X線撮影重要テクニック集・ポイント集

                        臨床医学研修会資料                    

『撮影枚数の多い施設は、X線写真もキレイでした!』  

 

1、人体にX線を照射できる職種は、医師・歯科医師・放射線技師のみである。

2、妊娠の可能性がある患者には、妊娠の有無を確認する。(リスク・医療訴訟問題)

3、自動現像機の状態を知っておく。(自現機の管理→液の疲労を知る)

4、フイルムカブリの原因を知る。(液の疲労・セーフライト・フイルムの期限切れ)

5、X線管球は、患者の体軸と平行にする。(左右の濃度差)

6、X線管球の捻れに注意する。(左右の濃度差・フイルムの縞目)

7、自分の施設に合った撮影条件を作成しよう。

8、患者の動きが無いように、短時間撮影を考える。(電圧・mAs値・距離の逆二乗)

9、X線撮影条件は、管電圧を一定にし、時間の増減で調整する。

10、側面撮影は、正面の撮影条件より、時間を3〜4倍長くする。

  →10〜15KVアップ+時間の2倍でも良い。

11、グリッドの使用は、60KV以上から。(肩関節や膝関節より上の部位で)

12、散乱線除去板(グリッド・リス・ブッキー)を使用すると、2.5倍の線量を必要と

     する。(15KV電圧をアップする)

13、通常の電圧(60から80KV)では、10KVが2倍の線量となる。

14、X線撮影条件は、自分の体型と比較して覚える。

  (父・母・兄弟など。子供は、自分の膝や肘と同じと考える)

15、撮影条件が分からなかったなら、胸と膝・頭と腹がほぼ同じ撮影条件で可能である。

16、白すぎる・黒すぎる写真は、思いきって撮影条件を変更する。(フイルム特性)

17、できたX線写真に縞目(縦縞など)が目立つ場合。

  (管球の捻れ・グリッドの捻れ・管球の選択ミス)

18、骨折などの診断に困ったなら、検側と非検側を撮影して、比較し読影する。

19、透視撮影装置を上手に使おう。(手動絞りの活用・デンシティを2つアップ)

20、使用するフイルムサイズを限定する。(半切・大角・四切など)

21、撮影システムは、オルソシステムにする。

22、装置の更新時には、デジタル化(CR装置)を考えよう。

  (またはフォトタイマを付けるとよい)

23、技術の進歩に遅れないようにする。(HISRISPACSMDCTFPDCADASP