候群,若年性ポリープ,機能性胃腸障害(機能性ディスペプシア,過敏症腸症候群など),B型・C型ウイルス性型肝炎(キャリア,母子感染予防措置,インターフェロン治療),胆道閉鎖症,肝内胆汁うっ滞症(Alagille症候群,原発性硬化性胆管炎,新生児肝炎など),肝硬変(胆道閉鎖症術後,COACH症候群など),急性および慢性肝炎(CMV肝炎,EBV肝炎,TTV肝炎,自己免疫性肝炎),代謝性肝疾患(Wilson病,NICCDなど),非アルコール性脂肪肝,胆石症,急性膵炎などの診断や治療を行っている。急性虫垂炎,腹膜炎,Hirschsprung病,肥厚性幽門狭窄症,腸重積,胃食道逆流症,胆道閉鎖症,メッケル憩室などの外科疾患,経皮的または腹腔鏡下肝生検,上部・下部消化管内視鏡および小腸内視鏡検査や内視鏡治療は,小児外科,小児放射線科,移植外科,消化器内科,麻酔科と連携を取りながら診療を行っている。
2012年の専門外来診療患者数は,のべ約1,500 人であった。また,以下に年間の主な検査件数を示す。

  1. 消化管系
    ○ 上部消化管内視鏡検査 13 件(内視鏡的超音波検査 1件)
    ○ 大腸内視鏡検査 12 件
    ○ 小腸内視鏡(ダブルバルーン法)9 件
    ○  カプセル内視鏡 1件
  2. 肝臓・胆道・膵臓
    ○ ダブルバルーン内視鏡下逆行性膵胆管造影(DBERCP)1 件
    ○ 腹腔鏡下肝生検 1 件
    ○ 経皮的肝針生検 1 件

研究

肝炎ウイルスの母子感染に関する基礎研究を行っているほか, HBウイルス母子感染防止方法の新しい指針の検討やB型肝炎の抗ウイルス治療効果の検討を,本学ウイルス学講座(岡本宏明教授)と共同で行っている。また,肝臓疾患モデルラットを用いて超音波組織性状診断に関する研究を,富士フィルム㈱と共同で行っている。消化管では,潰瘍性大腸炎における血球除去療法(白血球除去療法,顆粒球除去療法)のサイトカインの動向を調べている。さらに,自閉症スペクトラム障害の小児における腸内細菌叢の研究に着手する予定である。

研修内容

  1. 腹部所見のとりかた(特に急性腹症)を習得します。
  2. 腹部画像診断,生理検査を習得します(消化器内科,小児外科,小児放射線科,麻酔科と連係あり)。
    上部消化管内視鏡検査,下部消化管内視鏡検査,ダブルバルーン小腸内視鏡検査,ERCP,24時間食道pHモニター検査,X線撮影,消化管透視検査,CT,MRI,MRCP。
  3. 胃・食道逆流症,肥厚性幽門狭窄症,腸重積症,急性虫垂炎,肝疾患(肝内腫瘍,脂肪肝,胆道閉鎖症,胆管拡張症,肝硬変など),胆嚢疾患(胆石,胆嚢炎)の診断を学びます。
  4. 肝生検および病理カンファレンスを行います。
  5. 各消化管の先天奇形および先天代謝異常(ウイルソン病,尿素サイクル異常症など)の管理を小児外科,移植外科との連携で行います。
  6. 小児の高カロリー輸液,成分栄養治療の管理を行います。